
亀谷 奈美さん
映像翻訳とディスクライバーの仕事
プロフィール
大学卒業後、1年間のイギリス留学を経て翻訳を学び始める。翻訳会社で1年ほど実務経験を積み、2004年にフリーランスの翻訳者として独立。シリアスなドキュメンタリーからコメディーや刑事ものまで多彩なジャンルの字幕翻訳やVOを手掛ける。プラハを訪れたことをきっかけにチェコに魅了され、チェコ語を学ぶ。夢はチェコの映画やドラマを翻訳して、もっと日本に広めること。近年は視覚障害者のために映画を音声で解説するディスクライバーとしても活動中。媒体やジャンルを問わず、“物語”が大好き。趣味はサックスと旅とおいしいものを食べること。
〈主な担当作品〉
(字幕)「魂の行方」「ミスター・ダイナマイト ファンクの帝王ジェームス・ブラウン」「glee/グリー 踊る合唱部」「HEROES」「スーパーガール」など。
(音声ガイド)「ミステリと言う勿れ」「おいハンサム!!」「バジーノイズ」など。
『ゲーム・オブ・スローンズ』や『LAW & ORDER』スピンオフの字幕を担当
加賀山 :本日は東京都にお住まいの亀谷奈美(かめたに なみ)さんにお話をうかがいます。フリーランスで、おもに映像翻訳をされています。字幕の翻訳が多いということですが?
亀谷 :そうですね。字幕翻訳が中心で、たまにボイスオーバーで声をかけていただき、スケジュールに余裕があるときにはお引き受けしています。あとは映画のプロダクションノートのような文章も、年に何本か訳しています。
加賀山 :プロダクションノートというのは?
亀谷 :劇場公開を控えた新作映画の監督、出演者、スタッフのインタビューや製作にまつわるエピソードなど、プレスシートや劇場パンフレットに載っているようなものです。
加賀山 :これまで訳された実績としては、映画とかドラマとか、どういう作品が多いのでしょうか?
亀谷 :劇場版の映画、配信されるシリーズもののドラマやドキュメンタリー、DVDスルーの映画などで、ジャンルは様々です。
加賀山 :映像全般という感じですね。
亀谷 :劇場公開されたものですと、『魂のゆくえ』というアカデミー賞脚本賞ノミネート作品とか、音楽系ドキュメンタリー映画『ミスター・ダイナマイト:ファンクの帝王ジェームス・ブラウン』、スニーカーマニアのドキュメンタリー映画『JUST FOR KICKS/ジャスト・フォー・キックス』などを訳しました。
ドラマで有名なところでは、超能力者をテーマにしたSF『HEROS/ヒーローズ』や、刑事ものの『LAW & ORDER』のスピンオフ『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』、あと『グリー 踊る♪合唱部⁉︎』というミュージカルっぽい青春ドラマ、DCコミック系のアクションアドベンチャー『スーパーガール』、そして『ゲーム・オブ・スローンズ』も特典映像やシーズン5・6は本編の字幕も担当させていただきました。

2020年に保護猫2匹の里親に。日々、とびきりのかわいさと癒しと温もりを与えてくれます。
加賀山 :『ゲーム・オブ・スローンズ』! あれはおもしろかった。『LAW & ORDER』も定番のシリーズです。手がけられたなかでとくに記憶に残っている作品はありますか?
亀谷 :『グリー』ですかね。笑えて時々ほろりとする高校の合唱部の話なのですが、毎回ヒットソングを歌うので歌詞の翻訳が大変でしたし、スクールカースト、いじめ、性的マイノリティなどの社会問題を扱っているので難しい面もありました。
加賀山 :『ゲーム・オブ・スローンズ』はどういうきっかけで訳されたのですか?
亀谷 :お仕事の話をいただくまえから観ていて、すごく好きな作品でした。当時はコロナ前だったので、制作会社や翻訳会社の方と会う機会もわりとあって、たまたまそういう席で会った方が『ゲーム・オブ・スローンズ』の制作担当の方だったんです。もし何かあったらぜひやらせてくださいとお願いしていたら、本当に声をかけていただきました。すごくうれしかったのを憶えています。
加賀山 :営業が実を結んだわけですね。
亀谷 :そうですね。結ぶこともあるんだなと(笑)。大好きな作品でしたが、やっぱり内容的にはすごく難しくて、独特の世界観もありますし、言葉遣いが軽くなりすぎてはいけないというような苦労はありました。
加賀山 :王国の偉い人たちが出てきますからね。でもすばらしい。
亀谷 :刑事ものは、訳していてつらくなることもあります。性犯罪を扱うシリーズなので、毎回事件が重いんですね。日常では使わないような警察用語もありますから、最初はとにかく調べたり、同じような作品を観てみたり、警察に関する本を買いあさったりしました。
ほかにも『NCIS〜ネイビー犯罪捜査班』のスピンオフで『NCIS: ニューオーリンズ』という作品の字幕もシーズン5から担当しました。こちらは舞台がニューオーリンズということもあるのか、雰囲気が明るくて、同じ刑事ものでもずいぶんテイストが違うなと感じました。
「ディスクライバー」とは?
