【アメリア】みんなで作るインタビュー2・相原真理子さんインタビュー編1
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 [インタビュー編 1]
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第2回 相原真理子さん
<第2回> 紹介編|インタビュー編 1|インタビュー編 2  全3ページ

翻訳をやっていて一番幸せな瞬間は?パズルのピースが合うように、ぴったりの訳文が出てきたとき。
プロフィールのなかに「翻訳コンテストに応募したことがある」という経歴がありましたが、これについてもう少し詳しく教えてください。(kaz さん)
はい。既に自分の名前で出版した本はあったのですが、参加者に対する制約が一切ないコンテストがあって、それに応募しました。
というのも、私は翻訳学校に通ったこともなく、誰からも評価をされた経験がなかったので、客


翻訳をやっていて一番幸せな瞬間は?パズルのピースが合うように、ぴったりの訳文が出てきたとき。

観的な評価が欲しかったんです。そのコンテストは三部門あったのですが、ノンフィクション部門で最優秀賞をいただいて、残りの二部門でも入賞しました。オープンな翻訳コンテストで評価をいただくことができて、ホッと胸を撫で下ろし、また、これで良かったんだということで、その後の自信にもつながりました。
みなさんも、ある程度、実力がついたと思ったらコンテストなどに挑戦するのはいいことだと思います。 優勝したからすぐにデビューできるとは限りませんが、それ以外にも得るものは多くあります。たとえば授賞式には出版社の方など大勢いらしていますから、そういう関係者の方々と顔見知りになるというのも大切なことです。
私は審査員をしたことがありますが、最優秀賞に推すには不十分だけれど、非常に光るものをもっている人を見つけることもあります。私自身は下訳をお願いすることはめったにないのですが、きらりと光る訳文に出会ったときは、「この人の名前を覚えておこう」と思うものです。
 
一日の平均的な仕事のパターンを教えてください。(ゾウガメ さん)

人によっては、きちっと仕事の時間を決めている方もいらっしゃるようですが、私の場合はまったく決めていなくて、できるときにやり、できないときはやらないという感じです。
ですから、パターンというのはありません。外出などの予定が何もない場合は、午前中に1時間、午後3時間、夜1時間で、合計5〜6時間はするのですが、仕事で外出することも多いので、そうすると全然しなかったり……。平均すると4〜5時間でしょうか。土・日曜というのも関係なく、日曜日でも仕事をする時間があるときはします。だから、「本当にメリハリがないなあ」と自分でも思うのですが、でも性格なのか、時間を決めてやるのは学生時代から苦手なので……。


締め切りなどに追われないと、しないタイプですね。わりとみなさん、几帳面なように思ってくださっているようなのですが、本当はズボラなんです。でも、そのためにいろいろな方に迷惑をかけていることについては申し訳なく思っています。編集者の方は進行の管理をしなければならないでしょうから、計画通りに翻訳を上げてくれる訳者のほうが楽でしょう。でも私の場合は、なかなか進まなかったり、かと思うと急にできあがったり。全然できていなくてスミマセンということもありますから、スケジュールが立てづらくて困ると思うんですよね。

 
相原先生のような人気訳者ともなると、仕事が立て込んでオーバーフローしそうになったことも、過去に何度もあるかと思います。そういうときは、どのようにして難局を乗り切ったのですか?(しば犬 さん)

どうしても無理だと思うときはお断りしました。でも、オーバーラップしても両方ともやりたいと思う作品だったら断れません。それに、最初に断ってしまうと仕事って来なくなってしまうので、なんとか頑張ろうと思って受けます。スケジュールのよりタイトな方を先に訳して、編集者の様子を伺いながらスケジュールが何とかなりそうな方を後回しにしたりしましたね(笑)。
私は、徹夜というのは一度もしたことがないんですよ。遊びでは何度もあるんですけど、仕事ではないです。フラフラになってしまって、頭が回らなくなりますから、物理的にできないんです。徹夜しなくていい範囲で仕事をしようと思っていますので、それでできなければ「ごめんなさい」っていってしまいます。
学生の頃を振り返っても、勉強で徹夜というのは一度もないですね。翌日テストで、その勉強をしていても、三時ぐらいになると、「もう0点でもいい!」と思って寝てしまっていました。


仕事が立て込んでということではなく、精神的に大変でということは別なところであります。コーンウェルのように初版の部数がものすごく多い場合は、印刷所のスケジュールを予め押さえておいて、翻訳があがってくるのを待っているということがあるようなんですね。もしそれに翻訳が間に合わなくて穴を開けてしまうと、大変な額の損害が出るそうなんです。そういうときは、かなりのプレッシャーです。
また、コーンウェルのようにスケジュールが前もってガッチリと決まっている場合(毎年12月に出版)、翻訳が遅れると、編集者の方はもちろん、社内のいろいろな方に迷惑をかけてしまいます。
そういうプレッシャーはあります。そうすると私の場合、眠れなくなるんです。明日も仕事があるのにと考えると、余計に眠れなくなって、それは非常に困りますね。

 
翻訳をやっていて、一番幸せな瞬間はどんなときですか?(jun さん)

何かの拍子に、ピタッとはまった訳ができたときですね。パズルのピースが合うような、「やった!」というときがありますね。
めったにないのですが、会話の部分で、すごく乗ってきて、全然考えなくても、原文を見て、そのまますぐにスラスラと日本語が出てくるというとき。それは楽しいです!本当にたまにしかなくて、年に2、3回ぐらいでしょうか。これも、ある程度経験を積んできた結果だと思います。やはり、コーンウェルの作品であることが多い


です。基本的に原作者との相性が良くないと絶対にそうはならないと思います。
普通は、原作者の調子に慣れてきても頭で考えながら訳すのですが、原著者と相性がいいと頭で考えて翻訳しているという風に意識せずに、原文を読んだときにフッと訳が頭に浮かぶような感じがあって、ぱーっとできてしまうことがあるんです。そうやってできあがった訳は、後で読み返してみても、何となく乗っているなという感じが自分でもしますね。

 
お父様は新聞記者だったという話を聞いたことがあります。モノを書くのが好きなのは遺伝かも、とおっしゃっていた記憶があります。その影響は受けていますか? 特別な文章修行をなさったことはありますか?(ももんが さん)
父は読んだり書いたりするのが好きな人だったのですが、私はすごく父に似ているので、その部分も父からの遺伝かなと思っています。
文章修行のようなものはしたことはないですが、小学生の頃から作文が好きでした。特に親に言われたわけでもなく、自然とそうだったのだと思います。 父が新聞記者だったこともあり、家には本がたくさんありましたし、自然に本を読む雰囲気があったということが影響しているかも知れません。
小学校低学年の頃は成績が悪くて通信簿はほとんど3で、2や1もあったぐらいなんですが、国語だけは5だったんですよ。学校というのがどういう場所で、なにをすればいいのかがわかっていなかったみたいですね。行けっていわれるから、ただ行っていたっていう感じ(笑)。国語だけは、自分が好きだったから、何となくできたんでしょうね。逆に数学はものすごく苦手でした。特に、数字に弱くて。だから、翻訳でも少し複雑な数字が出てくると必ず間違えるんです。
私には数字的な概念が全く欠けているようで、突拍子もない間違いをしてしまう。ゼロひとつ




多くても少なくても、感
覚的に気がつかないんです。編集の方に直されることはしょっちゅうなんですが、いくら気を付けてもダメですね。
外国に行ったときも、通貨の単位が変わると本当に大変! 計算機を握り締めて、決死の覚悟で買い物をするのですが、たとえだまされていたとしても、全然気付いていないと思いますよ。

 
 
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