第3回 アニメ翻訳コンテスト
さーやん さんの訳文
課題
Narrator : Sally is a fifteen-year-old ordinary high school girl. Previously, Sally met a strange old woman and was given a piece of chocolate. She ate the chocolate and the next morning, she woke up to find herself in somebody else’s body.
Sally: What happened? Why are my pajamas like an old man’s? Where’s my hair? And what happened to my voice?
Wife: Hi, honey. It’s time to get up and get ready for work. Will you wake the kids up?
Sally: Who are you and what are you talking about? I am not a father of any children.
Wife: Are you still dreaming – time to wake up! Come on, get going. I have an important meeting with my clients and need to get going now. Remember to pick Josh up at 5 o’clock. See you tonight.
Sally: Wait, I can’t take care of these kids. I don’t even know who this family is.
Josh: Morning, dad. I’m hungry. Can I have some Choco Puff Pops for breakfast?
訳文
ナレーター:サリーはどこにでもいるごく平凡な15歳の女子高生。そんな彼女はある日ちょっと変わった老婆に出会いました。その老婆がくれた1粒のチョコレートを食べた翌朝サリーが目覚めると、なんとサリーの体が見知らぬ体に入れ替わっていたのです。
サリー:えっ、どうしちゃったの?なんでこんなおじさんくさいパジャマなの?あれっ、髪は?っていうか、わたしの声どうしちゃったの?!
妻:ほら、あなた。起きる時間よ、そろそろ支度して。子供たちを起こしてきてちょうだいよ。
サリー:あなただれ?父親とかこどもとか、いったい何の話してるの?!
妻:まだ寝ぼけてるのね、さっさと起きて!ほら、早くしてちょうだい!クライアントとの大事なミーティングがあるから、わたしもう行くわよ。ジョシュのお迎えは5時だから、忘れないでね。頼んだわよ、じゃあね。
サリー:え、ちょ、ちょっと待ってよ!子供の面倒なんて無理よ。どこの誰かも知らないっていうのに!
ジョシュ:おはよう、パパ。おなかすいたよ。ぼく、チョコポップが食べたいな!
レーティング参加者からのコメント
2. サリーの焦っている様子が伝わってきました。 (評価:5)
3. 父親とかこどもとかの部分はそのままの訳ではないですが、前後の意味からわかりやすくて良いと思います。 (評価:5)
4. とても上手く訳せていると思います。一点だけ気になったのは、ナレーターの部分で「見知らぬ体に
入れ替わっていたのです」の部分で、ここは「見知らぬ人の体に入れ替わっていたのです」の方が
良いと思います。
サリーと妻の会話はとても臨場感があり、その光景が目に浮かぶようでした。素晴らしい出来だと
思います。 (評価:5)