実務翻訳を経て今は映像翻訳を目指す、徳政みづきさん Flavor
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<第106回>  全5ページ
幼少期のアメリカ在住と、高校時代の留学で英語の基礎を習得大学でさらに英語力に磨きをかける

岡田 :ファッション業界でビジネス翻訳の経験を積み、翻訳学校で映像翻訳のクラスを卒業された徳政さん。最初の帽子の会社では英語の力を買われての採用ということでしたが、そもそも英語力はどのように培われたんですか?

徳政 :3歳から8歳までの5年間、父の仕事の関係でアメリカに住んでいたので、英語の基礎はその時に覚えました。でも帰国後は日本で教育を受けたので、かなり英語を忘れてしまった時期もあったんです。聞き取りはできても話せなくなってしまい……。高校の時に1年間留学して、ようやく蘇えってきました。

岡田 :高校を休学して留学したんですか?

徳政 :はい。休学してアメリカへ行きました。通っていた私立校ではあまり前例がなかったようですが、全部自分で調べて交渉し、2年生の時に渡米。帰国後またその学年をやり直して、全部で4年間高校に在籍しました。

岡田 :徳政さんは先ほど、「昔からやりたいことがあると、とことん突き進む」とおっしゃっていましたが、当時からバイタリティーにあふれていたんですね。高校卒業後は日本の大学に?

徳政 :はい。上智大学の比較文化学部に進み、英語で授業を受けたことでさらに英語力をつけました。

岡田 :学生だった当時は帽子に夢中だったとのことですが、それだけ生きた英語力を持ちながら、なぜ英語の道に進もうとは思わなかったんですか?

徳政 :なぜでしょうね。ツールとして英語を使うのはいいと思っていたんですが、翻訳や通訳といった英語そのものを使う仕事はしたくないと思っていました。帽子の業界に進みたかったのもありますが……。今思えば反発心だったのかもしれませんね。

岡田 :ところがいざ社会に出て翻訳の仕事をしてみると、意外にもご自分に合っていたことを発見した、ということでしたね。そして3年前に映像の翻訳学校に通い、卒業後、妊娠・出産されたということですが、これまでに映像翻訳のお仕事は?

徳政 :実はまだ映像の仕事はしたことがないんです。出産前に音楽サイトの翻訳のオファーがあり、ぜひ引き受けたかったんですが予定日の直前だったので泣く泣くあきらめて……。本当はどうしてもやりたくて、「もしかしたらできるかも」と思ったんですが、納期も短く、ご迷惑をかけたら大変なので諦めました。

岡田 :結局、何日後に出産を?

徳政 :2日後でした(笑)。今思うと絶対無理でしたね。

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