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  レストラン強盗殺人裁判 提案者:充田
用語: petitioner/respondent
訳語候補:
説明: パート1/ユニット1

英米法辞典によると、petitioner/respondentの訳語は下記どおりとなっております。
(1) petitioner : 1. 請願者 2. (エクイティの訴訟などでの)原告 3. (裁量的上訴の)上訴人
(2) respondent : 1. (エクイティの訴訟などでの)被告 2. (裁量上訴の)被上訴人

ところが、このユニット1では、Petitioner-Appellant/Respondents-Appelleesという表現になっているため、上記(1)-3. 上訴人/(2)-3. 被上訴人の訳語を、それぞれpetitioner/respondentに充てることにためらいがあったこともあり、petitioner/respondentsの訳語は各人各様パートによって異なるという現象を呈しました。

リーダーが【概要】で示されたpetitionerの訳語は、上記(1)には該当しない「被告人」となっており、確かにこの訳語が本判例の訳語としては一番適切らしいことは解りますが、一つ問題点としては、引用判例に限定されるにせよ(パート3/ユニット-4/5、パート5/ユニット-4/18など)、別途defendantという言葉が文中に出てくるので、これらの訳語の使い分けをどうするかということがあるかと思われます。

Esperantoさんのご意見としては、形式にこだわることなく実質的に理解できる訳語が良いという意味で、petitioner-appellantは「被告人--上訴人」、respondents-appelleesは被上訴人--被上訴人とダブルことを避けて、単純に「被上訴人」とすることを支持しておられます(この場合、respondentの訳語は被上訴人となる)。

petitionerを請願の申立人と解釈して、申立人--上訴人/被申立人--被上訴人とするのも1案かなと思われます。また、上記(1)の訳語を使う苦し紛れの訳語として、請願者--上訴人/被請願者--被上訴人という提案はして見たものの、賛成はありませんでした。

いずれにしても、petitionerは法廷意見文中に頻出しますし、respondent(s)もパート4(ユニット25)および5(ユニット22)などに単独で現れますので、それぞれの訳語の統一についてコメントを頂きたくお願い申しあげます。






 petitioner/respondent 吉本 2006/06/27 08:37:51
「概要」は原則的にそもそも「誰が誰をどのような不法行為で提訴したのか」「検察が誰をどのような罪で起訴したのか」という原審における当事者の立場と請求原因や訴因を簡単に説明した文になっているので、控訴審における当事者の立場を表すような言葉はほとんど使っていないと思います。この場合も原審における立場から説明しているので、「概要」の「被告人」はpetitionerの「訳語」ではないことにご留意ください。

充田さんのおっしゃる通り意味的にpetitioner-appellantは「申立人−上訴人」、respondent-appelleeは「被申立人−被上訴人」ということになりますが、判例文中においてはEsperantoさんのご提案通り、各当事者の控訴審における立場を示す表現としてpetitioner=「上訴人」、respondent=「被上訴人」に統一するのがよいと思われます。