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  テレビ番組ライセンス料不払い裁判 提案者:吉本
用語: 控訴審の判断について
訳語候補:
説明: ■>テレビ番組ライセンス料不払い裁判>パート4>ユニット20
 → http://www.amelia.ne.jp/userProjectTRView.do?projectId=92&partNumber=4&unitNumber=20


ご存じの通り、控訴審においては第一審の法律判断に誤りがあったかどうかを審理しますが、この場合、審理すべき問題とは、「900回x 10,000ドルの損害賠償額裁定が不合理である」ことの申立を却下した判断ですね。

控訴審の多数意見では、地裁の判断を認め、第一の争点であるwork「著作物」はシリーズかエピソードかという点と第二の争点である著作物は何回侵害されたのかという点を分けて考え、第二の争点におけるフェルトナー側の主張については証拠提出のタイミングを逸したから判断しないという立場をとっています。

これに対して、控訴審の反対意見では、第二の争点に関するフェルトナー側の証拠提出が遅れたとはいえ、第一の争点と第二の争点をどちらも考慮した上で損害賠償額を算定するべきだと言っています。反対意見においても、第二の争点に関する証拠提出のタイミングが遅きに失したことについては多数意見と同じ見解です。

したがって、控訴審では、損害賠償額の算定にあたり、第一審で遅く提出された証拠をもとに審理しているのではなく、第一の争点と第二の争点を分けて考えるか、合わせて考えるかという問題を審理しているのだと思われます。

充田さんが控訴審で第一審の判断を機械的に認めたのはおかしいという印象をもたれたのは「証拠が提出されているのに」という違和感だと考えますが、控訴審は第一審で遅く提出された証拠を改めて採用する場ではないので、その点は当然ではないでしょうか。