アニメ翻訳コンテスト

波猫まち子 さんの訳文

課題

※訳文応募期間は2022年01月27日(木)をもって終了しております。

Girl: Tomorrow is your birthday, isn’t it?
Robot: Yes, if you think a robot has a birthday. I’ve been programmed to serve your every need. My initial start date is of little importance to me.
Girl: But you are a member of our family. Even if you are a robot. We think of you as one of us. We want to celebrate your life like we would any of our other family members.
Robot: That is such a kind human sentiment to share with me. You know I am programmed to work without emotion. If you choose to give me a birthday party, that is up to you.



訳文

女の子:明日はあなたのお誕生日でしょう?
ロボット:もしロボットに誕生日があるとしたらそうですね。私はあなたに仕えることをプログラミングされています。そのスタート日がいつかはあまり重要ではありませんね。
女の子:でも、あなたは私たち家族の一員よ。例えロボットでも、あなたを家族の一人と考えているわ。だから、家族の誕生日と同じように、あなたの誕生日もお祝いしてあげたいの。
ロボット:それはご親切に。私は感情ぬきで働くようにプログラムされていますからね。私のために誕生日会を開きたいというのであれば、どうぞそうなさってください。



レーティング参加者からのコメント

1. ていねいな女の子はいいと思いますが、対するロボットまで必要以上に敬語のような、お仕えする立場とは言え少し惜しい感じに思えます。感情抜きでひたすら女の子のために日々尽くしているのは伝わりますが、わりとフレンドリーな女の子と距離が出過ぎてしまいそうで。ただ内容は合っているようですし、スムーズなやり取りはよく、不思議とぎこちなさがないので安心感は与えていそうな気もします。
そこは一部の他の方との違いで、きっと執事のようで(家庭)教師か、家族と思うのも分かるようで、いい関係なのでしょう。淡々としていても寄り添ってる感じするロボットを慕っている、多くの方がされているなぜだかいかにもロボットを手下か下男のような扱いでないのには大変救われるようです。自分もそうですが、人間のエゴのような本音みたいなのが訳する時は出てしまうものなのか。serve により対等でなくなったことで左右されたか、罠のような。いろいろ勝手に想像してしまいますが、柔らかく訳す加減の難しさを気取った風でうまく乗り切られたのかもと思います。 (評価:5)