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  「宗教」と「親権」事件 提案者:充田
用語: パート1/ユニット15 Superior Courtに対する下位裁判所からの上訴有無の見極め方
訳語候補:
説明:
ワシントン州の第一審裁判所には、一般的管轄権を持つSuperior Corutのほかに、制限的管轄権を持つDistrict CourtとMunicipal Courtがあります。前回「アイオワ義父殺人裁判」のリーダーコメントでは、特に「州によってはこれら制限的管轄権を持つDistrict CourtやMunicipal Courtから上訴が行われることもあるので、一般的管轄権をもつ裁判所Superior Courtなどの場合は、本当に『第一審』なのかを見極める必要がある」とのご指摘を頂きました。ワシントン州で制限的管轄権のある裁判所から一般的管轄権のある裁判所に上訴されることがあることは判ったので、問題はこの「見極める必要性」をどうしたら充たせるかという問題に行き当たりました。種々試みた揚句、結局下記二つを根拠にして、「宗教」と「親権」事件の場合には、Superior Courtが上訴を受けていないことにしてしまいました。
(1) もし、Superior Courtが上訴を受けていたとしたら、法廷意見冒頭部分パート1のどの部分かに、特にユニット15の"Superior Court"の部分に、何か下位裁判所から上訴を受けた経緯が記載されている筈だが、それがない。
(2) 刑事司法の参考書ではあるが、「ワシントン州」に特定して裁判管轄権が述べてある島伸一著「アメリカの刑事司法」には、上記District CourtやMunicipal Courtは比較的軽微な事件についてのみ第1審の管轄権がある裁判所と書いてあるので、今回裁判のように5人の子供の親権を争い、夫婦共有財産(家屋含む)の分割を対象とするような事件について、Superior Courtが上訴を受けたとは考え難い。ZZ
上記かなり粗雑な判断の仕方でSuperior Courtを「ワシントン州上級裁判所(第一審裁判所)」とすることにしましたが、果してこの程度の見極めで良いものだろうかと自問しております。有料のデータベースなど使って第一審レベルの判例をトレースすることが中々できない我々としては、今回程度の「見極め方」で済むものかどうかコメントを頂きたいと思います。

  Superior Courtに対する下位裁判所からの上訴有無の見極め方 吉本 2004/09/06 18:32:32
この点の見極めは、基本的に法廷意見に示された事実関係に基づいて判断すればよいと考えます。さらに充田さんがお示しになったように当該事案の性格とその裁判所の管轄権を考慮すれば必要にして十分な判断ができるでしょう。

この場合は、Superior Courtという固有名詞が示された直後にこれをthe trial courtという形で一般名詞として受けている(前後に該当する裁判所が示されていない)ので、Superior Court=the trial courtと判断できます。