【アメリア】Flavor of the Month 44 藤原あゆみさん
  読み物
Flavor of the Month
<第44回>  全6ページ


言葉にかかわる仕事にずっと携わっていきたい

坂田:アメリアに入会したのはいつで、どんなきっかけからですか?

藤原:地方在住の中国語翻訳者なんて、まず同業の方と交流する機会がありません。とても孤独です。そんな中、インターネットでアメリアのサイトを見つけました。最初は英語だけなのかなと思い、事務局にメールで質問させていただいたところ、中国語の方も多数おられますという回答をいただき、一も二もなく入会しました。今年(2006年)の6月のことです。入会後、登録翻訳者の求人に応募して5社に在宅翻訳者として登録していただきました。そのうち3社から既にお仕事を頂きました。

坂田:では、今後も中国語の実務翻訳者としてさまざまな求人に応募しながら仕事を増やしていく予定ですか?

藤原:もちろん実務翻訳は続けていきますが、実は将来的には文芸翻訳がしたいんです。アメリアの『出版持込ステーション』にもぜひぜひ参戦したいと思っています!

坂田:ぜひ、企画書を出してください! 『出版持込ステーション』からは、既に中国語の絵本が出版されています。中国に長年住んでいらっしゃったので、作家や作品についても詳しいのでは?

藤原:いつも人の褌で相撲を取る人間で……。今もあちらに中国人、日本人の友人が多数在住しておりますので、現在、調査依頼中です。話題作があれば、ぜひ持ち込みをしたいと思います。

坂田:でも、どうして文芸翻訳がしたいのですか?

藤原:中国語にはレトリックな表現が豊富にあります。文学作品を翻訳して、中国語の美しさ、豊かさを少しでも表現できればと思います。原語の美しさまで表現するのは非常に難しいでしょうが、それだけにやりがいがあると思っています。

坂田:最後に、翻訳家としての今後の夢を教えてください。

藤原:今は法務と医薬分野の翻訳を主にしていますが、今後はもっと対応できる分野を増やして守備範囲を広げて行きたいと思います。納期に追われると翻訳の品質が安定しない部分もまだまだありますので、まず常に安定した翻訳品質を保てるようにしなければならないと思います。当面の目標は、昨日より今日、今日より明日、少しずつ翻訳の力を付けていくことです。決して後退しないように……。これは妄想に近い野望ですが(笑)、10年後には翻訳をしつつも、何か自著を出版できればと。大昔の話ですが、中高生の頃の将来の夢は小説家だったので。とにかく翻訳を初めとして、文章表現にかかわる仕事をずっと続けていくのが夢であり目標です。好きなことを仕事にして生きていけるのは本当にラッキーなことだと思います。

坂田:「出版持込ステーション」では和書の持ち込み企画も受け付けていますよね。中国での体験談、語学習得のエピソードなども良いのでは? 楽しみにしています。本日はどうもありがとうございました。

 
    語学力ゼロから未知の国に飛び込んで、言語も文化もどんどん吸収していった藤原さん。13年間の中国で身につけたものは、本当に大きな財産ですね。これからもその財産を生かして、中国語の翻訳者としてあらゆる分野でご活躍ください。
 
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