結果発表 | 【Amelia】在宅でできる英語などの翻訳の求人・仕事探しはアメリア

ロマンス小説翻訳コンテスト

よっし〜 さんの訳文

課題

His hands were hardened from his work. He fixed peoples kitchens for a living.
But surprisingly, his handshake was soft and inviting. His muscular arms and hazel-green eyes
caught her attention the minute she opened the door.
"Sorry I'm late. Sounds like this could take a while." His warm smile revealed hidden dimples.
"Thanks for coming on such short notice." She smiled at him. After inviting him inside, they
moved to the kitchen. He stepped around the puddle of water on the kitchen floor, and got to work.



訳文

 仕事柄、無骨な手。キッチンの修理を生業にしている男だ。
 だが握手をすると驚くほど柔らかく、心地よい。女はドアを開けた瞬間から、筋骨たくましい腕と茶色がかった緑色の目に釘付けだった。
「遅くなって申し訳ない。お聞きしたところちょっと時間がかかりそうですね」男が優しげに微笑むとえくぼが浮かび上がる。
「急にお願いしたのにお引き受けいただいてありがとうございます」女は男に微笑んだ。男を中に招き入れ、キッチンに案内する。男はキッチンの床にできた水たまりのそばに足を踏み入れると、作業に取り掛かった。



レーティング参加者からのコメント

1. 「瞬間から〜釘付けだった」が秀逸だと思いました。これなら握手の前後の時系列がスッキリしますね。自分にはない発想でした。 (評価5)

2. 「女」「男」という、性別あらわな訳出に、「ロマンス小説」という部分を意識したのではという印象を受ける。代名詞の選び方によって、訳の雰囲気を作っているところに個性と意思を感じる。いかにも、荒々しい、激しい展開が予測されるような表現である。「釘づけ」という訳がいいと思った。
「優しげに」という訳が「本当に優しいかどうかはわからないが少なくともそう見える」というように解釈でき、荒々しいトーンを保つ訳出となっている。
会話が少々ぎこちなく感じた。
 (評価4)

3. 釘付けという表現はオーバーでは?? (評価2)

4. 訳し方が上手いですが、もう少しひねったらもっとよくなる文章です。 (評価3)