企画書リスト
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図書館に隠された地図――まさかの密室殺人のカラクリ | |
P02224 | 図書館で高名な学者が死んだ。突然の病死かと思われたが、続いて起こった泥棒と殺人で、殺人事件の様相を呈してきた。だが、防犯カメラには犯人の姿はなく、何も盗られていない。娘に残された一枚の道路地図。90年前の安物の地図が密室殺人事件の謎を解く。ミステリーの要素と、地図の力というファンタジーの要素を併せもつ作品である。古きものと新しいテクノロジーはどう融合するのか。家族を愛する究極の選択に読者はどう向き合うか。これはハッピーエンドなのだろうか。 |
英語 | |
P.392 | |
2022年 | |
試訳あり |
中国版『白夜行』 残酷な運命からの再生を描く、時を超えた復讐劇 | |
P02239 | 他殺か、自殺か?そして真犯人は?過去の事件の真実を明かすべく、復讐劇が展開します。中国東北部の風俗・風景や時代の変化のきめ細かな描写を背景に、少年少女たちが思いもよらぬ出来事や殺人事件にのみ込まれてしまう物語は、中国の多くの読者から中国版『白夜行』として高く評価されています。少年少女たちが置かれてしまう取り返しのつかない残酷な状況に、やりきれない気持ちにさせられることもあるでしょう。しかし、光をキーポイントに進むこの物語は、単なるサスペンスではありません。人は再生できるということを教えてくれる、心の支えとなり得る物語です。 |
中国語 | |
P.276 | |
2017年 | |
試訳あり |
映画完成間近! 教皇選挙を巡る政治スリラー | |
P02243 | 世界各地で政治が保守化する中、ローマ教皇は国際政治にも大きな影響力を持ち、その座をめぐって改革派と保守派が激しい主導権争いを現実に繰り広げている。そうした実際の政治状況を背景に編まれたこの小説は、まさに改革派の教皇が逝去するところから始まり、後任を選ぶ選挙コンクラーベが幕をあける。改革派と保守派の対立が激化する傍らで、選挙を仕切る枢機卿である主人公は陰謀の渦中に巻き込まれていく。新教皇は果たして誰になるのか?オスカー作品監督のもとオスカー候補経験のある熟練俳優3人が集結して現在、ローマでの撮影はアメリカ俳優組合のスト突入前の2023年3月に終了し、現在編集が進行している作品でもある。 |
英語 | |
P.304 | |
2016年 | |
試訳あり |
スタイリッシュなスマートハウスが舞台のサイコミステリー | |
P02251 | ロンドンのテクノ・ミニマリズムと呼ばれるデザイナーズハウス。過去と現在に時を別けてそこに住んだ二人の女性は建築家と危険な恋に落ちながら、謎に包まれた彼の過去を探る。シンプルで完璧なライフスタイルを要求するスマートハウスと新しい人間関係を目指すミステリアスな建築家を巡り、二人の女性は全く別の運命をたどる。過去と現在の章が交錯しながら、ところどころに居住希望者に出されるまるで人間の本質を問うような質問リストが織り込まれた構成の巧みさによって一気に読み進むサイコサスペンス。 |
英語 | |
P.352 | |
2017年 | |
試訳あり |
女は男を殺したのか?最終章まで手に汗握る展開の仏ミステリー | |
P02255 | 「男を殺しました」― ある朝、24歳の女がヴェルサイユ署を訪れ自ら犯した罪を自供した。「性的暴行を受け、気が動転しアイロンで男の頭を叩くと動かなくなった。死体はガソリンを撒いて焼いた……」と女は殺害の経緯を淡々と語った。警察が捜査に乗り出すも犯行の痕跡を示す証拠は何ひとつ発見されない。女は19歳のとき強盗事件に加わった罪で刑務所暮らしをした辛い過去をもつ人物だった。この事件は女の狂言か? もっと卑劣な犯罪が隠されているのか? 捜査が進むに連れて、意外な事実が次々と明るみに出て、謎はますます深まっていく。スリリングな展開が続き、最終章まで事件の真相は明らかにされない。フランスでのミステリー大賞受賞作。 |
