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  AT&T代理人裁判 提案者:充田
用語: DISPOSITION
訳語候補: パート5/ユニット20
説明: DISPOSITIONという言葉は、サンノゼ歩行者転倒事件/ディケンズ発砲事件/歯科材料裁判に出てきて、どの場合も「処分」と訳されております。ただ、ビング・クロスビー遺産裁判の場合は、CONCLUSION AND DISPOSITIONと表現されていて、「結論および処理」と訳されております。

今回のAT&T代理人裁判で、DISPOSITIONをmateさんは「判決」と訳しておられましたが、英米法辞典の訳語の中に「判決」という訳語はないので、過去の判例で訳されたように「処分」と訳すようお願いしました。

ただ上記の各判例の結論部分を見ると、いずれにもThe judgment of the trial court is reversed(サンノゼ)、The order granting defendant a new trial on the charge of willful, deliberate premeditated attempted murder is affirmed(ディケンズ)、The judgment is affirmed.(歯科材料)という判決めいた表現がなされています。

また、CONCLUSION AND DISPOSITIONと表現されているビング・クロスビーの結論部分には、We reverse the judgment of the Court of Appeal, and remand the matter to that court for further proceedings consistent with the views expressed herein.to.と書かれていて、やはり判決そのもののような表現がなされています。

そうすると、実際問題としてDISPOSITION(処分)というのは、判決(decision/judgment)と何処が違うのかよく解らなくなりますが、コメントを頂きたくお願いいたします。


 DISPOSITION 吉本 2007/08/07 07:42:29
dispositionという表現はdecision、ruling、judgmentなど裁判所の出した決定を示す用語に代替する表現として使われることがありますが、この場合は、文脈から言って「判決」と訳すのが分かりやすく、かつ妥当だと思います。

dispositionがjudgmentと対比して用いられるのは、前者が行政の出した決定で後者が裁判所の出した決定であることを強調するような場合です(例えば、summary disposition「略式処分」とsummary judgment「略式判決=サマリージャッジメント」が併記されているような場合)。