日英翻訳でご活躍のフリーランス翻訳家、松井修さん Flavor
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<第114回>  全5ページ

松井 修さん

第114回

守備範囲は医療機器から児童書、エンターテインメントまで!マルチ翻訳家の仕事術とは? 松井 修さん

Osamu Matsui
20年以上勤務した企業の大規模リストラを機に独立を決心!

岡田 :本日のゲストは日英の技術翻訳者の松井修さんです。会社員として20年間通信メーカーに勤務されてから、フリーランス翻訳者として独立。現在は主にIT関連や電気、品質保障、各種マニュアルなど、幅広い分野でご活躍されています。翻訳コンテストの受賞経験も多数お持ちとのこと。松井さん、今日はよろしくお願いいたします。長年会社にお勤めだったとのことですが、独立されてからどれくらい経ちますか?

松井 :翻訳だけの収入で独立したのは2006年でしたから、今年で10年ほどです。実は当時、20年以上勤めていた会社で大規模なリストラがあり、私が勤めていた部も解散。それを機に会社を辞めて独立しました。退職を条件に2年間は休職扱いとし、転職、独立の活動をするということで、給料が保障されていたましたから正確には最初の2年間はフリーとして翻訳しながら別の収入もありました。

岡田 :独立のきっかけはなかなかシビアな状況だったんですね。会社を辞めてすぐに翻訳者として歩まれたということですが、ひょっとして会社員時代にすでに翻訳者になるビジョンが?

松井 :はい。実は会社に勤めていた頃から、いつかは翻訳で食べていきたいという想いは持っていたんです。もともとサラリーマン気質じゃなかったんでしょうね。上司にとりいるようなことも苦手でしたし(笑)。でもやっぱりサラリーマンは給料もいいし、安定もある。だから昔は50歳とか55歳で少し早めに退職して独立しようかな、なんて甘いこと考えていました。いきなり10年くらい早まったから、ひどい思いしましたよ(笑)。

岡田 :予定より早まってご苦労はあったかもしれませんが、念願の翻訳者として歩み出す機会になったんですね。英語や翻訳のスキルはお仕事で身につけられたんですか?

松井 :英語は昔から好きで、翻訳は学生時代から勉強していました。最初の翻訳コンテスト入賞も学生時代でしたね。英日翻訳の学生の部だったと思います。勤めていた会社ではナイジェリアに駐在したんですが、そこでは英語で仕事をすることに。帰国後も日常的に英語を使う業務でしたから、英語を書いたりという経験はそれなりに積んでいたと思います。でも実は私はフランス語学科卒業で、本当はフランス語でアルジェリアのプロジェクトを進めるために採用されたんですよ。結局そのプロジェクトは入社後早々に流れてしまって、アルジェリアには行きませんでしたけど。

岡田 :松井さんはフランス語もできるんですか? すごいですね!

松井 :大学で4年間勉強しただけで、フランスに行ったこともなかったんですけど(笑)。仕事は英語ばかりです。

岡田 :ということは、フランス語学科在籍時代に英語の翻訳で受賞、就職してナイジェリアに勤務、そしてリストラという荒波を乗り越えて日英翻訳者として独立………松井さん、今日は詳しくお聞きしたいことが山のようにあります! いろいろお聞きするのが楽しみです。

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