アメリア公式ブログ

翻訳者ネットワーク「アメリア」が、
最新情報やアメリア会員の方の
翻訳実績を綴ります♪

河野万里子さんから、とても印象的な絵に彩られた絵本…

…というかアート作品とでも言いたくなるような訳書をお送り

いただきました。

帯の画像で読み取れるかもしれませんが、2017年に

ボローニャ・ラガッツィ賞「アートの本」最優秀賞を受賞した作品です。

あの、六本木ヒルズにある巨大なクモの彫刻を作った世界的な彫刻家、

ルイーズ・ブルジョワの子ども時代からはじまりアーティストになるまでの

出来事や思いが、絵本のように端的に、それでいて大人の胸に刺さる言葉で

綴られています。

読み終わると、あの、少し怖いようなクモがとても愛おしく切ない存在に

感じられます。何とも言いようのない、特別な読書体験をさせていただきました。

河野さん、いつもお送りいただきありがとうございます。

事務局 室田

どの業界にも、その業界特有の用語はありますが、翻訳業界も然り。

翻訳支援ツール、仕上がり訳文ベース、リーディング、ハコ書き…

私もこの業界に入ったばかりの頃は、言葉の意味が分からず、いちいち言葉を調べては…を繰り返し、てんやわんやしました。。

そこで、翻訳業界で使われる用語を、まとめてご覧いただけるようなリストをご用意いたしました。

CLICK!⇒翻訳業界で使われる用語一覧

求人情報でよく見かける言葉、それからアメリア独自の言葉(「定例トライアル」など)を中心におまとめしてあります。

「これってどういう意味だろう?」と疑問に思った際に、お役立ていただけると幸いです。

アメリア事務局 河原

このブログでも何度かお伝えしていますが、

アメリアには常時さまざまな求人情報が掲載されています。

すべてが翻訳関連のお仕事で、約3割は未経験でも応募

求人応募の流れについて疑問をお持ちの方もいらっしゃると思いますので、

一つのページにおまとめしました!

「求人情報検索」から応募までの流れ(一般公開ページ)

応募後は、多くの求人においてトライアル(翻訳者採用試験)を

受けていただくことになります(※例外もあります)。

トライアルの出題・合否判定募集元企業が行います。

語学力をはかるだけのテストではなく、翻訳力(原文読解力、表現力、調査力)

総合的に審査する試験です。

トライアル課題はWord等のファイルで応募者の方に直接届きますので、

課題が届いたらまずは受領確認のメールを送りましょう。

応募者全員がトライアルを受験できるとは限らず、書類選考でご縁がない

ケースもあります。よってはじめに書類選考を通過することが大切です

お仕事のご縁ができますよう応援しております!

アメリア事務局 並木

IT翻訳といえば、かつてはマニュアル翻訳がメインでしたが、

昨今はマーケティング翻訳のニーズが増えています。

今後も増大が見込まれている分野となりますので、

ぜひ興味をもって挑戦されてはいかがでしょうか

どのような文書を翻訳することになるのか、

これまでアメリアに寄せられた求人情報のなかからピックアップしてみました

・プレスリリース

・各種通知、IR

・オンライン記事(製品やサービスの説明)

