【アメリア】Flavor of the Month 68 金智恵さん
読み物
Flavor of the Month
<第68回>  全5ページ


実績ゼロからの出発だから問い合わせは計100社以上に

坂田:手当たり次第ということですが、具体的にはどのようにしたのですか?

:翻訳者募集をしていない会社に、いきなり履歴書を送りつけるのは失礼だと思ったので、まず「翻訳者を募集していませんか?」と尋ねるメールを送りました。返事がない会社もたくさんありましたが、中には「履歴書を送ってください」などと次の段階に進めることもありました。数が多くなってくると、どの翻訳会社にメールを送ったか覚えていられなくなってきたので、途中からリストで管理するようにしたのですが、結果的にリストに書いた翻訳会社の数は112社にのぼりました。

坂田:かなりの数ですね。その中で反応があったのはどのくらいでしょう?

:トライアルを受けたのは10社くらいです。韓国人で日本に長く住んでいるということで、トライアルなしで登録となったケースもありました。結果的に登録に至ったのは全体の4分の1にあたる25社でしたが、そのうち実際に仕事の依頼があったのは5社です。その後もこの5社からは継続して仕事をいただいています。

坂田:翻訳者を目指そうと決めたときは、こんなに多く100社以上も応募しなければならないと思っていなかったのでは?

:そうですね、もう少し簡単に考えていました。次第に、実績のない者が仕事をいただくのはそう簡単ではないとわかってきましたが、決めたからにはやるしかないと思い、仕事が得られるまでは諦めずに応募し続けようと思いました。

坂田:連絡が来ないことが続くと、気持ちが挫けたりしませんでしたか?

:まったく返事がないところは、「きっと人手が足りているのだろう」と考えて、次の会社にトライするようにしました。困ったのは、トライアルの訳文を送ったのに、その後合否の連絡もなにもない会社です。でも、そういう会社は仕事を始めてもきちんとしていないかもしれないし、翻訳会社は他にもいっぱいあるんだから他にチャレンジしようと割り切って考えました。アメリアに入会したのは、会社を辞めると決めてインターネットで情報を集め始めた2009年ごろで、翻訳会社112社の応募は、アメリア経由で応募したところと、そうではないところと交ざっています。アメリア経由で応募した会社は、「専門が違います」と断りのメールを送ってくれるなど対応がきちんとしていて、ストレスなく安心して応募できたので、なるべくアメリアの求人をチェックするようにしました。

坂田:仕事の依頼があった5社とは、その後も順調ですか?

:インターネットを介してトライアルを受け、合格して登録となりましたが、在宅翻訳者は担当者と顔を合わせる機会もほとんどなく、お互いに相手がどんな人かわかりませんので、特に最初の仕事では翻訳会社の担当者の方も不安だろうなと思うんです。だから、最初のうちは仕事といっても分量が少なく、小さな案件がぽつぽつ来るだけ。フルタイムで働いているという感じではなく、「このままで大丈夫なのかな」と心配になって、翻訳以外にパートの仕事でも始めようかな、と思った時期もありました。でも、継続してやっていこうという気持ちが大事なんだと今では思います。仕事を始めて2年目の昨年の夏くらいに、ようやく途切れなく翻訳の仕事がいただけているという状態になりました。でも、まだまだヒヨコだと思っているので、継続して頑張っていきたいです。

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