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出版企画と出版社の出会いの場 出版持込ステーション

出版持込ステーションから生まれた本

『SO B. IT』

  • 出版社:エクスナレッジ
  • 企画者:佐々木早苗さん、Y. K. さん
  • 原題 :So B. It
  • 経緯 :[2005.05.12] 検討申し込み
        [2005.06.15] 採用決定
        [2005.07.01] 版権取得
        [2005.11.20] 翻訳完了
        [2006.06.02] 出版!
  • 出版日:2006年6月2日
  • 備考 :企画者の方が翻訳者として採用されました

【企画書リストでの企画紹介文】

【小説】 真実を求めて旅に出た少女の切なくも心温まる物語

*二人の会員から同時に同じ企画が寄せられたため、例外的に企画書2通を1セットとして取り扱います。

母親のささやく謎の言葉に導かれるように、12歳の少女がたったひとりで、自分探しの旅に出る愛と感動の物語。知的障害を持つ母親、広場恐怖症の隣人、貧しさなど、主人公を取り巻く環境は決して明るいものではない。にもかかわらず、本書に少しも暗さが感じられないのは、他者への思いやりという「温かさ」が一貫して流れているからである。また、この物語の放つミステリアスな雰囲気に、おそらく読者は、先へ先へとページを手繰らずにはいられなくなるはずだ。作者は歌手でもある、米国の児童文学作家。これまでに30冊以上の絵本や小・中学生向けの作品を発表しているが、邦訳はまだない。

【企画者からのコメント】

出版持込ステーションの林さんから「企画書リストに掲載しました」というメールを頂戴したのは、今年の5月半ばのことです。驚いたことに、それからわずか数時間後、今度は「エクスナレッジから、企画に検討の申し込みがありました」というご連絡をいただくことになったのです。その後は企画が採用されたばかりか、翻訳者としても起用していただけることになりました。今は、編集者の方のお力を借りながらも訳出を終え、初校のゲラが出てくるのを待っているという状況です。

12歳の女の子がたったひとりで、米国ネヴァダ州からはるか遠くのニューヨーク州まで自分探しの旅に出る――こう書くと、よくあるYA文学のように聞こえるかもしれませんが、本書はどこか哲学的で、それでいてミステリアスな雰囲気の漂う作品です。同時にまた、読み終わった後、心がほんわか温かくなるような物語ですので、ひとりでも多くの方に読んでいただけたらと心から願っております。

下訳や部分訳の経験はあるものの、自分の名で訳書を出したこともなく、ましてや持ち込みの経験などほとんどないも等しい私に、この出版持込ステーションというシステムがひとつの大きな扉を開いてくれました。授業でレジュメの書き方をご指導くださった、こだまともこ先生、アメリアの皆さん、そして担当の林さんにはいくら感謝してもし尽くせないほどです。この場をお借りして、心よりお礼申し上げます。

自分がこのような幸運にめぐり合えるとはまさか思ってもみませんでしたが、実を言えば、本書の主人公は幸運体質の持ち主。もしかしたら、私は彼女から、幸運をちょっぴりおすそ分けしてもらえたのかもしれませんね。

【編集者からのコメント】

この本が出版にいたるまでは、実に不思議なタイミングの一致が色々起こりました。

アメリアさんからのメールを見た私が、出版持込ステーションにアクセスして検討を申し込んだのは、実は企画がアップされた直後だったとのこと。そして企画書を読み、原書を検討するためにエージェントに連絡を入れると、「ちょうど昨日その本が届きました。」と、まさにぴったりのタイミング。

本の面白さに加え、そういったタイミングのよい出来事がいくつも重なり、何か、この本を出版するために自分は後押しされている・・・そんな感覚さえ抱いたものです。

弊社にとっては初の外国文芸書の発行だったため、事前調査用にパイロット版を作成いたしました。100人余の書店員さんにそれを読んでいただいたところ、驚くほど好意的な意見をたくさん頂戴することができました。それに勇気を得て、現在、『SO B. IT』は全国の書店で大きく平積み展開されています。

翻訳書ならではの魅力にあふれた作品が、世の中にはまだまだたくさん埋もれていると思います。『SO B. IT』の主人公のモノローグに、“「知らない」ことがあるということは、「ばか」だってわけじゃなく、いろいろ考える余地があるということだ”というセリフがあります。どうぞ、楽しみながら未知の世界を探索し、まだ知られていない良書をどんどん紹介していただければと思います。