映像翻訳、英語とヒンディーの翻訳でご活躍の福永詩乃さん Flavor
読み物
Flavor of the Month
<第110回>  全5ページ
1年のアメリカ留学で英語をマスター。外資系銀行勤務で、生きた英語に磨きをかける

岡田 :英語とヒンディー語、2ヶ国語を翻訳される福永さんですが、現在は英語のお仕事がメインだそうですね。

福永 :はい。ヒンディー語の実務翻訳の会社に登録しているので、時々お仕事をいただきますが、それだけで仕事をしていくのは難しいのが現状です。ヒンディー語の翻訳は市場が限られているので、どうしても英語の仕事のほうが多くなりますね。とはいえ、いつの日かヒンディー語の映画を翻訳できればいいなと思っています。

岡田 :今後ヒンディー語の映画の市場がもっと広がるといいですね。英語の方は映像と、実務翻訳の両方のお仕事をされているんですよね。

福永 :はい。映像はドキュメンタリーや映画作品の字幕翻訳が中心で、実務翻訳の方は多分野に渡って翻訳しています。前職が外資系銀行勤務だったので、英語の書類はたくさん扱っていました。

岡田 :外資系銀行のお仕事なら、英語の書類は欠かせませんね。ビジネスで使う英語の基本はどのようにして身につけられたんですか? 

福永 :英語はずっと好きな科目で、興味もあリましたからそれなりに勉強していました。高校生の頃に2週間ホームステイをしたことで世界が広がり、もっと英語を学びたくて、本当はアメリカの大学への進学も考えていたんです。悩んだ結果、日本の大学に進むことにしましたが、大学2年の時に休学して1年のプログラムでシアトルに留学しました。そこで英語の学習やインターンの経験をしたことで、生きた英語を感覚として身につけることができたと思っています。

岡田 :インターンではどんなご経験をしたんですか?

福永 :市役所で3ヶ月間、区画整理に伴う契約書のデータの打ち込みや書類の整理などの仕事をしました。インターン生活で学んだのは、自ら動いて工夫することの大切さです。英語力や表現力よりも、自分から進んで行動することの方が大事だと知りました。机で勉強をするのとは違う経験でしたね。

岡田 :貴重な経験ができましたね。その後は帰国して、復学を?

福永 :はい。帰国して大学で再びヒンディー語を学びながら、第二外国語として英語を学び続けました。

岡田 :ということは、学生時代は2言語を集中的に学習されていたということですね。大変だったのでは?

福永 :いえ、予習復習が大変なことはありましたけど、言葉がわかることが本当に面白かったので苦ではなかったです。文学だけでなくインド映画のDVDを寝ずに見るようなこともしょっちゅうありました。インド帰りの友人たちからDVDを借りて、とにかくたくさんの映画を夢中で見ていましたね。今思えば本当に楽しかったです、大学生活(笑)。

岡田 :ヒンディー語も英語も学び、知的に満たされた素晴らしい学生生活を過ごされたんですね。

前へ トップへ 次へ