【アメリア】Flavor of the Month 17 美由紀 ウイアーさん
読み物
Flavor of the Month
<第17回>  全4ページ


「何でもいいから仕事をください!」面識もなにもない編集者に手紙を書きました

坂田:その後、13年間もずっとそのお仕事を続けていらっしゃるということは、"コレが私の天職"という感じですか。

ウイアー:いえ、いえ。やりたいのはやはり翻訳です。仕事は法律関係ですが、出版翻訳を目指しています。

坂田:日本で翻訳の勉強をされたということですが、その後は?

ウイアー:2000年にフェロー・アカデミーの通信講座で「映像翻訳」を勉強しました。アメリアには2001年に入会して、定例トライアルにチャレンジしています。昨年(2002年)、<映像>でAAをいただいてノミネ会員に登録していただきました。それから、<出版>でもAをいただいたんですが、もう一度Aを取ったら出版ノミネ会員になれるんですよね。

坂田:そうですね。Aだと1年以内に2回取得が条件です。期限がありますので、気を付けてくださいね。

ウイアー:他にも、巷で開催されている翻訳コンテストやトライアルには積極的に参加しています。2000年にはアメリア主催の翻訳トライアスロン<映像>で第4位、DHC主催の文芸翻訳新人賞コンテストにも入賞しました。そのコンテストの副賞として、6月には初めて文芸ものの短篇がDHC社より出版されることになっているんです。

坂田:素晴らしい成績ですね。

ウイアー:2001年から時々、エンターテインメント系月刊誌で俳優などのインタビュー記事の翻訳をさせていただいています。

坂田:こちらは、どういうきっかけで始められたの
ですか?

ウイアー
:ある雑誌の誌上翻訳批評コーナーに応募した時に、課題が俳優のインタビュー記事だったんですが、審査員の方が私の翻訳をとても褒めてくださったんです。それだけで私は、その方宛に「ぜひ、こういう仕事がしたいので、何でもいいからお手伝いできることはないですか」って履歴書を添えて手紙を出したんです。それで、仕事の依頼をいただいて。

坂田:そのあたりのエネルギーがすごいですね。

ウイアー:ええ、自分が何かやりたいときは、すごくエネルギーが湧いてくるんです。

坂田:2000年頃から、さまざまな翻訳コンテストで入賞されているのは、翻訳に向けてのエネルギーが湧いてきているからなんですね。

ウイアー:はい。翻訳の仕事をもっと増やしたいと思っています。

坂田:賞を取ったり、ノミネ会員になったりという、そうした自信が、さらにエネルギーを呼び覚ましているんでしょうね。

ウイアー:そうですね。ただ、オーディションで落ちたこともありますし、結果に落ち込むこともあるんですよ。

坂田:聞いている限り、受けたものすべてが良い成績なのかと思っていましたが……

ウイアー:そんなことはないんです。翻訳力に、まだ波があるような気がします。さらに勉強を続けて、必ず一定レベルの評価がいただけるようにならなければいけないですね。

坂田:映像、文芸、雑誌の翻訳と、さまざまな方面で力を伸ばしてきていらっしゃいますが、どの分野の翻訳をしたいとか、希望はあるんですか。

ウイアー:その三種類についていえば、全部やりたいですね。分野をひとつに絞るのではなく、全部やりたいんです。

坂田:どんな分野でも対応できる翻訳者! これからはボーダレスな時代ですから、分野にこだわることはないと思います。ぜひ、頑張ってください。

ウイアー
:ただ、映像は日本の現場にいないと不利な気がします。

坂田:海外にいらっしゃる方はよくそうおっしゃいますが、インターネットの発達によって、今後ますますその心配はなくなってくると思いますよ。
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