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企画書リスト

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居場所はどこかにある。もがいて苦しんだその先に必ず見つかる。
P01995 周囲の人々に理解されず苦しんでいた少女は、施設を逃げ出し、途中偶然出会った女性の元に厄介になる。自分の周りの大人たちとは異なり、過干渉せず適度な距離を保ちながら見守ってくれる女性の寛容さに少女は心地よさを感じる。今までとは全く異なる日常生活や重労働を伴う体験は新鮮で、病んだ少女の心が徐々に癒されていく。一方女性は昔、束縛された苦しい生活から自由を求めて逃げ出したが、失敗に終わり、孤独な諦めの生活を送っていた。二人の女性がそれぞれ苦しみ、悩んだ末に自らの居場所を見つけるまでの物語。
ドイツ語
P.255
2019年
試訳あり
この濃密な数週間で大人になるため大切な事を全て学んだ
P02005 主人公は数週間、勉強のために下宿することになる。その間に様々な経験をする。今まで知らなかった家族の過去と複雑な関係、そして家族の自分への愛情と信頼を知る。また、恋をし、恋が愛に変わっていくのを感じる。さらに親友とは、楽しい時を共に過ごす仲間というだけではなく、辛く苦しい状況にある友人を助け、寄り添うのが真の親友なのだと悟る。そして自ら行った過ちに対し、ただ恐れて現実逃避するのではなく、誠実に物事と向き合う勇気を学ぶ。心に残る数週間となる。
ドイツ語
P.317
2021年
試訳あり
今日も明日もしんどいあなたへ
P02008 これはただの医療小説ではない。病状と感情のジェットコースターへようこそ。生き延びるのか、死んでしまうのか、最後の最後まで分かりません
英語
P.278
2022年
試訳あり
中東からアメリカに来た老婦人が人生の終わりにやり残したこと
P02014 本書は日本人にもおなじみの『千夜一夜物語』をモチーフに、シェヘラザードが現代のアメリカに降臨し、レバノン人移民の老婦人のもとを訪れ、その日から千一夜まで老婦人から毎日毎晩話を聞く形で物語が進行していきます。果たして彼女は自分の命が尽きる千一夜までに、人生でやり残したことをやり遂げられるのでしょうか? 主人公は二度結婚して、子どもが十人、孫が十四人いる設定で、彼らが入れ替わり立ち代わり登場しては物語をにぎやかにユーモラスに紡いでいきます。現実の世界が混迷の不安な時代だからこそ、優しい懐かしい普遍的なものを思い出させてくれるこんな小説がますます貴重なのだと思います。
英語
P.365
2009年
試訳あり
両親との別れを機に自らの系譜を探る文学性にあふれた自伝的小説
P02023 物語は、集中治療室に搬送された父親を見守るところから始まる。末期がんの父親と認知症の母親の面倒をみながら、自らも小さな子供の母親である著者が、両親の疾患の発症から進行、自らの子供時代の思い出や両親の若き日をスケッチのようにつづっていく自伝的小説。両親の人生を語りながら、ふたりがそもそもどんな人間だったのか、自分自身がどんな人間になってしまったのかを次第に理解していく。途中、自らの思索の手掛かりや拠り所とするように、哲学者、医師、安楽死を選択した患者などの言葉が象徴的に数多く引用され、読者にも考えるきっかけをもたらしてくれる。また、コロナ禍で介護する側の厳しい状況なども垣間見ることができる。
ドイツ語
P.157
2021年
試訳あり
個性豊かな人物たちのハチャメチャで悲しくもおかしい家族の物語
P02024 この小説は、作者が子どもだった70年代のロシアに近いベラルーシの小都市を舞台にしたある家族の物語です。小説の魅力は何といっても、魅力的な登場人物にあります。通常家族の思い出と言われて想像するような家族像ではなく、おしゃべり好きな乳母やなんでも分解してしまう弟、奇抜な節約術を思いついては試す父など個性あふれる面々です。出てくるエピソードもへんてこなものばかりで、思わずくすっと笑ってしまうものや、逆にぞっとするようなものもあります。さらに物語は家族の崩壊まで描かれ、それまで積み重ねられたエピソードが去来し、読者の感情を揺さぶることでしょう。
ロシア語
P.167
2009年
試訳あり
終戦直後の旧強制収容所を舞台に人間の再生を描く歴史小説
P02036 国連軍は第二次世界大戦終結直後、ナチスドイツの強制収容所を接収し、祖国を追われたポーランド系難民のための一時収容施設とする。南ドイツのある収容所の運営を任されたのは公募に応じた民間人女性3人だ。英米仏とそれぞれ国籍も年齢も異なるが、共通しているのは、戦争によって深く傷ついた過去があること。彼女たちと、難民たちは戦後の混乱期に、悩み、もがきながらも再生を目指して共に歩んでいく。この物語の多くが史実にのっとっているが、日本人にとっては多くが新しく知ることばかりだろう。苦難に立ち向かう人間の力強さが伝わる歴史小説だ。
英語
P.351
2022年
試訳あり
19世紀の冬を舞台にした現代アイスランドサガ
P02090 物語は雪の荒野で男が雌狐を追う狩りで始まる。厳しい自然の中で男と雌狐の駆け引きが描かれる。男は牧師で、邪険にしていたダウン症の女性の葬儀を執り行ったばかりだった。彼女は15年前に座礁船に鎖で繋がれていた女性で、引き取ってくれた男性と暮らしていた。当時のアイスランドでは出生とともに死産とさせられていたダウン症児がそこに生きる姿は、健気であり哀れでもあるが、人や自然に触れ合いながら穏やかに暮らす幸せもまた伝わってくる。人間の尊厳とは何か。人も自然も慈しんで生きていかねばどうなるか。大自然の脅威になすすべもない男に天罰が下る。北欧理事会文学賞受賞。45ヵ国で出版。全文試訳あり。
アイスランド語
P.123
2003年
試訳あり