【アメリア】Flavor of the Month 77 大里 隆幸さん
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Flavor of the Month
<第77回>  全5ページ


「英語を書くことが好き」という気持ちが大切。ネイティブチェックを活用して、ビジネスチャンスを!

岡田 :日英翻訳の需要は高いにも関わらず、やはりハードルの高さから、ためらいがちという方は多いと思います。日本人が日英をする際に大切なことはなんだと思われますか?

大里 :結局、英語を書くことがおもしろいとか、英語を書くことが好き、という気持ちの強さだと思います。英語を書くことに楽しさや刺激を感じる、その気持ちが大切です。ただ、翻訳の基本は自分の母国語に直していくことだと思っています。だから日本人であれば本来は英日があっているでしょう。とはいえ、日英ができる外国人は少ない。そこに大きなビジネスチャンスがあるんです。日英の世界でも日本語をしっかり理解してくれる翻訳者さんがいいという部分もあります。誤訳があったら、いくらいいネイティブの英語でも意味がありませんからね。

岡田 :日本で育った日本人だと、ネイティブ同様には訳せませんし、細部に渡って完璧な日英は困難ですよね。

大里 :だから翻訳会社はネイティブチェッカーを採用するんです。英語としては100%ではないけれど、ネイティブチェックすれば十分使える、ということであれば、多分に仕事のチャンスはありますよ。

岡田 :そこまで至るためには「努力努力」ですね。

大里 :そうですね。そこまではあきらめずにがんばってほしいと思います。また、翻訳能力を上達させるには、ネイティブチェッカーなどに自分の訳を正してもらうとよいと思います。出費があっても、自己投資として考えるべき。他の翻訳者の訳を正すのもいいと思います。

岡田 :なるほど。あきらめることなく、つねにレベルアップを図ることでビジネスチャンスをつかむことができるんですね。今後はどういった方向性で翻訳の道を?

大里 :書籍の英日をやってみたいと思っています。今の仕事は産業翻訳ですから依頼を受けて納品し報酬をいただきますが、書籍のようにロイヤルティをもらう仕事は経験がありませんので……。いつかそういう仕事をしてみたいと思いますね。

岡田 :大里さんは訳書だけでなく、実用書の執筆などもいいかもしれませんね。日英のヒントや効率的な仕事の仕方など、大里さんが発信できるアイディアはたくさんあると思います。いつかきっとすばらしい書籍が出版されると信じています! これからも早起きで、充実したファミリー&翻訳ライフを過ごしてください。今日はどうもありがとうございました。

■芯の通った強さと、シャープな知的さを持つ大里さん。米国育ちの英語力に甘んじることなく、あくなき向上心を持って日々邁進する姿勢が印象的なジェントルマンでした。24時間を効率的に使って、仕事・学習・家事に打ち込むタイムマネージメントに感服! いつか大里さん著の『成功する日英翻訳』なんて書籍がでたらいいなと思いました。 今後ますますのご活躍が楽しみです!

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