フリーランス必見。翻訳の仕事の依頼を断るのはアリ?上手な断り方について

フリーランスとして翻訳の仕事を請けていると、スケジュールが重なることがあります。

自分のキャパシティを超える仕事は断ることになりますが、フリーランスにとってはとても勇気のいる対応です。

「仕事を断ったら依頼が来なくなるのでは…」
「何とか角を立てず、上手に仕事を断りたい!」

このように悩む方は少なくありません。

そこで、フリーランスが仕事を断っても良いのか、実際に断る時のポイントなどをご紹介します。

断り方はフリーランス必須のスキル。上手に断れば、次回以降も仕事はもらえる

フリーランスになると、スケジュール以外にもさまざまな理由で仕事を断りたいと思う場面が出てきます。

  • ・単価が安い
  • ・能力的に難しい
  • ・体調が悪い

など。

フリーランスは基本的に収入が不安定で、仕事の依頼が来なくなると生活が危うくなることもあります。そのため、無理して引き受けてしまうことが多いようです。

しかし、納期までに完成させられない、もしくは低品質なまま納品してしまうようなことがあると、断った場合よりも低く評価されてしまうことになります。

いざという時に仕事を断る勇気を持たなければ、フリーランスとして長く働いていくことは難しいかもしれません。

1回仕事を断ったからと言って、かならずしも今後の付き合いが全てなくなるというわけではありません。上手に断れば、クライアントとの継続した付き合いが期待できます。

フリーランスとして翻訳の仕事を断る時のポイントは?

翻訳の仕事を断る上で気をつけたいのは、「ウチと取引したくないのかな」と思わせないことです。

これを踏まえた上で、上手に断るためのポイントを見ていきましょう。

感謝の言葉を添える

単に「お断りさせて頂きます」だけだと、上述したような「ウチと取引したくないのかな」という印象を与えてしまいます。

たとえばメールの場合、文頭と文末に次のような感謝の意思を伝える文章を付けるだけで、相手の心象が大きく変わります。

文頭

「この度はご連絡いただき誠にありがとうございます。○○につきましてご依頼いただけましたこと、大変光栄に思います」

文末

「今回はお断りさせていただくことになりましたが、今後ともお付き合いいただければ幸いです」

仕事を受けられない理由を明記する

仕事を断る理由を伝えることで、相手は「それなら仕方ない」と思って角が立ちません。一例を見てみましょう。

スケジュールの都合が付かない

「別の案件で今月末までスケジュールが埋まっておりますため~」

自分の専門分野と噛み合わない

「今回ご依頼頂いた案件は、自分の技量では達成させる自信がございませんため~」

予算が少ない

「ご提示いただいた金額では、○○までのご対応となってしまいますため~」

ただし、予算はとてもデリケートな話題ですので、伝えるかどうかはより慎重になったほうが良いでしょう。

代案を提示する

代案を提示することで、「今後もお付き合いさせていただきたいです」という積極性を見せることができます。

「○月以降はスケジュールが空いておりますため~」
「××のご依頼でしたらぜひともご協力させていただきますため~」

断る時ほど連絡は早く

メールの返信はできるだけ早く行うということは、ビジネスの基本的なマナーです。仕事を断るというのは自分にとっても気分が悪く、ズルズルと先延ばしにしてしまいがちのため返信が遅くならないよう気をつける必要があります。

また、クライアントにとっては仕事を断られた場合、すぐに別の翻訳者を探さなければなりません。

クライアントの負担が減るという意味でも、できるだけ早く連絡することは相手の心証に大きく関わります。

1度受けた案件は断らない

1度「受けます」と言ってしまった案件は、最後までやり遂げましょう。

翻訳の仕事は1人で行っているわけではありません。その他のさまざまな作業も並行して動いており、一部が滞ると大変な迷惑になります。

1度言ったことを「やっぱり無理です」と覆すのは、心証的にも良くありませんね。

最後までやり遂げることはもちろん、スケジュールなどを確認せず軽はずみに「できます」と返事をしてしまうのも避けたいところです。

【まとめ】仕事を上手に断ることもフリーランスとして長く働くための大切なスキル

フリーランスとして長く働いていくためには、スキルを磨くのはもちろんのこと、クライアントとの信頼関係を築いていくことも大切です。

何らかの理由で、仕事を断らなければならない状況はかならず訪れます。

その時にクライアントとの信頼関係に傷をつけないためにも、上手な断り方を覚えておきましょう。

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