\6月末日まで 全員に「定例トライアル」応募無料チケットプレゼント /
翻訳者として、次のステップへ 翻訳者ネットワーク アメリア
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高橋 :本日のゲストは、フリーランスの翻訳者として、ニュース翻訳のほかビジネス文書、シンクタンクのアナリシス文書などの日英翻訳に携わっておられる小野久美子さんです。東京外国語大学スペイン語科を卒業後、地方の新聞社で2年間記者として働き、イギリスに留学。帰国後、専門誌の編集者、新聞社編集局の英字新聞部を経て、2015年4月に独立されました。高校生の頃は翻訳の仕事に就くことを考えていなかったそうですが、まずはどのように英語を習得されたのか、英語に関心を持たれた経緯から教えてください。
小野 :ごく普通の家庭に育って地元の小中に行き、県立高校に進みました。東京外国語大学に対する漠然とした憧れを高校時代に抱いたことが、やがて翻訳の仕事に就くことになる最初のきっかけだったと思います。先輩に聞いたら、外大は1、2年次で専攻語を学び、3年から専門を選ぶシステム(当時)ということで、一般教養がないところにも惹かれました。アルファベットの言語で、話されている地域が多いスペイン語がいいかなという感じで、スペイン語科に進みました。
高橋 :東京外大に憧れたのは、語学がお好きだったからですか。
小野 :単語などを暗記すれば点が取れる、英語や歴史のような科目が得意だったんです。外大を目指して勉強をしたら英語の成績がとても伸びたのですが、学校英語と実践で通じる英語は違うのだろうなとは思っていました。大学生になって旅行で海外に行き、現地でうまく話せずに困ることもあったので、英語に対して苦手意識さえ持っていました。そんな中、外大で3年次から国際人権法を専攻して、社会問題に興味を持つようになりました。
高橋 :国際人権法を専攻されたのはなぜでしょうか。
小野 :あまり覚えていないのですが(笑)。子供の頃、弁護士か検事になりたいと思っていて、法律にも関心を持っていたのだと思います。大学2年次に聴講した先生の講義が面白くて、3年になるときに選ぶ3つの専攻のうちひとつを「国際関係」にすることを2年次で決めていました。実際に勉強してみたら面白くて、社会問題への関心が深まり、新聞記者になりたいと思うようになりました。卒論のテーマは「難民」でした。