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  ナッシュ・CBS裁判 提案者:吉本秀人
用語: it turns out
訳語候補: 実は
説明: >パート2ユニット18

このit turns outが示しているのは、「キネマンの不正が捜査の進展とともに浮かんだ」ことでも「自分に対する捜査にキネマンが気づいた」ことでもなく、その時点で初めてドラマの視聴者にキネマンが容疑者であったことが分かるということだと思います。「実は」という感じではないでしょうか。つまり、「そして彼らはキネマンを取り押さえて、彼がタイ・ベッカー殺しの犯人であることを自白させた。実はそれまでにキネマンに対するFBIの内部捜査が進められていたのだが、彼はこれを阻止するためにベッカーを殺し、偽のデリンジャーの指紋をつけた銃を銀行に残したのである」といった意味なのでは。

基本的に、この段階まで、キネマンが容疑者であることは視聴者には知らされていないものと思われます(キネマンが犯人だと思って観ていたらこのドラマはかなり面白くないものになるはずです)。あくまでも「生きているデリンジャー」の存在を意識して観ていたらFBIが犯人だったというストーリーに妙味があるのでしょう。

それにしても、この判例やP・ブラウンのファンサイトの記述は「ネタばれ」ですね。判例に「ネタばれ注意」と書くわけにもいかないでしょうが・・・。

 it turns out Dune 2002/03/30 20:53:00
キネマンの告白の一部としてこの表現を捉えようとして四苦八苦していましたが、先生ご指摘のようにドラマの効果として理解すると目から鱗が落ちたようにすっきり納得できました。ありがとうございます。「ネタばれ注意」の判例は、思ったよりたくさんあるかもしれませんね。(笑)

 キネマンの容疑 吉本秀人 2002/03/25 10:09:00
上の投稿で「キネマンが容疑者であったことが分かる」とあるのは、ベッカー殺しの方ではなく、ベッカーが進めていた別件の内部捜査のことです。念のため。