・サービスに関するホワイトペーパーや報告レポート

・カスタマー向けイベントの案内レター

・カスタマー/パートナー向けのWebサイト/ビジネスレター

・トレーニングマテリアル

・プレゼン資料…等。

求人の応募条件としては、IT関連の知識翻訳経験等に加え

日本語の表現力に関する記述も多いです。

こちらも過去の求人情報からピックアップしました

・原文を正しく解釈したうえで「原文が透けて見えない」わかりやすい日本語に文章を再構築できる方。

・基本的なスキルとしての翻訳スキルだけでなく、文書の用途に応じて読み手にとってわかりやすい表現にできる方。

・対象者が誰かにより、言葉の使い分けができる方。

・キャッチフレーズなどを翻訳する際に、異なる数種類の翻訳を提示していただける方。

・通常の翻訳よりもクリエイティブな表現(Transcreation)ができる方。

多くの企業が共通して求めているのは、

訴求力のある可読性の高い文書に翻訳できる方ということになりそうです。

アメリアでは、IT系マーケティング翻訳関連の求人情報を本日現在も

数十件掲載していますので、ぜひ検索してみてください

求人情報を検索する

※会員専用ですが、お試し会員の方もアクセスできます。

お試し会員登録(無料)をする

アメリア事務局 並木

会員さんからよくお寄せいただくご相談のひとつに、

「私の翻訳経験は、翻訳実務経験として通用しますか?」というものがあります。

業務の一環として社内翻訳のご経験をお持ちの方に多いです。

業務の合間に社内文書やマニュアル、マーケティング関連文書等は自分で翻訳していた。

でも、翻訳の品質について第三者からチェックや評価を受けたことはない。

この状況で経験者対象の求人に応募して問題ないですか?

というご相談です。

アメリアに掲載する求人情報のうち、約3割は未経験OKですが、

約7割では何らかの実務経験が求められているため、気になるお気持ちはよく分かります。

厳密には各求人情報の応募条件にもよりますが、

社内翻訳のご経験も翻訳実務経験と捉えご応募いただいて問題ないケースが多いです

たとえば、

●分野における●年以上の翻訳経験をお持ちの方という条件の場合…

●分野で示されるジャンルが合致しており、

社内翻訳に費やした時間を合算して●年以上の条件を満たせるようでしたら、

ご応募いただいて問題ありません。

●分野には、「何かしらの実務分野であれば何でもOK」というザックリした条件もあれば、

「工業・技術」「IT」「メディカル」「金融・経済」「特許」「ゲーム」等、特定の分野が指定されるケースもあります。例として「工業・技術」であれば、さらに細かく「自動車」「分析機器」「建設機械」等と限定されることも。

●年以上には「1年以上」「2年以上」「3年以上」「5年以上」等が入ることが多いですが、特に期限は定めず「経験があればOK」というケースもあります。

社内翻訳の経験を総動員しても、興味のある求人の応募条件は満たせないなぁ

という場合も朗報です!

アメリアのクラウン会員資格翻訳実務経験に相応する資格となりますので、

ぜひ資格取得を目指してみてください。

目指そう!クラウン会員

アメリア事務局 並木

パソコンとインターネットさえあれば、日本でも海外でも、

自宅でもカフェでもシェアオフィスでも、どこにいてもできる仕事のひとつが翻訳です

実際アメリアには、日本全国世界各国に会員さんがおり、それぞれの環境でご活躍です。

海外在住の方からよく寄せられるご質問に、

翻訳の報酬の支払い方法は?」というものがあります。

日本に口座をお持ちであれば国内口座への振込という方法が一般的ですが、

お持ちでない場合は、海外送金PayPalチェック等の支払い方法に対応している企業もあります。

海外送金の手数料は高額になることが多いと思いますが、翻訳者さん負担となるケースもあれば、企業負担となるケースも。円払いなのかUSD、EUR、GBP等での支払いも可能かという点も企業によって異なります

各求人情報の詳細をよくご確認くださいね

アメリア事務局 並木

最近、アメリアの新着案件としても法務・法律関連のお仕事がよく目に留まります。

リーガル翻訳ともいいますね。

企業間の国際取引が増えたことにより、翻訳需要も増加しているのではないかなぁと考えています。

一言でリーガル翻訳といっても、翻訳する文書の内容は契約書利用規約各種証明書から裁判関連文書に至るまでかなり多岐に渡るようです。

法律関係の学位をお持ちの方」「法律関連の翻訳経験が豊富な方」という応募条件もあれば、未経験でも応募可というケースもあります。

翻訳のみならず翻訳チェックのお仕事もありますので、

ご興味をお持ちの方はできるお仕事からチャレンジされてはいかがでしょうか?

