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  シェルダン裁判 提案者:充田
用語: 「パート5/ユニット36 キーツの詩」
訳語候補: 「」
説明: このユニットを読むと、キーツの詩「ギリシャの壺に寄する賦」のことを全然知らなかった人が、不思議な偶然で同じ詩を作詞して発表したら、その人物は「作家」と認められ、同人物がその詩の著作権を主張したら、他人はそれを複製できないだろう−−−と書いてあります。それはそれとして、その後に「他人は当然キーツ自身の詩は複製できるであろうが」となっております。その意味は、(1)キーツの時代(1795〜1821)には、まだ「著作権」という発想そのものが存在していなかったから、あるいは(2) 仮に著作権があったとしても、既にキーツの没後50年以上を経過しているので、著作権の効力が消失しているからなのでしょうか?

 re:キーツの詩 吉本 2003/03/04 12:05:00
彼が没後50年を経過していることは確かなので、これはキーツの時代に著作権という発想が存在していたかどうか、というご質問と考えます。

キーツ生誕以前の18世紀初め、すでに彼の母国イギリスでは世界初の著作権法といわれるQueen Ann’s Law(「アン法」)というものが制定されており、著作権という概念そのものはあったようです。ただし、同法の内容は寡聞にして知りませんので、当時においてどれだけキーツの権利が保護されたかは分かりません。

いずれにしろ、現在において世界の著作権保護の基礎を成すベルヌ条約が発効したのは1887年なので、現在の基準でいう著作権の保護は与えられなかったでしょう。