加賀山 :翻訳のほかに「ディスクライバー」もされていると聞きました。私は初めて聞いたのですが、これはどのような仕事ですか?
亀谷 :視覚障害のある方のための音声ガイドを作る仕事です。耳の不自由な方向けにはクローズドキャプションがありますが、ディスクライバーは、視覚障害のある方のために人物の表情や動き、景色などの視覚情報を言葉に置き換えて台本を作成します。
加賀山 :最近こういう仕事は増えているのですか?
亀谷 :そうですね。私も講座で学ぶまでは知りませんでしたが、今年の4月から障害者差別解消法が本格的に実施されて、関係各社が取り組みはじめましたので、これからは増えていくと思います。
加賀山 :映像作品のなかのセリフとは別のものなのですか?
亀谷 :まったく別です。完成された映像と台本をいただいて、セリフや音楽の合間に、いまどういうことが起きているのか、登場人物が何をしているのかといった説明を入れていきます。
加賀山 :ああ、セリフや背景音はすでにあって、そこに説明をつけ加えるのですね。
亀谷 :そうです。ディスクライバーは、俳優のセリフや音楽を邪魔しないように状況を説明する台本を作り、ナレーターが吹き込み、音声解説を作ります。
加賀山 :台本を一から作るのですね。ディスクライバー特有の苦労がありそうです。
亀谷 :たくさんあります(笑)。字幕や吹替だと、セリフが少ないほうが楽じゃないですか。でもディスクライバーのほうは、セリフがないと情景や表情などガイドすべきことがたくさんあるので、逆に仕事が増えます。
加賀山 :ああ、なるほど。
亀谷 :かといって、何から何まで説明する必要はないと言いますか、不可能です。伝えなければ“なかったこと”になってしまうので、ストーリー上重要なことの説明は何としてでも入れなくてはいけませんが、最小限のガイドで“想像する楽しみ”を残すことも大切だと思います。
ふだん意識していないものの名前なども、いざ説明するとなると、「これはこういう名前なんだ」と再認識します。とはいえ、正しい呼び名でも、あまりに専門的な用語ですと、聞いてもすぐにわからないので、わかりやすい言葉に言い換えなければなりません。たとえば、ボートに帆を張る帆柱に横に渡した細長い棒があるじゃないですか。あれには「帆桁」というちゃんとした名前がありますが、出してもわかりにくいので、工夫して言い換えます。前後の表現自体を変えるとか。あと、「悲しい顔をしている」というのは言えなくて……。
加賀山 :言えないんですか!
亀谷 :主観や感想ですから。ディスクライバーは、あくまで見えているものを見えているとおりに説明して、視覚障害のある方が自分で想像して作品を楽しめるようにしないといけないんです。
加賀山 :たしかにそうですね。
亀谷 :そういうとき、この仕事の先輩からは、「なぜ悲しいと思ったの?」と訊かれます。「暗い表情」みたいな客観的な情報を盛りこむべきなんですね。そのへんがとても難しいところです。
加賀山 :ちょっと思ったんですが、出版翻訳でいわゆるハードボイルドの作品を訳すときには、基本的に感情表現をしません。原作がだいたいそうなっているんですけど、主人公の「行動」だけを描写して、「感情」は書かず、読者に想像させる。いまのお話を聞いて、ちょっとこれに近いかなと思いました。

大好きなレストランのスペシャリテ、30種類以上の野菜を使ったバーニャカウダ。おいしいものを食べて英気を養い、またおいしいものを食べるために仕事をがんばります。
亀谷 :まさに同じような感じです。
加賀山 :「暗い顔をしている」とか「涙を流している」ならOKですか?
亀谷 :そうですね。実際に涙が流れていれば、「頰を涙が伝っている」とか、状況に応じて表現を変えつつ、見えているままを入れます。ただ、ガイドですべて描写する必要はないというか、音だけでけっこう伝わる部分はあるんです。そこはむしろ書いてはいけない。泣く描写でも、声が出てなくて涙を流すだけならガイドしないとわかりませんが、声を上げて泣いていると、音があるのでガイドは入れません。驚く場面でも、はっと息を呑む音が聞こえているとか、「えっ!」などのセリフがあれば、驚くという描写は不要です。なるべくもとの音やセリフを生かして、映っているものを映っているとおりに書きます。
加賀山 :はあ。感心することばかりです。まわりの情景の描写と、人の表情の描写を書く「割合」みたいなものはあるのですか?