ちなみに、契約書といってもその種類はさまざま。

アメリアに掲載した求人情報のなかから、調べてみました。

世の中には多種多様な契約書が存在するのですねぇ

不動産売買契約書

株式譲渡契約書

工事請負契約書

共同開発契約書

業務委託契約書

パートナープログラム契約書

研究実施契約書

治験契約書

出版契約書

…他

最後になりますが、リーガルはリーガルでも裁判関連文書の翻訳にお役立ていただける

アメリアの「リーガル翻訳ことはじめ」は、どなたでも閲覧いただけます

米国の判例から法律用語や知識を吸収できますので、ぜひお役立てくださいね!

アメリア事務局 並木

アメリアでは、企業からの依頼を受けてコンテスト形式求人情報を掲載することもあります。その名も「スペシャルコンテスト」(事務局スタッフは通称「スペコン」と呼んでいます)。

 

トライアル課題があらかじめ発表されている求人募集形態で、このコンテストでは応募書類と訳文が同時に審査されるため、その方の実力に即した選考スピーディに行われます。

 

2017年度は「スペシャルコンテスト」を18回開催しました。

開催実績は下記の通りです。

 

 

■出版分野

翻訳者募集(経済書)

翻訳者募集(教養書)

翻訳者募集(趣味・実用書)

翻訳者募集(自己啓発書)

下訳者募集(自己啓発)

下訳者募集(健康書)

下訳者募集(医学書)

翻訳チェッカー募集(数学読み物)

 

■実務分野

翻訳者募集(自動車関連)

翻訳者募集(日→英/IT)

翻訳者/校正者募集(自動車関連)

翻訳チェッカー募集(日→英/実務全般)

ポストエディター募集(日→英/自動車)

ポストエディター募集(日→英/自動車)

 

■ボランティア

映画祭カタログ(日→英)

映画本編字幕(日←or→英)

 

■英語以外の言語

イタリア語翻訳者募集(ダイエット)

翻訳者募集(独→日/ビジネス)

 

スペシャルコンテストからうまれた本(刊行実績の一部をご覧いただけます)

 

この「スペコン」を通じて初の訳書刊行に繋がったケース「採用」には届かなくても出版社とのご縁が生まれ、その後リーディングを依頼されるケース等、嬉しいマッチングに繋がっています

 

ちなみに、「応募はどのくらい集まるのですか?」という質問を時々いただきますが、案件によって本当にさまざまです。1件あたり3桁になることは滅多にないかな、という印象です。

 

スペコン開催時には、翻訳情報メルマガ【Biz-Amelia】で会員の皆さまにお知らせします。ご入会前の方は、ご入会当日から応募いただけますので、ぜひチャンスを掴んでくださいね!

 

アメリア事務局 並木

翻訳の仕事を依頼する企業翻訳者の方より良い関係作りをお手伝いすること…それも情報のプラットフォームであるアメリアの役割と考えています

そこで、会員の皆さまから匿名でお寄せいただいた『翻訳会社に聞いてみたいけど聞けない質問』に、「ぜひとも答えていただきたい!」と事務局からアメリア協力会社にアプローチ。

担当者の皆さまから匿名を条件に本音の回答をお寄せいただきました。

「コミュニティ」にて質問と回答を順次公開しています。2017年に第1弾を実施し、今回は第2弾の開催となります。
※注 2021年3月26日のサイトリニューアルにより、旧投稿内容は現在ご覧いただけません。

これまでに公開したテーマ一覧
・翻訳会社とのお付き合い
・出版と実務の掛け持ち
・チェッカーに求めるスキル
・登録後の発注&今後の市場
・トライアルと仕事の品質差
・海外の翻訳者より国内の翻訳者の方が有利?
・翻訳会社に提出するレジメについて
・訳文の申し送りについて
・お歳暮や年賀状への印象は?
・相場より低い単価について
・翻訳会社へのあいさつ回り
・単価をめぐる駆け引き
・トライアル合格後…発注が無い!
・トライアルの審査に年齢は影響する?
・翻訳料に消費税を上乗せして請求しても問題ない?
・マイナンバーの提供は必須?
・海外在住者の源泉徴収、どうすればよい?


