【アメリア】Flavor of the Month 93 新保 亜紀さん
読み物
Flavor of the Month
<第93回>  全5ページ


実務、映像、出版―どんな分野でも活躍できるマルチな翻訳者が夢

濱野 :字幕コンテストで最優秀賞を取ったあとに映像翻訳の学習と仕事を初め、その後に現在のお勤めに至るということですね。

新保 :はい。映画祭の仕事が終わったあと、映像系のお仕事を増やそうと考え、マグノリアカンパニーの翻訳者登録のトライアルを受けたところ……

濱野 :冒頭のエピソードですね。進行管理をやってみないか、というオファーが来た。

バハマや御蔵島の海でイルカに大接近

新保 :とても運がよかったと思います。映像翻訳者としてはまだ駆け出しで食べていけるような段階ではありませんでした。そんなタイミングで、現場の仕事に関わることができ、さらに業務の一部として翻訳もできるわけですから。

濱野 :実務翻訳に続き、映像の分野も制覇が近そうですね(笑)。現在はお仕事がたいへんお忙しそうですが、リラックスしたいときは何をされますか? 何か趣味などはお持ちですか?

新保 :映画やドラマを観たり、本を読んだりすることが多いですね。それと、私は海が大好きで、以前はよくスキューバダイビングとか、スノーケリングとかをしていました。ドルフィンスイムも好きで、イルカと一緒に泳ぐためにバハマや伊豆七島の御蔵島にも何度か行っています。最近は忙しくてなかなか行けなくなったのですが、自宅が海に近いので、たまに散歩に行って、海を眺めてリラックスするようにしています。

濱野 :海、見ているだけで心が落ち着きますよね。最後に、将来の夢をお聞かせいただけますか?

自宅近くの海からは富士山が見える日も

新保 :いまの海外ドキュメンタリー制作の仕事はすごくやりがいがありますし、まったく未知の世界でもあったので、まずはこの仕事の技術をしっかり身に着けて、さらに制作の深いところにも関わっていけるようになれたらと思います。もちろん、翻訳にももっと関わり、スキルを上げていけたら最高です。あとは、いつか出版翻訳にも携われるよう、学習を続けたいと思っています。実務、出版、映像などの枠にとらわれず、マルチに活躍できる翻訳者になれたらいいな、と。

濱野 :IT業界で働いたのち、予期せず実務翻訳のフリーランス翻訳者になり、映像翻訳の学習歴ゼロで字幕コンテストに優勝し、翻訳者として応募した映像制作会社で制作進行の仕事を担当する……。まさに驚きだらけの新保さんの経歴ですが、やはり経験に裏打ちされた英語力と翻訳スキルをお持ちだからこそだと思います。実務、映像、出版の三分野で活躍されている方は数少ないので、ぜひマルチな翻訳者を目指してがんばってください。

■数々の外資系企業を渡り歩き、仕事に趣味に走り続けてきた新保さん。とてもパワフルで、話しぶりもじつに快活な方でした。ちなみに、出版翻訳ではミステリーやファンタジー系の本を訳すのが夢とのこと。3分野制覇、ぜひ実現させてください!

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