フランス語 | |
P.256 | |
2023年 | |
試訳あり |
ネッドケリー賞受賞作。南アフリカの現在を描く警察小説 | |
P02258 | アパルトヘイト撤廃後の南アフリカは、黒人が主導するANCが政権を握るものの、支配層には汚職や不正がまん延し、総選挙を前に白人を中心とした住民の不満が高まっていた。警察内部でも、黒人が上層部を支配し、主人公ら白人の刑事は肩身の狭い思いをしていた。そんなとき、過去に黒人の虐殺に関与していた元警部が殺害される。事件の捜査に政治的な思惑が絡まないはずはなかった。主人公は、新人の女性黒人刑事とコンビを組み、互いにぶつかりながら真相に迫ろうとする。 |
英語 | |
P.244 | |
2019年 | |
試訳あり |
エドガー賞他多数受賞の瑞々しい青春ミステリーの傑作 | |
P02259 | 舞台はナチス占領下のオランダ、アムステルダム。レジスタンスの女性に匿われていたユダヤ人少女が、密室状態の家から、ある日忽然と姿を消す。ナチスのユダヤ人迫害が激しくなるなか、レジスタンスの仲間とともに主人公の少女が、ユダヤ人少女失踪の謎を追う。「アンネの日記」にオマージュを捧げ、ミステリーと青春小説、戦時下のドラマを巧みに融合させた青春ミステリーの秀作。エドガー賞のベストYAを含めYA関連の各賞十冠に輝く作品。 |
英語 | |
P.320 | |
2017年 | |
試訳あり |
CWA賞候補作。静謐とした雰囲気の傑作ミステリー | |
P02260 | 1992年イタリア、この夏は、ことのほか寒い夏だった。この年、マフィア撲滅に向けて闘っていた二人の裁判官が暗殺される。二人の死に国民とイタリア全土の法執行機関が深い衝撃を受ける。同じ頃、プッリア州でもギャングの間で激しい抗争が生じていた。これはそのプッリア州における警察官の戦いの物語である。CWAインターナショナル・ダガーにもノミネートされた、冷やかな静謐さが漂うイタリアン・ミステリーの傑作。 |
英語 | |
P.276 | |
2018年 | |
試訳あり |
グラディエーターとの禁断の恋、ローマ皇帝の暗殺をめぐる陰謀 | |
P02266 | 古代ローマで、奴隷として生きた女性の物語です。グラディエーターとの恋、奉公先の娘によるいじめを経て、皇帝の愛妾とまでなり、最後は皇帝の暗殺に加担するなど、ドラマティックな展開にはらはらどきどきさせられます。史実とフィクションが入り混じっているだけではなく、歴史小説、ミステリー、恋愛小説の要素が詰まっているので、古代ローマファンはもちろんのこと、幅広い層から支持されるでしょう。初版から時間が経っていますが、古代ローマものの人気は根強い上に、舞台が歴史ですから、出遅れた感じはないでしょう。すでに大ヒット作を出している作家の前作で、再び脚光を浴びているシリーズ作ですから、タイミングとしては絶好です。 |
英語 | |
P.469 | |
2010年 | |
試訳あり |
「正直者は馬鹿をみる」なんて、もう言わせない! | |
P02269 | 生きにくいと感じる事件の多い世の中だけれど、読書中は、人のぬくもりと優しさを存分に味わうことができる。頑張れー頑張れーと気がついたら主人公を必死で応援している自分がいた。読み終わった日の夜は、温かい気持ちで眠ることができる。この本を、これから多感な時代を迎える自分の子供たちにぜひ読んでほしいと思った。 |