皆さんの“今”に刺さるテーマはありましたか?

ご入会前の方は、ご入会申込当日から「コミュニティ」にアクセスいただけるようになります。

アメリア事務局 並木

実務翻訳の場合、原文または訳文の文字数で報酬が計算されるケースが多いです。

翻訳の求人情報においても、原文訳文のどちらをベースとした報酬単価なのかチェックしましょう

例えば、英日翻訳の場合。一般的な報酬相場は下記の通りです。

■原文ベース

 1ワードあたり7円~15円程度

■訳文ベース

 400あたり1,000~3,500円程度

 (1あたりなら2.5円~9円程度)

求人情報においては、「原文ベースです」「訳文ベースです」と明記されていないこともあるため、赤字の箇所に着目しましょう

ワード」とあれば、英語原文がもとになっていることが分かります(=原文ベース)。

」であれば、日本語に訳した文字数で計算することが分かります(=訳文ベース)。

原文ベースの「1ワード」とは、英語の一単語を指します。

仮に原文が10,000ワードで、単価が1ワード10円のお仕事だったら…

10,000ワード×10円100,000円が報酬となります。

一方、訳文ベースの「字」は文字通り、日本語の「1文字」です。

原文10,000ワードを日本語に訳すと何字になるのか?

正確には翻訳してみないと分かりません。一般的には、英語を日本語に翻訳すると

ワード数の2.5倍くらいになると言われています。つまり25,000字くらいでしょうか。

仮に単価が訳文400字あたり1,500円のお仕事だったら…

25,000字÷400字×1,500円=93,750円が報酬ということになります。

発注元やお仕事によっても異なる可能性があるため、カウント方法や句読点の取り扱い、消費税込か税抜かといった点も含め、疑問点があれば都度クリアにしておきましょう

アメリア事務局 並木

前回もお伝えしましたが、翻訳業界独自と思われる用語って結構あるんですよね~。本日もそんな一例をご紹介します!

【問題】

下記の用語はどのような意味合いで使われるでしょう?

(1)ソースクライアント

(2)翻訳サンプル

(3)ドラフト

(4)レビュー

(5)トランスクリエーション

【正解】

(1)ソースクライアント

翻訳を依頼する大もとのお客様、つまり一次発注者を指します。あらゆる業種の法人、官公庁等がソースクライアントになり得ます。アメリア会員に向けて翻訳の求人募集をする企業は約550社ありますが、最も多いのは翻訳(通訳)会社です。その場合、ソースクライアント翻訳会社アメリア会員の流れで仕事が発生します。また、出版社メーカー官公庁等にも多数ご登録いただいているため、アメリアにはソースクライアントとの直接取引のお仕事もあります。

「アメリア協力会社」一覧

(2)翻訳サンプル

翻訳会社から翻訳者へ対訳サンプルの提出が求められることがあります(翻訳会社からソースクライアントへ提出する翻訳サンプルもあります)。翻訳者には機密保持義務が伴うため、実際のお仕事で訳した文書の提出は控えた方が良いでしょう。著作権フリーの原文を探して翻訳するか、不明点があれば翻訳会社に相談しましょう。なお、最終的な合否はトライアルという採用試験で決定されることが多いです。

(3)ドラフト

カタカナでドラフトといえば、プロ野球等の新人を獲得するドラフト制度や、ドラフトビール(生ビール)を思い浮かべませんか?draftには草案・下書きの意味もあるため、翻訳業界では試訳・下訳の意で使われることが多いようです。

