ニュース翻訳など実務翻訳と出版翻訳を両立する鈴木和博さん Flavor
読み物
Flavor of the Month
<第120回>  全4ページ
今後も仕事の幅を広げたい

加賀山 :実務はこれからも続けていく予定ですね?

鈴木 :はい。依頼してくださる会社は増えています。会社が増えるたびに報酬の単価も上がっていて、最初のころと比べると、いまは1.5倍くらいになっています。

加賀山 :これから取り組んでみたい仕事はありますか?

鈴木 :実務をいまのペースで続けながら、出版では昔から好きだった歴史物やファンタジー系のフィクションを手がけてみたいです。そのまえに、実務からの延長として、ソフトウェアやプログラミング関連の専門書や、IT関連のノンフィクションなど、訳す機会があればぜひやってみたいと思います。

加賀山 :鈴木さんと同じように、実務翻訳をしつつ出版のほうにも手を広げたいかたにアドバイスをいただけませんか?

鈴木 :自分に充分できているかは別として、日本語として自然に読める訳ができることが大事だと思います。たとえばITの実務では、日本語で通常話さない表現を使う人がわりといます。とくに読み物系を訳す場合、それではトライアルにも合格しにくいと思うので、注意する必要がありますね。

加賀山 :そこのちがいを克服できると、道が開けそうですね。本日はありがとうございました。

■私のクラスにいらっしゃるときから誠実でまじめなかたという印象がありましたが、今回お話をうかがって、たいへんな努力家でもあることがわかりました。実務翻訳から出版翻訳へ着実に仕事の幅を広げてきた鈴木さん、今後ますますのご活躍を期待しています。

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