亀谷 :それは作品によります。風景が時間の経過を表しているような場合にはガイドを入れますが、すべてではなく必要なポイントだけを選びます。そういう情報を選ぶのも難しいし、「このカットはどういう意味で作っているのだろう?」といったことも、翻訳をやっているとき以上に考えるようになりました。
タイミングの問題もあります。映っているタイミングでガイドするのがベストなんです。全盲の方もいれば、弱視の方、見えにくい方もいらっしゃいますので、画像と説明のタイミングが大きくずれると、ぼんやりと見える方は疑問に思ってしまいます。だから、見えているときに見えているままで伝えるのが大事なんですね。
加賀山 :なるほど。すごく興味深い。出版翻訳では、訳したあと編集者や校正者のチェックが入りますが、ディスクライバーの場合、台本を作ったあとのフィードバックはあるのですか?
亀谷 :私がおもにお仕事をもらっているところは、これを専門にされていますので、ベテランのアドバイザーさんがついてフィードバックをしてくれます。そうやって台本を作ったあと、「モニター会」があります。実際に目の見えない方をお招きして、プロデューサーなど制作サイドの方も何人か交え、その場で映画を流して、自分が書いた台本を「当て読み」するんです。そこでもフィードバックをいただき、ニュアンスなどの確認もしながら、さらに練って、収録用の台本に仕上げます。
加賀山 :つまり、それぞれの家ではなく映画館で鑑賞することを想定しているのですね?
亀谷 :はい。台本が完成して吹きこんだ音声ガイドは、劇場で聞けます。スマホに入れる無料のアプリがあって、音声ガイドを自宅でダウンロードし、劇場でイヤフォンをつけて聞きます。映画内の音声は劇場で流れるものをそのまま聞きます。
加賀山 :そういう仕組みですか。劇場で映画が始まるとアプリが起動して聞けるようになるとか?
亀谷 :そうです。スタンバイしていくと、上映前の「映画泥棒」あたりでリンクして、本編が始まると自動的に流れるようになっています。
加賀山 :はあー、知らないあいだに世界が進んでいますね(笑)。そのサービスはどういう映画で利用できるんですか?
亀谷 :最近は大きな作品にはだいたいついています。ただ、ほとんどが邦画です。外国の作品になると、まず吹替ができないと音声ガイドはつけられないので、手順が面倒になります。私自身のディスクライバーの仕事もいまはほぼ邦画です。
加賀山 :このお仕事が来るのは、ふつうの翻訳会社からではなくて、さっきおっしゃったディスクライバー専門の会社からですか?
亀谷 :最初はそうだったんですが、今年4月に障害者差別解消法が完全施行されることが決まっていたので、施行前にクライアント各社に「ディスクライバーという音声ガイドの仕事やっています」と営業をかけていました。すると、いくつかの翻訳会社から声をかけていただけました。
加賀山 :すでにこの仕事を複数の会社から依頼されているのですね。ちなみに、報酬はどのように支払われますか? 字幕や吹替と同じように時間単位ですか?
亀谷 :基本的には時間単位です。1分とか10分の単価で支払われますが、1本単位の場合もあります。
翻訳会社にも勤務
加賀山 :ディスクライバーのやりがいは何でしょう?
亀谷 :翻訳のほうでもある程度のフィードバックはありますが、こちらはチーム感というか、モニターさんやプロデューサーさんと直接話し合える機会があるので、一緒に作っている感覚があって、充実度が高いかもしれません。
加賀山 :そもそもどうしてやってみようと思ったのですか?
亀谷 :あるとき、映像翻訳をやっている友人から、こういう仕事があって、いま講座に通っているということを聞き興味が湧きました。翻訳もAIの進化が思っていた以上に速いので、このまま翻訳だけでいけるのかと考えていた時期でもありましたし、コロナ禍で「仕事ってこんなになくなっちゃうんだ」という衝撃もありましたので(笑)。
加賀山 :そんなになくなりましたか(笑)。
亀谷 :アメリカで撮影が止まったり、進行が滞ったりして、そのときやっていたシリーズもののドラマなども、ぜんぜん入ってこなくなりました。何週間も仕事が途切れたことがあまりなかったので、このときには本当に不安になりまして、ほかの勉強をしておこうと思ったんです。
加賀山 :先見の明がありますね。経歴についてうかがいます。大学卒業後、イギリスに留学して、帰国後、翻訳学校で学ばれました。最初から字幕を学ぼうと思っていたのですか?
