【アメリア】Flavor of the Month 51 河崎 有美さん
読み物
Flavor of the Month
<第51回>  全5ページ


自分の時間を大事にできる フリーランスという仕事の形態に大満足


坂田:完全にお勤めを辞めて、フリーランスになったきっかけは?

河崎:兼業でやりながらフリーランス翻訳のほうの収入が高くなり、その状態が3年ほど維持できていることに気づいたので、そろそろ会社を辞めても大丈夫かなと思いました。翻訳セミナーの講師を依頼されるといったこともあり、自分でも少し自信がついてきたというのも大きいかもしれません。まだ30代なので、もしフリーで稼げないようなら、また派遣に戻ってもいいなぁという気持ちもありましたし、一度思い切って飛び込んでみようと。

坂田:実際にフリーランスになってみて、いかがですか?

河崎:もともと学生の頃から、論文や本を読んで勉強するのが好きでした。新しい技術を知ることが大好きだったんです。翻訳という仕事は、お金をもらいながら新しい技術を知ることができるのでとてもわくわくしますし、楽しいと感じています。また、会社員だと、仕事がないときもあるときも8時間は必ず会社にいなければならないのですが、家で翻訳をする場合、昼間に用事があれば仕事は夜中にまわしてもいいですし、時間を自由に使えるというところが自分にはとても合っていると思います。

坂田:現在の河崎さんの1日を教えていただけますか?

河崎:朝は9時に起床します。午前中、近所の喫茶店で朝食をとりながら、昨日訳した文章のチェックをします。午後はコーヒータイムをはさみながら2〜3時間翻訳。日によっては、資料を探しに出かけたりすることもあります。まだ仕事が残っている日は、夜9時から深夜2時頃まで翻訳の続きをすることもあります。

坂田:となると、1日に翻訳をする時間は何時間くらいになるのでしょう?

河崎:多くて6時間くらいでしょうか。最近気づいたのですが、私の場合、1回に2時間しか集中力がもちません。なので、1日につき最大で午前2時間、午後2時間、夜2時間で6時間の翻訳時間となります。さらに、翻訳時間の約半分の時間がチェックの時間としてかかっています。少し寝かせてからチェックしたいので、翻訳した次の日にその部分のチェックをする時間が必要になりますから、実際にはもっと短いですね。

坂田:わりと余裕を持ったスケジュールを心がけているとか?

河崎:仕事を始めて2〜3年目に仕事が増えてきたときに、断ることができずに全部請けていたんです。無理なスケジュールで翻訳をしたために質が落ちて、何社かの翻訳会社に切られたという苦い経験があります。そのときの教訓があり、あまり無茶なスケジュールは組まないようにしています。とはいえ、依頼はなぜか集中することが多くて……。これはフリーの宿命ですね。

坂田:お仕事以外の時間はどのように過ごしていますか?

河崎:週に2,3回は夕方からスポーツジムに出かけて汗を流します。それから、趣味で歌を歌っているので、週に1回ボイストレーニングに通ったり、心理学の学習をしたり、趣味の時間をかなり多めにとっています。また、翻訳の仕事が忙しくないときは、夜の時間に今後に向けての作業をすることもあります。

坂田:今後に向けての作業というと?

河崎:将来的には講師になりたいと思っているので、メルマガを発行したりホームページを作ったり、翻訳の通信講座の課題を解いたり、そういうことをしています。

坂田:そうなんですか。メルマガはどのような内容ですか?

河崎:「わかりやすい化学のはなし」というタイトルで、その名の通り化学のおもしろさをなるべくわかりやすく解説しています。

坂田:化学系の翻訳者を目指す方にはためになりそうですね。

※メルマガの登録はこちらから

前へ トップへ 次へ