第12回 ジョーク翻訳コンテスト

ksogawa さんの訳文

課題

Gallery Sale

An artist asked the gallery owner if there had been any interest in her paintings that were on display.
"Well, I have good news and bad news," the owner responded.
"The good news is that a gentleman noticed your work and wondered if it would appreciate in value after your death.
I told him it would and he bought all 10 of your paintings."
"That's wonderful," the artist exclaimed. "What's the bad news?"
"The gentleman was your doctor."



訳文

絵の売行き

画家が画廊の主人に、展示してある自分の絵に興味を示す人はいたかと尋ねました。
「いやそれがね、いい知らせと悪い知らせがあるんです。」と主人は答えました。
「いい知らせっていうのは、ある紳士があなたの作品に目を止めて、それがあなたの死後、値上がりするかなって言ったんですよ。私が値上がりしますともって言ったら、その人はあなたの絵をありったけ10枚買ったんです。」
「すごいわ!」と画家は声を上げました。「で、悪い知らせっていうのは?」
「その紳士、あなたがかかってる医者だったんです。」



レーティング参加者からのコメント

1. 「紳士」は会話ではもうほとんど使わない。1番目のgentlemanは「紳士」で済ませてもしかたがないと思えるが、2度(最後の文)出てくると、時代錯誤な感がある。 (評価3)

2. タイトルが意訳しすぎると思います。 (評価2)

3. 今までレーティングした中で、一番上手だと思います。 (評価5)

4. 「ありったけ」という言葉が出てきたのがすごい。ギャラリーやオーナーなどというカタカナ語を使わず、すべて日本語に訳したのもすごい。 (評価5)

5. タイトルがいいと思います。 (評価3)