ジュエリーの実務翻訳と映像翻訳でご活躍の秋山真樹子さん Flavor
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Flavor of the Month
<第112回>  全5ページ
得意分野のジュエリーと英語を融合した、ジュエリー関連の翻訳者を目指す

岡田 :東京のジュエリー専門学校を卒業後は、その母校で教員、秘書として英語を使うお仕事もされていたということですが、具体的にはどのようなお仕事を?

秋山 :海外のアーティストが学校でワークショップやレクチャーをする時の通訳やメールのやり取り、資料の翻訳、海外でのワークショップの同行通訳、書籍の編集などいろいろなお仕事をさせていただきました。学生たちに頼まれて、図書室にある洋書の資料を訳して教えるようなこともたびたびありましたね。

岡田 :ジュエリーと翻訳はそのようにつながっていったんですね。

秋山 :そうですね。英語を使う機会が多々あったので需要を感じました。自分はジュエリーの制作には向いていないけど、英語もジュエリーも好きでしたから、そこをつなげたいと思うようになりました。きちんと翻訳の勉強を始める決心をしてフェロー・アカデミーの基礎コースに通いはじめ、デザイン・アート分野の通信クラスや、インテリアの通信クラスも受けたんです。

岡田 :そうだったんですね。フェローに通われる前、基礎となる英語力はどのように身につけられていたんですか?

秋山 :英語は主に高校の受験勉強と、国際高校時代に基礎を固めたと思います。その後はほぼ独学です。中学3年の春頃まではむしろ英語は苦手だったんですが、国際高校に進路を決めてから英語を集中的に勉強しました。その時に使ったシドニー・シェルダンの『家出のドリッピー』の教材が自分に合ったようで……。若くて頭が柔らかかったんでしょうね(笑)。夏頃から成績が一気に上がリました。国際高校は帰国子女や在京外国人のお子さんが多く、英語を重点的に教育する学校なので、そこでもだいぶ鍛えられたと思います。

岡田 :特に留学や海外経験なしにそこまでの実力をつけられたんですね。きっと集中力も高いことと思います。秋山さんはインテリアの会社や映像関連の会社での実務翻訳のご経験もあるようですね。

秋山 :はい。専門学校に勤務しながらフェローで学習した後 、北欧インテリア家具の会社と、デジタルアニメーションの制作会社に勤めました。最初はジュエリー関連の仕事を探していたんですが、なかなか求人がなくて……。そこで、デザインやクリエイティブな分野まで視野を広げ、思い切ってトライアルに応募して採用されました。

岡田 :会社ではどんなお仕事をされていたんですか?

秋山 :インテリアの会社は契約もあって1年足らずの勤務でしたが、こちらでは主にチェックの仕事を担当しました。言葉選びに非常に慎重な会社で、センスが問われる仕事だったように思います。とてもいい勉強になりました。映像の会社ではトランスレーション・グループに所属し、約4年間、通訳から翻訳まで様々な業務を担当しました。

岡田 :ジェエリーの世界から離れて、実務のお仕事の修業をされた時期だったんですね。

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