『リミタリアニズム 財産上限主義の可能性』
2025-10-17
今日は久しぶりに気持ちのよい青空が広がっています。日差しがあるだけで暖かさが違うので、太陽の偉大さを改めて感じました。
さて、本日はさらにもう一作品ご紹介いたします。アメリア会員の田中恵理香さんが翻訳を手がけられました。
田中さんのコメントもご紹介いたします。
「近年、貧富の格差の拡大が世界的な問題になっています。ひと握りの超富裕層に富が集中することで、富裕層に都合がよい政策が選択され、民主主義が歪められ、地球環境が破壊されていく。本書はそうした現状を分析し、この危機的状況を食い止めるため、個人が持てる財産に上限を設けるべきだ、と論じます。大胆な提案に思われるかもしれませんが、旧ソ連型の共産主義を明確に否定したうえで、民主主義と健全な市場経済を守りつつ極端な富の蓄積ができない社会を作るための道筋を示すものです。超富裕層がいない社会の方がみんなが幸せになれる、と著者は訴えています。(監訳・解説/玉手慎太郎・学習院大学教授)」
なかなか大胆な「リミタリアニズム」ですが、資本主義とは?民主主義とは?を再考するきっかけとなりそうな一冊です。
田中さん、お知らせいただきありがとうございます。
またのご連絡も楽しみにしております。
事務局 A