(4)レビュー

原文と訳文を突き合わせて、誤った箇所がないか、意味が離れていないか等をチェックする業務。翻訳チェックプルーフリーディング校正校閲等、企業によって呼称や業務範囲も様々です。アメリアの求人情報では各企業の意向を反映しているため、募集職種名も様々。仕事内容の詳細は、各求人の「求人詳細情報」からご確認くださいね。

「求人詳細情報」サンプル

(5)トランスクリエーション

translationcreationを掛け合わせた造語。Webやマーケティング関連文書など、読み手への高い訴求力が求められる文書において、原文に基づきながらもよりクリエイティブなライティングを行うことが特徴。アメリアに寄せられる求人情報としても、ここ1年ほど非常に増えています。

会社によってニュアンスが異なる可能性もありますので、ご了承くださいね

アメリア事務局 並木

字幕や吹替などの映像翻訳の仕事がしたいとお考えの方、

まず最初の一歩は「通学や通信で学校に通ってみる」でしょうか。

字幕にも吹替にも翻訳における独自のルールがありますから、

そのルールを知識として身につけることは必須ですよね。

ある程度の学習を積んだ先に見えてくるのは「仕事」

学校で培った人脈から仕事に繋げる

映像制作プロダクションに入社する

とにかく映像翻訳の仕事に応募して何とか仕事の糸口を見つける

主にこれらの方法で仕事の基盤を作る方が多いようです。

なかでも、

日本語制作の一連の流れに携わることができるお仕事

=「映像制作プロダクションに入社する」 は

フリーランスの映像翻訳者として活躍していくうえで得るものが大きそうだな、と、

ご活躍の映像翻訳者の方々を見ていて思います

「映像制作スタッフ」とか「制作コーディネーター」とか

「制作サポートスタッフ」とか、そのような名称で募集されることが多いですが

おおまかな仕事内容は以下の通り。

海外のクライアントとのやり取り(主に英語)

素材やスクリプトの確認

全体のスケジュール管理や進行

字幕や吹替原稿のチェック

吹替制作のサポート(アフレコや編集の立会)

