アニメ翻訳コンテスト
犬味 さんの訳文
課題
※訳文応募期間は2022年01月27日(木)をもって終了しております。
Girl: Tomorrow is your birthday, isn’t it?
Robot: Yes, if you think a robot has a birthday. I’ve been programmed to serve your every need. My initial start date is of little importance to me.
Girl: But you are a member of our family. Even if you are a robot. We think of you as one of us. We want to celebrate your life like we would any of our other family members.
Robot: That is such a kind human sentiment to share with me. You know I am programmed to work without emotion. If you choose to give me a birthday party, that is up to you.
訳文
女の子 : 明日はキミの誕生日でしょ?
ロボット: ハイ ご主人サマがロボットにも誕生日があるというのなら
ワタシはご主人サマのいろんなお願いに応えられるよう プログラムされていマス
最初に起動した日など ワタシにはどうでもいいのデス
女の子 : でも キミはわたしたちの家族の1人 たとえロボットでもね!
わたしたちはそう思ってる
だからパパやママの誕生日のときみたいに 君の誕生日もお祝いしたいの!
ロボット: これがニンゲンの「やさしいココロ」というモノなのですネ
もちろん ワタシは感情で動くようにプログラムされていまセン
ご主人サマがワタシのパーティーをしてくれると決めたのなら お任せしマス
レーティング参加者からのコメント
またany of our other family membersを「パパやママの誕生日のときみたいに」としているところが、幼い女の子らしく、愛らしいと思います。 (評価:5)
2. ロボットの「どうでもいいのデス」という訳や、「やさしいココロ」という訳が、自然で面白いなと思いました。
また、セリフ全体でなく、一部をカタカナにする発想がすごいと思いました!全部カタカナだと大変読みづらくなってしまうのですが、部分的に入れることで、読みやすさを損なわずにロボットらしさが出ていると思います。こういう取り組み方は自分には思い浮かばなかったです。
女の子の訳の、ロボットに対する「キミ」の表記が統一されているとさらによかったと思います。 (評価:4)
3. 語尾や話し方でキャラクターをしっかりとつけたうえで訳していると感じた。 (評価:4)
4. 他のもの同様、ニンゲン、ココロなどカタカナの表現や女の子の素直で優しい雰囲気はよく出ているのでいいですよね。ロボットが女の子をご主人扱いが正しいのかどうかがわかりかねます。 (評価:3)
5. ロボットの言葉の最後がカタカナになっているのが素晴らしいと思います。当然ロボットではありますが、女の子との会話の間に感情が浮かび上がりシーンが描写出来ました。 (評価:5)
6. 正しい訳出のニュアンスが自然な話し言葉になっていると感じました。ロボットの話し言葉がカタカナで表されているのもロボットの声が聞こえてきそうな表現で良いと思いました。 (評価:5)