【アメリア】対談の部屋 12-1 翻訳お料理番鉄人座談会 Ms. Shellyお疲れ様でした&図書カード争奪レシピ公開しちゃいます!
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第12回 翻訳お料理番鉄人座談会 Ms. Shellyお疲れ様でした&図書カード争奪レシピ公開しちゃいます!
        
             Mr.JoshuaMs.OlieveMs.Shelly
          

 アメリア会員の皆様に毎月、お届けしている情報誌『Amelia』。紙面では会員の方が腕試しできる企画が多彩ですが、初心者の方でも気軽にトライできることで親しまれているのが「翻訳お料理番」です。その厨房に初めて火が灯ったのは1994年2月号。それ以降、今日までMr. Joshua(フリーランス翻訳家)、Ms. Olieve(某大学助教授)、Ms. Shelly(メディア翻訳家)の三鉄人が交替で厨房より華麗なレシピを届けてまいりました。が、ついに2006年9月号をもってMs. Shellyが鉄人を引退することに!

 そこで、これまでの三鉄人の労を互いにねぎらいつつ、選考についてのあれこれや翻訳学習のコツなどを語っていただく場を設けさせていただきました。え〜、司会&進行は2001年8月号より弟子入りし、現在も修行中のアシスタントFが務めさせていただきまぁす。




・プロフィール


Mr.Joshua (フリーランス翻訳家) ・・・・・・・・・・・ (写真左)
Ms. Olieve
(某大学助教授) ・・・・・・・・・・・ (写真中央)
Ms. Shelly (メディア翻訳家) ・・・・・・・・・・・ (写真右)
アシスタントF (司会&進行) ・・・・・・・・・・・ (写真中央上)


1.鉄人の視線:応募訳文のこんなところを 穴が開くほど(!)見ています

F:「翻訳お料理番」がスタートして12年以上の歳月を経ているわけですが、鉄人お三方が一堂に会するのはこれが初めてだそうで。

J:それ以前より、互いに面識はあったけど、こうやって腰をすえてじっくりと話をする機会はなかったなぁ。

F:お、早くもトーク・バトル体制ですか? ハリセンとヘルメット調達してきますよ!

O:それじゃ「叩いてかぶってじゃんけんぽい」じゃないのさ。今日は普段のお料理番ではなかなか味わえない、有意義なトークをしたいと思って来たんだから。

S:選考する立場にいないと、分かり合えないことってあるものねぇ。

F:そ、そんな冒頭からチクチクしないでくださいよ。ただでさえ、いつもより3倍なんですからぁ。毎月少ない時で100通、多い時で300通弱の訳文が応募されてきますが、訳文はどのようにチェックされているのですか。

J:まず、原文に書いてあることを筋道通りに解釈できているかどうかを見る。一文一文の訳に間違えはなくとも、全体を見ると話の展開が「?」と思う応募訳文って結構多いのだ。

S:わかります。初心者の方は単語の代表的な意味に捕われすぎちゃって、前の文との関わりを見落としがちなのよね。辞書を引くのは大事な事だけど、辞書にある言葉は訳語の候補であって、それを参考に原文に合った表現に変えていかないと。私の作業手順はまず、皆さんの訳文に目を通す前に、自分でポイントを3つくらい作っておくの。

F:そのポイントってのは、応募者の方が誤訳しそうな箇所、ということですか。

S:それも勿論あるわよ〜(笑)。でもポイント項目の一つには、Mr. Joshuaと同じように話の展開や日本語に不自然さがないかどうかは必ず入れてます。また、応募訳文をチェックしていくうちに、自分が想定していなかった箇所で多くの人が誤訳していたりすることもあるので、ポイント箇所が増える事だって珍しくないわね。あと、ちゃんとリサーチしているかどうかもチェックしています。

O:私の場合は、ジョークという性質上、内容が複雑な原文はないので、解釈が違っているということはほとんどないんだなぁ。なので、文章にリズムがあり、スムーズに読みすすめることができるか、セリフに原文と同じような魅力が出ているかどうかを重点的に見ています。
 
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