ご利用企業インタビュー

株式会社ラテックス・インターナショナル

株式会社ラテックス・インターナショナルスタッフが連携してお客様の要望に応えていく

株式会社ラテックス・インターナショナルは1999年に誕生しました。同社の川本雅宣社長がもともとフリーランスでスペイン語の翻訳・通訳に従事していたこともあり、スペイン語・ポルトガル語・英語を中心とした翻訳会社としてスタートしましたが、現在ではアジア言語、欧州言語など40カ国語以上に対応しています。

川本社長は、翻訳・通訳の会社でコーディネーター、営業の担当も経験してきたことをふまえ、次のように語っています。「あらゆるポジションを経験して気づきました。立場により目指すものが微妙にずれ、結局お客様のためのものに仕上がらない、ということが往々にしてある。だから、関わるスタッフの連携を密にして、お客様が本当に望むものを作り上げていく。それを可能にする会社を作りたかったのです」と。

自らの経験を生かし、それぞれのスタッフの立場とこだわりを理解したうえで、まずは『お客様のため』の翻訳をしていく。それを経営理念として会社のシステムを作り上げ、実践し、お客様の信頼を得ることに成功してきたのです。

翻訳とテクニカルライティングを駆使したサービスを

同社が受注する翻訳は、実務・技術系全般のみならず、映像翻訳(商品紹介ビデオやセミナービデオ、アニメなど)や出版翻訳(雑誌記事、単行本など)にも広がっています。

さらに、会社を始めて3年目くらいからお客様の要望が増えてきて、テクニカルライティングという、現在では翻訳に並ぶもう一本の柱となる業務が確立しました。

「日本語のマニュアル制作の際に、お客様は元となる完全な英文マニュアルを持っておらず、英文の資料だけをたよりに制作する、さらには資料すら無く、担当者から聞き取りをしながら制作する、といったニーズもありました。その要望に応えていくうちに、テクニカルライティングのサービスが弊社の特長のひとつになっていきました」(川本社長)

現在では、海外の開発現場に常駐し、製品開発と並行して日本語版マニュアルを制作するといった仕事もあるそうです。「ドキュメンテーション事業部には、便宜的に翻訳グループと制作グループの2つがありますが、常にグループの枠を越えて両者が連携しながら仕事を進めています。元となる英文がある場合でも、お客様のご要望に応じて、翻訳→チェックの後に、その分野の知識をもつテクニカルライターが文章をブラッシュアップすることも可能なのです」(川本社長)

翻訳者に最も必要なのはやる気と誠実さ

現在社員は約30名。登録翻訳者は700名あまりで、新規登録は年間平均50名ほどです。登録翻訳者のためのトライアルは、常時受け付けています。

「応募に条件はありません。私自身、フリーランス翻訳者をしていた経験があるので、仕事を得ることの大変さはわかっています。過去に実績がなくても、きちんと勉強してきた人であれば採用しようというのが弊社の方針です。翻訳力や専門知識などのレベルは高いものを求めていますので、トライアル合格は決して簡単ではありませんが、諦めずに何度でもチャレンジしてください」(川本社長)

翻訳技術、専門知識に加えて、同社が非常に重要だと考えているのが、やる気と誠実さ、そして翻訳者としてのプロ意識です。

「本人が成長しようとしているか、お客様の要望をくみ取って誠実な仕事をしようとしているのかということを、実際の仕事を通して見ています。これは翻訳者だけでなく、弊社のコーディネーターも同じで、そうした心がけこそが実務翻訳者としてのプロ意識だと思っています。この意識がなければ、良い制作物にはなりません。そこを大切にしているからこそ、お客様からの信頼を得られているのだと思っています」(川本社長)

わが社のここが自慢!モットーは「心と心をつなぐドキュメント」

「英日翻訳で英語をそのまま日本語にするだけではなく、英語の文面には出てこない、元の英文を作った人の意図は何か。依頼してくださったお客様が、何の目的でこの仕事を依頼されたのか。徹底したヒアリングや検証で探り出します。最終的に翻訳者、翻訳会社、お客様の心がすべて繋がって、その全員の思いが読む人にきちんと伝わるような文章を作っていく、それが目標です」。同社ではこのような考え方のもと、スタッフが連携して仕事を進めています。 

そのために最も重要だと位置づけているのは、人と人とのコミュニケーションです。お客様とコーディネーターのやりとり、またコーディネーターと翻訳者のやりとりは、最近ではメールが主流だと思いますが、同社では電話での会話を重視しています。受注時、依頼時には必ず電話で言葉を交わし、できるかぎり詳細な情報を集めます。

「お客様がどのようなものを求めているか、直接話すことによってより気持ちをくみ取ることができます。また、その情報を翻訳者さんにできる限り伝えるように心がけています。それもメールではなく、電話で直接話すことで、細かいところまでお伝えできると思っています」(三品さん)

翻訳者、コーディネーター、営業と、立場により、案件に対する意識、考えが異なってしまうと、お客様の望まれているものから離れてしまいます。お互いがお互いの立場を理解することによって、単なる翻訳ではなく、最終目的である「お客様が必要としているドキュメント」を作り上げることができる。その体制や人材を有していることが、何よりも同社の自慢です。

スタッフからひとこと!常に向上心を持って高い期待に応えてほしい

ドキュメンテーション事業部 翻訳グループ係長 三品信子さん最近の受注案件の傾向を見ていますと、内容がより難しく、専門的になってきていると感じます。お客様ご自身、英語に限らず、さまざまな言語を習得されている方が増えていらっしゃるにもかかわらず、あえて社外に翻訳を依頼されるのは、より高いレベルの翻訳を求めていらっしゃるからです。その要望に応えるために翻訳者さんには、語学のみならず、幅広い、そしてより専門的な知識を持つことがますます必要となってきていると思います。

弊社ではお客様や翻訳者さんとのコミュニケーションを大切に考えており、必要な場面では必ず電話でやりとりをさせていただいております。翻訳者さんが日頃からどのような勉強をされているか、また、どのような姿勢で翻訳に取り組まれているのかは、電話での会話から感じられるものです。

電話でのやりとりは、メールとは違い、ちょっとした雑談に発展することがあります。以前も雑談のなかで、ある翻訳者さんが意外な分野の知識をお持ちであると知り、後にその分野の案件が発生したときに、その方にお願いしてお客様から高評価をいただいたということがありました。

どんな小さなお仕事であっても、1つのドキュメントが完成し、お客様に届くまでには、翻訳者さんを含め、複数の人間が関わり、作業をすることになります。ですから、よりお客様の望まれるドキュメントを作成していくためにも、それに関わる私たちがよりいっそうコミュニケーションを図り、情報、意識を共有していかなければならないと思います。今後も翻訳者さんとの心温まる会話を楽しみつつ、心の通うお仕事をさせていただきたいと思っております。