【アメリア】Flavor of the Month 90 平岡 孝さん
読み物
Flavor of the Month
<第90回>  全5ページ


クラウン会員になったのを機に、出版翻訳の道を選ぶことに

室田 :映像以外の定例トライアルに毎月チャレンジなさっていたということは、出版だけでなく実務翻訳も視野に入れておられたのでしょうか。

平岡 :というよりも、実はもともとは実務翻訳を志望していました。出版翻訳は門戸が狭いし、自分には手の届かない世界だと思っていたんです。腕試しのつもりで受けたノンフィクションの定例トライアルでクラウン会員資格を取れたのが大きな転機になりました。あるときアメリアの求人を見ていたら、ノンフィクションのクラウン会員限定で出版翻訳者を募集しているのが目に留まり、それに応募したら運よく合格したんです。

室田 :毎月必ず定例トライアルに応募することで、翻訳のスキルも高まっていたんですね。翻訳は、訳す量に比例して上達すると言いますし。

独立した長男の部屋が書斎です

平岡 :そのとおりだと思います。そして合格連絡をいただいた翌日に募集先の会社、パンローリング社から、早くも仕事のオファーをいただきました。それがデビュー作の『投資家のヨットはどこにある?』です。「いきなりこんな大作を」としり込みする気持ちもありましたが、せっかくのチャンスですし下訳だと言われたのでお引き受けしました。

室田 :それが、結果的には平岡さんの訳書として出版されたのですよね。下訳でなくなったのは、翻訳の出来が良かったからですね。

平岡 :自分でもそう思っています(笑)。冗談はともかくとして、同じ担当の方からすぐに次の仕事、『1日1回のレンジトレード』の翻訳依頼をいただいたので、訳を気に入っていただけたのかな、とは思います。

室田 :その後もコンスタントにパンローリング社のお仕事をなさっていますよね。

平岡 :はい。おかげさまで最初は書籍部門から、その後はオーディオブック部門から仕事をいただくようになって、今のところ良いペースで仕事ができています。嬉しいことに、私が訳した『引き寄せの法則』がiTunesストアで2013年1月にオーディオブック総合ランキングの一位を獲得したこともあるんですよ。

室田 :それはつまり、とても多くの方に読まれているということですよね。励みになりますね!

前へ トップへ 次へ