 ……などなど

一連の仕事を通じて、

人脈ができ、

制作の流れや制作ツールの使い方を把握でき、

現場で翻訳者に求められることを肌で感じることができる

ので、フリーで活躍していくうえでの強みを得られるのかもしれません。

また、映画やドラマ、ドキュメンタリー、企業の動画など

様々な分野の映像に触れることができるのも、

一人立ちする前に経験できるのは心強いのかなと思います。

映像翻訳をお考えの方、一つの選択肢として「現場に入る」のも

良いかもしれませんよ

事務局 入江

翻訳者として活躍している人を見ると

自分の足りない部分ばかりに目がいって(特に「翻訳の経験」)、

暗い気持ちになり「翻訳者への道」がどんよりしてしまう方……

大丈夫誰だって最初は未経験

…と言われても、明るい気持ちにはならないですよね

翻訳者への道のりは十人十色…ではあるのですが、

今日は「フリーランス翻訳者」へつながる具体的な第一歩をいくつかご紹介します。

とにかく現場に入る

例えば、

実務翻訳者を目指すのであれば「翻訳チェッカー」「翻訳コーディネーター」

映像翻訳者を目指すのであれば「日本語制作アシスタント」

まさに翻訳の仕事が動いている「現場」に社員として関わる方法です。

翻訳の仕事の流れ、優秀な翻訳者の仕事ぶり、クライアントが求めるもの、等々…

「翻訳の仕事」を肌で感じる機会は貴重であり、

この経験を活かして、フリーランスの翻訳者として活躍している方は多いです。

「翻訳チェッカー」に関してはこちらの記事で解説していますので参考にしてください。

「翻訳コーディネーター」や「日本語制作アシスタント」については

また後日、何かの機会に解説しますね。

アメリアWebサイトに掲載中の「未経験可」の案件に応募して

翻訳に関連した仕事に関わってみる、のもいいですよね。

本日現在、「未経験可」の案件は 91件 あります。

翻訳者を募集しているコンテストに応募する

主催は業界専門誌だったり、翻訳が発生する会社だったり、様々ですが

機会を見つけたら積極的に応募するという方法。

コンテストでは「新人発掘」を期待しているケースも多いので、

華々しいデビューに繋がることもあります。

クラウン会員を目指す

この方法はブログでも何度かご案内しています。

過去記事をご覧ください。

他にも「出版社への企画持込」「翻訳者からの推薦や紹介」などの方法もあります。

いづれの方法にしても「今の自分ができることから、積極的に1歩踏み出す」でしょうか。

ご自身のご希望に沿った具体的な方法や「なんかうまくいかない」等の

お悩みがありましたら、いつでも事務局のカウンセリング(会員さん限定)をご活用くださいね

事務局 入江

一度ご縁ができた発注元とは

できる限り末永く安定した関係を築きたい

でも、なかなか思うようにご縁が続かない…

そんな時、

自分の訳文の質が悪かった

自分の翻訳者としての振る舞いが良くなかった

自分の翻訳レートが高いと思われているのでは

と自分に非がないかどうかを考える方が多いかと思います。

もちろん、この諸々が要因の場合もありますが

ご自身に心当たりが無ければ、

単純に、

翻訳会社とご自身が得意とする翻訳分野が一致していないだけ

という可能性、本当に高いです

「最近、お付き合いのある翻訳会社さんから依頼がないんです。」

というご相談に対して、

「翻訳会社も受注産業なので、たまたまAさんに発注する仕事がないという

可能性もありますよ。」

と回答すると「そんな気休めを…ありがとうございます」的に受け取られることがあるのですが

単純に「分野があわない」→「依頼できない」というケース、本当に多いです。

なのでご自身を振り返ることももちろん大切なのですが、

時には「ま、私に見合う案件がないのね~」ぐらいに割り切っても良いと思います。

思い悩む時間が続くのは勿体ないです

ホームページや業界専門誌をじっくり読みながら

ご自身が得意とする分野を扱っていそうな翻訳会社を

レッツ発掘ですよ~

事務局 入江

翻訳の求人情報では、独特の用語や略語が使われることが結構あるんです。

翻訳に興味を持ち始めたばかりの方は、と思われるかもしれません。

Let’s give it a try!

全問正解の方は、かなりの業界通でしょう!

【問題】

翻訳業界で…

(1)TMといえば?

(2)MTといえば?

(3)QCといえば?

(4)PMといえば?

(5)PEといえば?

【正解】

(1)TM=Translation Memory(翻訳メモリ)の略。

特にIT翻訳など同じ用語が頻出するジャンルで効力を発揮する翻訳支援ツールのこと。

例として、SDL Trados Studio、memoQ、Memsource等があります。

詳しくは⇒翻訳支援ツールの殿堂(会員割引価格あり)

(2)MT=Machine Translation(機械翻訳)の略。

なかでも、2016年にGoogleがコーパスベース方式のニューラルネット翻訳(NMT)をリリースしたことは記憶に新しいですよね。アメリア事務局でも常に最新の動向を追っていますちなみに、IT業界でMTといえば、Movable Typeのことだそう。マスキングテープの略もMTですね…。

(3)QC=Quality Control(品質管理)の略。

翻訳物の品質要件の整理や実際の品質検査を担当する職種を指します。QA=Quality Assurance、ランゲージリードと呼ぶことも。

(4)PM=Project Manager(プロジェクト・マネージャー)の略。

翻訳プロジェクトの予算、人事、対外折衷の権限を有する責任者のこと。

(5)PE=Post Edit(ポスト・エディット)の略。

機械翻訳(翻訳ソフトによる翻訳)の後に、訳文に対して編集、校正を行うことをポスト・エディットと呼び、その業務を担うスタッフをポスト・エディターと呼びます。

いかがでしたか?!

第2弾も検討中なのでお楽しみに!

