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出版企画と出版社の出会いの場 出版持込ステーション

出版持込ステーションから生まれた本

『この地獄から、ぼくを助けて』

  • 出版社:竹書房
  • 企画者:中尾裕子さん
  • 原題 :Prisonnier de son pere
  • 経緯 :[2005.09.06] 検討申し込み
        [2005.11.07] 採用決定
        [2005.11.16] 出版決定
        [2006.04.28] 出版!
  • 出版日:2006年4月28日
  • 備考 :企画者の方が共訳者として採用されました

【企画書リストでの企画紹介文】

【ノンフィクション小説】 ある少年の殉難、ある母親の悲劇―幼児虐待の問題作

2004年12月16日、父親クリスチャンに15年の禁固刑が下りてからまだ半年も経っていない、最近の話題を取り上げたノンフィクション。テレビのドキュメンタリーとして再構成された物語が放映。先週の超高視聴率のテレビ番組で紹介されてから問い合わせが殺到の、リアルタイムの問題作。幸せな家族を築くはずだったのに、どうして?ある日軋んだ歯車が暴走しはじめ、アルコール依存症・DVの夫を中心に全てが崩壊した。著者が息子ヤンそして親権を取り戻すまでの20ヶ月以上の長く孤独な闘いを、見ぬ振りをしていた近隣住人や児童保護に対するフランス法の矛盾に対し痛烈に批判しつつ書き綴った、児童虐待とDV、家族愛がテーマの衝撃の作品。

【企画者からのコメント】

6月12日の夜、ノンフィクション「父親の囚人(仮題)」を元に再構成されたフランスのテレビ番組を見ながら、ドメスティック・バイオレンスの父親のために運命を翻弄された家族のドラマに強烈な印象を受けたのがこの本との出会いでした。

丁度、アメリアさんの出版持込ステーション企画が始まって間もない頃だったので「持ち込みにどうだろうか」と思い、本のタイトルをチェックした翌日、早速本屋に予約にいきました。後半部、特に少年の手記の登場する辺りは非常に残虐な描写が多く、その点では話題性があると感じました。それだけではなく著者の母キャロルの視点には、困難に立ち向かう強さや、希望、家族愛など、ポジティブな側面が見られた点が、企画書作成に踏み切った理由でした。

初めての企画持ち込みの本ということもあり、翻訳者として企画採用のお話を頂いたときの感動は衝撃的でした。企画持込の場を設けてくださったアメリアさん、そして持ち込み先の出版社を提案してくださった担当の林さんなしでは夢で終わっていただろう出版翻訳に向けて、こうして第一歩を踏み出すことができました。この場を借りてお礼を申し上げます。

また、今回の本には法律・医療を主とした専門用語が頻出します。今まで行ってきた関連の実務翻訳の実績も大いに反映できると考えています。

【編集者からのコメント】

今作がアメリアさんとの初めてのお仕事になりました。

企画採用の決め手になったのは、ドラマ性と衝撃度です。虐待の生々しい現実、そこから抜け出すために粘り強く闘う親子の絆が非常にしっかり書かれていました。また、レジュメからも本の魅力、企画者の思い入れが十分に伝わってきました。フランスのドキュメンタリー番組で大反響を呼んだ事件であることも、採用の大きなポイントです。

企画者の中尾さんはフランス在住で、やりとりはすべてメールでしたが不都合はまったくありませんでした。あとがきに現地の情報を入れて頂いたり、フランスで話題になっている本や出来事を尋ねたり、そこから新しい企画のアイデアが浮かんだり。本の仕事をしながら、それ以外の現地発の鮮度のいい情報も頂けたのは、とてもありがたかったです。

「本の魅力・売りは何か?」「なぜ、今読まれなければいけないのか?」がはっきりしている作品、そして企画者の強烈な思い入れのある作品をお待ちしてます。