英語 | |
P.304 | |
2011年 | |
試訳あり |
ナチス犠牲者の遺品を返却する仕事を描く歴史ミステリー小説 | |
P02299 | ドイツに実在するナチス犠牲者の遺品を遺族へ返却する施設を舞台に、女性アーキビストが遺品の持ち主のたどった人生と、残された遺族の消息を追い、運命をつなぎ合わせる歴史ミステリー小説。舞台はドイツのみならず、ポーランド、アルゼンチン、イスラエル、ギリシャ、フランスなどで時空を超えて展開し、個人史と大きな歴史を組み合わせて壮大な世界観を構築していく。圧倒的なリーダビリティを誇りながら、人類の歩みの中で歴史の果たす役割を追求する。 |
フランス語 | |
P.416 | |
2023年 | |
試訳あり |
天才女子高校生探偵による古の事件解決ふたたび | |
P02313 | 舞台は現代の合衆国。前作で凡そ85年前の殺人・失踪事件と現在進行形の殺人事件を同時に解決した天才女子高校生探偵が、今度はリゾート施設で45年前に起きた猟奇殺人事件を捜査することになり、リゾート施設のキャンプ場へ。前作で主人公を支えた友人たちも同行する。自身の恋愛や人間関係の構築にはいたって不器用な主人公だが、様々な人と関わり、試行錯誤しながら真相に迫る。その姿は等身大で、思わず応援したくなる。ヤングアダルト向きのミステリシリーズではあるが、大人の読者も読みごたえを感じてくれると確信している。また、前作から続編を望む声をちらほら見かけるのも事実である。 |
英語 | |
P.398 | |
2021年 | |
試訳あり |
現在のガザが示す慧眼:最上級の歴史改変国際サスペンス | |
P02315 | 死んだはずの大戦敗戦国の指揮官が生きていて復活を狙うという通俗的な設定を敢えて採用し、世界を舞台に息もつかせず読ませる国際サスペンスを通じて、戦争の足音が聞こえる今、ありえないことを警戒せよと真摯に警告する上質のエンターテインメント。 |
英語 | |
P.283 | |
2023年 | |
試訳あり |
罪を犯した男の人生 | |
P02322 | 主人公は刑務所で服役している男。過去を回想し、幼少期から大人になって殺人を犯してしまうまでが、一人称で語られる。変わった子どもだった彼は、友だちもなく、親からも見離され、誰にも理解されず、何をやってもうまくいかず、孤独な人生を歩んでいく。どこかに救いはなかったのか、考えさせられる一冊。本の中で描かれている人間の心の闇は、国や時代を感じさせず、身近に起こりうる現実的な問題である。アイスランドで作者本人に翻訳を薦められた一冊。作者は、現地の「犯罪小説賞」を3度受賞している人気作家で、彼の本は世界各国で翻訳出版されている。 |
アイスランド語 | |
P.155 | |
1999年 | |
試訳あり |
犯罪の世界に入り込んだ彼女は、そこから抜け出せるか? | |
P02342 | 舞台は火山噴火と金融危機に襲われた冬のアイスランド。女の恋人との関係を夫に知られ離婚を余儀なくされた主人公を中心に、様々な人々の人生が交錯する。親権を夫に取られた彼女は、弁護士にはめられ、お金のために麻薬の運び屋になる。しかし空港の税関職員が彼女を疑い始める。彼女は捕まらずにいられるか?恋人との関係は?親権は取り戻せるか?恋人は銀行員で経営破綻の責任を追及されて検察の取調べを受ける被疑者。元夫はその同僚。高齢の税関職員には病気の妻がいる。それぞれが苦しい境遇から抜け出そうとする。果たして黒幕は誰なのか?経済崩壊した社会を背景にしたリアルな犯罪小説。15カ国で出版。全文試訳あり。 |
アイスランド語 | |
P.344 | |
2015年 | |
試訳あり |