こんな用語解説も欲しいというリクエストがありましたら、

contact@amelia.co.jpまでお気軽にお寄せくださいね

アメリア事務局 並木

翻訳の仕事を受注する前の実力試し、「トライアル」

これは「翻訳力」をはかるものです。

しかし、

この「トライアル」を通じて見られているものは

「翻訳力」

だけではありません。

「翻訳力」以外にもチラチラとチェックされているもの、

それは、

「一緒に仕事ができるかどうか」

を見定めるコミュニケーションスキル

具体的には、

メールや電話での社会人としての感じよさやスピード感

パソコンや支援ツールを使いこなすスキル

納期を守れるかどうか→仕事に対する責任感があるかどうか

適切な質問が適切なタイミングでなされているか

仕事の進め方

といったところでしょうか。

「翻訳者」を募集しているわけなので

何をおいても重視されるのはもちろん「翻訳力」

ですが、

「トライアル」のプロセスでは「一緒に仕事ができるかどうか」を

キッチリ見られています。

翻訳者側も

どういう企業なんだろう

この先、一緒に仕事したいと思えるかな

という部分は見ますよね?

何社もトライアルを受けていると翻訳者側も

「相性の良さそうな会社」を自分なりに見極める目は

養われていくかと思います。

ぜひ自分と相性の良い会社を増やしていきましょう。

余談ですが……これまでに何人かの担当者に

「翻訳力は花丸、でもコミュニケーションスキルで

大きな不安を感じた方を不合格にしたことはありますか」

と聞いたことがあります。

回答としては「無くもないが、滅多にない」ということでした。

なので残念ながらトライアルに不合格だった場合、

まずは「翻訳力」を磨くことに重点を置き、

そのうえで「何かコミュニケーションに不足はなかったかな」と振り返る

のが良さそうです。

事務局 入江

翻訳会社へトライアル訳文を提出した後、

合格なのか

不合格なのか

ドキドキヤキモキしますよね。

「○○ぐらいで結果をお知らせします。」

と言われて、待ってみる。

「○○ぐらい」は過ぎたけど連絡がない。

問い合わせていいの

いや、問い合わせるのは迷惑か

でも、結果は気になる…

どうしよう…

どうすりゃいいの…

と、引き続きドキドキ ヤキモキ している方、

まず期日を過ぎていたら問い合わせていただいて大丈夫です

登録翻訳者のトライアルの審査は 数週間~1ヵ月ほどかかる ことも

珍しくありません。

長いって思いますよね。

でも仕方がない面もあるんです。

翻訳会社は比較的小規模な企業が多く、

トライアル審査だけを担当するスタッフが不在だったりします。

(小規模な会社には人事部が無かったりしますよね。

 そのような企業をイメージいただければわかりやすいでしょうか。)

メインの事業(翻訳の受発注)の合間に審査をすることになるため、

パパパっと審査が進むのではなく、それなりに時間を要するんですね。

なので「期日をすぎだけど審査結果が届かない」場合、

「不合格だったんだ」と思いこまず、まずは問い合わせてみましょう。

ただ、通常業務の繁忙期で慌ただしい時期かもしれないので、

問い合わせに際しては先方に負担にならないような配慮は必要でしょうが、

トライアル結果や結果が出る時期を確認する行動そのものを遠慮する必要は無いです

事務局 入江

翻訳の仕事と資格の関係……

例えば、英検やTOEIC、専門知識に関係する資格、英語以外の語学検定などなど。

「TOEICが何点あれば翻訳の仕事ができますか?」

と聞かれることも多いのですが…翻訳会社の担当者によると回答は様々。

トライアル重視だからあまり気にしない、とか。

やっぱりTOEIC900以上 はないとね、とか。

とはいえ、資格はあくまでも目安

「○○という資格をもっているから、すぐに翻訳の仕事になる」

というわけではありません。

(もちろん翻訳力を審査する資格は別です。

 上位の級であれば、その資格取得を機に仕事につながることもあります。)

