翻訳の仕事の種類をご紹介。求人で需要があるジャンルはどれ?

一口に翻訳の仕事と言っても、さまざまな種類があります。

「翻訳って英語の絵本とかを日本語にするんでしょう?」
「映画の字幕を翻訳して有名になりたい!」

たしかに、絵本や映画といったジャンルは翻訳者の中でも憧れの的です。

しかし、文章の種類によって求められるスキルが変わる他、そもそも求人がどのくらい存在するのか? という点にも気を遣う必要があります。

そこで、翻訳の仕事で対応するジャンルと、どのようなジャンルの需要があるのかなどをご説明します。

翻訳の仕事で多い言語の種類とは?

まずは、どの言語からどの言語に翻訳する仕事が多いのかを見てみましょう。

言語そのものは、圧倒的に英語が多数です。その中でも、「日本語に翻訳するのか?」「日本語から翻訳するのか?」の違いがあります。

翻訳業界では、これら2種類を次のように呼びます。

  • ・英日翻訳:英語から日本語に翻訳する
  • ・日英翻訳:日本語から英語に翻訳する

翻訳者になるなら、どちらもできるようにしておきたいところ。しかし、全体の傾向として、日英翻訳できる人のほうが少なく需要が安定している傾向が見られます。

翻訳の仕事で扱う文書の種類

次に、翻訳する文章のジャンルを見てみましょう。ジャンルによって文章の印象や求められるスキル、需要などがガラリと変わります。

出版

出版翻訳ではビジネス書や小説、絵本などの書籍を翻訳します。おそらく、「翻訳」と聞いてもっとも多くの方が思い浮かべるものでしょう。

単に日本語や英語に直すだけでなく、その作品の魅力や世界観を的確に伝えられるような高い表現力が求められます。

そのため、豊かな日本語力が重視される傾向にあり、狭き門といえます。

映像

映像とは映画やドラマ、その他番組の翻訳のこと。さらに、画面に表示される字幕を作る翻訳と、吹き替え用の台本を作る翻訳の2種類に分けられます。

作品の最後に登場するキャストに名前が載り、場合によっては翻訳者自身が有名になることもあるなど、翻訳求人の中でもとくに人気が高いジャンルです。

ただ、スラングやニュアンスなどの微妙な言い回しの違いにも精通し、字幕や会話という限られた文字数で表現できるだけの高いスキルが求められます。

昨今は動画配信サービスの人気もあり、映像翻訳の需要は増加傾向にあります。

実務

実務は「産業翻訳」や「ビジネス翻訳」と呼ばれることもあり、次のようにさまざまな文章を、企業や官公庁の依頼で翻訳するものです。

  • ・技術書、学術書
  • ・契約文書
  • ・ビジネス文書
  • ・マニュアル

など。

実務はグローバル化が進む今日において、重要度が常に高いジャンルです。とくに、医療や特許、IT、金融などの分野は日々新しい情報が増え続けており、常に翻訳者が必要な状況です。

翻訳者としての名前が出るわけでもなく、翻訳者が表にでる機会もほとんどない実務翻訳ですが、実は求人全体の中でも8割近くを占めます。

情報を正しく伝える正確さが求められる他、それぞれの分野についての専門知識が必要で、分からない部分をしっかりリサーチする作業も必要になります。

とくに、各分野について「関連する会社に勤めていた」「大学で専攻だった」という方は、有利なスタートを切ることができるでしょう。

翻訳未経験・初心者は実務から、クラウン会員制度で他分野へステップアップ

未経験・初心者はまず需要が多い実務翻訳からスタートすると良いのかもしれません。

翻訳専門の求人サイトであるアメリアは出版、映像、実務の3種類を網羅したサイトですが、それでも実務の案件が8割近くと圧倒的に多い傾向にあります。

それでも、いつかは絵本や劇場公開作品の翻訳者になりたいと思う方もいるでしょう。

アメリアでは、特定の分野ごとに「クラウン会員」という資格を取得できる制度があります。

クラウン会員になった分野では、経験者用の求人にも応募できるようになるため、実際は未経験でも出版や映像の案件にチャレンジすることができます。

つまり、まずは実務翻訳からスタートし、いつかは出版や映像で人気翻訳者になるというキャリアステップを築けるということ。もちろん、実務翻訳を極めることも可能です。

どのような夢でも叶えることができるのは、さまざまなジャンルを網羅し、スキルアップ制度も充実したアメリアだからこその魅力です。

アメリア会員の声

「アメリアサイトを知り合いの翻訳者にお勧めできますか?」

毎月様々な翻訳情報が得られる。定例トライアルが大変有益。

ためになるコラムが豊富に掲載されていて勉強になります。また、「一行翻訳」コーナーで気軽に他ユーザーの訳文を見ることができるのも楽しく、モチベーション維持に最適。

これから翻訳家を目指そうと思う人にピッタリな情報が得られるので。

翻訳未経験から仕事を得られる可能性がある。また、定例トライアルは、大変勉強になる。

定例トライアルが力試しになる。求人の動向をチェックするだけでも、業界の動きがわかるため価値がある。また私はアメリア事務局経由で出版社からリーディングを受注したので、経験が少なく業界のコネも乏しい私にとっては大変ありがたかった。

未経験者でも仕事を獲得するチャンスがあるため。

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