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  テレビ番組ライセンス料不払い裁判 提案者:吉本
用語: Appeal from〜
訳語候補: 〜からの控訴
説明: ■>テレビ番組ライセンス料不払い裁判>パート1>ユニット3
 → http://www.amelia.ne.jp/userProjectTRView.do?projectId=92&partNumber=1&unitNumber=3


ここではやはりfromの目的語が「裁判所」か「判決」で判断が分かれるでしょう。つまり、fromの目的語が裁判所である場合は「〜からの控訴」(たとえば、「地裁からの控訴」)にするのが自然、fromの目的語が判決や命令である場合は「〜に対する控訴」(たとえば、「地裁の判決に対する控訴」)が自然だと思います。

Esperantoさんから「判決」の言葉がなくてもappealの対象は何らかのjudgmentに決まっているというご意見がありましたが、訳出にあたっては「判決」の言及がないという点を無視できないと考えます。

通常、「〜裁判所に対する控訴」という表現では、「高等裁判所に対する控訴」「控訴裁判所に対する控訴」など、控訴を申請する先の裁判所が「〜」のところに置かれるので、「地裁に対する控訴」では実際の手続きと矛盾することになるでしょう。

また、ここではfromの代わりにagainstを用いることはできないと考えます。

確かに、控訴では訴訟の当事者が下級裁判所の判断を“不服として”その判断の当否を上級裁判所に確認するわけですが、その場合、裁判所はあくまでも訴訟当事者ではないので対立する(againstの関係にある)相手ではありません。あくまでも手続き上、下級裁判所から(from)上級裁判所に手続きが移されるということ。

結論として、“appeal from裁判所”は、「〜からの控訴」でよいのではないかと考えます。ただし、充田さんご提案の通り、判事の名前は別記すべきでしょう。