翻訳の仕事をするのであれば

重視されるのは(あたりまえですが)「翻訳力」

では、その翻訳力を構成するものはどんなスキルなのか

よく言われるのは、以下の3要素です。

原文読解力

表現力(和訳であれば日本語力)

調査スキル

それぞれのスキルを磨くために

語学系の資格や専門知識に関係する資格を目標にする

というスタンスが良いのかもしれません。

ちなみにアメリアに寄せられる求人を見ていますと

翻訳に関連する仕事の場合(翻訳チェッカーや翻訳コーディネーターなどの

いわゆる「翻訳周辺のお仕事」ですね。)、

英語力が一つの応募条件になることもあります。

TOEICでいえば850点ぐらいが条件になることが多いようです。

ちなみに翻訳力の伸びがいまいちかも…と感じている方がいましたら、

「翻訳力を構成する3要素」のどこか弱いのか、分析しつつ

補強していくと、何か壁を突破できるかもしれません

事務局 入江

一定の準備期間を経て、

試行錯誤しつつ、

自分なりのルールも確立し、

受注も安定して、

フリーランスとして「軌道にのってきたかな

実感できた頃こそ、意識してほしいこと。

何でしょう

それは……

「インプット」(by 複数の翻訳会社の担当者) だそう。

何年も継続してお付き合いしたい

担当者が感じる翻訳者というのは、

勉強熱心とのこと。

仕事で忙しくなってインプットのための時間を持てず

アウトプット(翻訳)の質が下がり

「ん?最近…?」と発注側が疑問に感じて、疎遠になってしまう…

これは非常にもったいないですよね

インプットのための時間を必ず作る…なかなか難しいことだと思います。

フリーランスとして軌道にのってきたからこそ、

受注した仕事に全力投球するのは当然のこと。

でもなんとか時間をみつけて自分のための

インプットタイムを意識していただけると

いつまでも仕事の途切れない翻訳者に近づけるのかもしれません

映画を見る

本を読む

専門誌に目を通す

世の中の動きに敏感でいる

セミナーや勉強会に参加する

というような時間、ぜひ作ってみてください。

事務局 入江

アメリアには、約10,000名もの会員さんがいらっしゃいます。

翻訳のどこに惹かれるのか、または苦労しているのか。

そもそもなぜ翻訳者になったのか…。

アメリアにはさまざまなお声が集まってくるからこそ、

「みんなはどうだった?」「こんな時どうしてる?」というお声に答えることができます。

ここでは、“フリーランスの在宅翻訳者”として働く皆さんからお寄せいただいた、この仕事のここがイイ!ポイントをシェアします。

働き方の多様性を実現できる

テレワーク、副業OKなど会社員の働き方も多様化する昨今、“フリーランス翻訳者”は時代を先取りした働き方の一つ。育児や介護、会社勤務と両立しながら、または定年退職後に新しいキャリアを築く方々も多くいらっしゃいます。

知的好奇心を満たし、やりがいを得られる

翻訳には、実務(産業)・出版・映像とさまざまなジャンルが存在しますが、自分の好きなことに携われることは大きな魅力です。機密保持のため仕事で知り得た情報は他言できませんが、産業や文化の最新情報に触れることも多くあります。

人間関係や通勤に伴うストレスゼロ

フリーランス=個人事業主ですので、ボスも社員もいわば自分一人。あらゆることを自分でコントロールできる分、責任も伴いますが、それ以上のメリットがあると考えられる方は“フリーランス翻訳者”に向いているでしょう。

一方、ここが大変かも!?というポイントは、メリットの裏返しであることが多いもの。例えば、営業活動スケジューリング確定申告健康管理体力維持、etc…翻訳以外にもやる事は意外と多い、というお声も。

悩んだ時は一人で抱え込まずに、アメリアのカウンセリングコミュニティ機能を上手に活用しながら、お悩み解消に努めてみてくださいね!

アメリアWebサイト コミュニティ

アメリア事務局 並木