亀谷 :映画も本も好きなので、最初は漠然と海外の物語を翻訳したい、と思っていただけで、字幕に絞ってはいませんでした。インターネット・サービス・プロバイダでのユーザーサポートとか、自分でシフトが組める派遣やバイトで働きながら翻訳学校に通っていました。
加賀山 :そのあと翻訳会社に勤められたのですね。
亀谷 :はい。翻訳のスクールもやっていた会社で、そこの講座で学んでいたときに、アピールもしておこうと思って(笑)、バイトでもなんでもやりたいですと話していたら、雇ってもらえることになったんです。社員として、翻訳者や通訳者の派遣、プロジェクトのスケジュール管理、字幕翻訳、上がってきた翻訳のチェック、字幕通信講座の添削、SSTを使ったスポッティング講座のインストラクターなどもして、実務経験を積むことができました。
加賀山 :そしてフリーランスになられた。フリーになって何年くらいですか?
亀谷 :今年でちょうど20年目です。
加賀山 :もうベテランですね。最初に翻訳をしてみたいと思ったのはいつでしたか?
亀谷 :英語は中学校で習いはじめたときから好きになって、高校では海外の映画や本にも親しんでいましたから、そのころから翻訳という仕事はぼんやりと意識していました。
イギリスで語学学校を修了したときに、向こうで翻訳の講座があれば続けたいなと思ったんですが、英語からフランス語やスペイン語はあっても、英語と日本語の組み合わせはなくて、英日の翻訳を学ぶなら、もう日本に帰るしかないなと(笑)。
加賀山 :フリーランスになってから、どうやって仕事を開拓されましたか?
亀谷 :いろいろな会社を探してメールを送ったり、トライアルを申しこんだりしました。働いていた翻訳会社の先輩から、知り合いの会社の仕事を紹介してもらったこともありました。おかげでなんとか生活できました(笑)。
加賀山 :この先も翻訳でやっていけると思ったのはいつごろでした?
亀谷 :やっていけるかではなく、とにかく翻訳の仕事がしたかったのでやめるつもりはありませんでした。転機は『グリー』で、その後、シリーズ作品や長尺などを任せていただけるようになりました。10年目くらいになると、どんなジャンルが来ても怯えずにできる(笑)、やっていけると思えるようになりました。
加賀山 :アメリアに入ったのはいつごろでしたか?
亀谷 :フリーランスになったころですから、20年ほど前です。アメリアの存在自体はまえから知っていましたが、フリーになったのを機に、情報収集するため入会しました。
加賀山 :アメリアでトライアルも受けましたか?
亀谷 :入会当初はスキルアップのため、定例トライアルや翻訳トライアスロンに挑戦したりセミナーに参加したりしました。映像翻訳の求人を見つけた時には求人申し込みをしていました。
チェコの作品も紹介したい
加賀山 :先ほどちょっと気になったんですが、AIは映像翻訳にも進出してきていますか?
亀谷 :最近、大手の配信サイトのドラマで、明らかに人の手が入っていないと思う字幕がありますね。日本語がわかる人がチェックしていないような。AIの話は何年かまえから聞いていましたが、私自身が目にしはじめたのはここ1、2年です。
加賀山 :今後はどういう方向に仕事を広げていきたいですか?
亀谷 :いままでどおり映画やドラマの字幕翻訳を続けながら、ディスクライバーの仕事も増やしていきたいです。ディスクライバーについては、今後は洋画の字幕を担当して、同じ作品で音声解説もしてみたいと思っています。
加賀山 :両方やって作品全体の面倒を見る感じですね。

まさに建築と芸術の街、どこを見ても美しくてほれぼれします。
亀谷 :そうですね。作品への理解も深まるので、字幕・音声ガイドどちらのクオリティーも上げられるのではないかと思っています。
あと、チェコ語を習っていますので、チェコの作品でいいものを探して、字幕をつけて紹介できればと思っています。チェコ・アニメーションは有名なので日本でも見る機会が割とありますが、それ以外の作品は国際映画祭などで時折、紹介されるだけで、ハリウッドやほかのヨーロッパの国々に比べると日本で観られる作品の数は少ないです。
翻訳というのは、異なる言語で紡がれた物語を読み解いて、日本語で編み直すことだと思っています。作品を通して、様々な興味深い文化を紹介できればうれしいです。
加賀山 :なぜチェコ語を学ぼうと思ったのですか?
亀谷 :プラハに行って、チェコの虜になったんです。旧市街地やプラハ城など本当に趣のある美しいところで、もっと深くチェコについて知りたいと思ったのがきっかけでした。ただ、チェコ語と日本語は文法構造がかなり異なりますし、名詞も動詞も形容詞もすべて格変化がありますから、難しいんですが(笑)。
加賀山 :出た、格変化(笑)。ロシア語に近いんでしょうか。
亀谷 :そうですね。でもチェコ語は基本的に英語と同じアルファベットを使いますから、ロシア語よりはとっつきやすいかもしれません(笑)。
■ ディスクライバーというとても興味深い仕事について初めて教えていただきました。私もちょっとやってみたいかも。そのディスクライバーへの取り組みにしろ、チェコ語の学習にしろ、つねに先々のことを考えて行動し、それが実を結んでいますね。