金融翻訳と医療翻訳の仕事とは?在宅での求人応募のために知っておきたい専門性

産業翻訳(実務翻訳)の中でも翻訳者の求人が多く見受けられるのが金融翻訳と医療翻訳のジャンルです。

専門性の高い翻訳業務であることから翻訳者には高いスキルが求められますが、グローバルな需要はこれからも右肩上がりに増えていくと言われています。

安定した翻訳ニーズがあるこのジャンルですので、プロの翻訳者としてこのジャンルに挑戦するメリットは数多く存在します。詳しく説明しましょう。

常に需要のある金融翻訳の仕事内容

安定した受注が期待できる産業翻訳のジャンルが金融翻訳や財務翻訳の仕事となります。その背景にはクライアントの特性があります。

金融翻訳のクライアントとなるのはほとんどの場合銀行や証券会社、保険会社などです。従って翻訳の仕事として扱う分野は専門的なことが多く翻訳者には金融系の知識が求められるのが特徴。

翻訳者として仕事をする文書の種類ですが、

  • ・財務関係の書類や各種動向レポート
  • ・IR、マーケットリポート
  • ・ファンドなどの資料作成や商品説明
  • ・契約書
  • ・機関投資家向けの文章

などが中心となります。

金融翻訳や財務翻訳の仕事ではクライアントが金融や財務の専門家である場合が多く、翻訳者も専門知識や高い専門スキルを持っていることは必須の条件だと言えるでしょう。

また金融翻訳の仕事として訳す文書は財務関係の書類や決算報告書なども含まれますので、細かな数字を取り扱える翻訳者である必要もあります。

そのため翻訳者は金融業界の幅広い専門知識だけではなく、「専門用語」にも精通していることが求められます。

金融翻訳で必要なスキルはスピード感!在宅仕事にも向いています

またこのジャンルの翻訳で特徴的なのは専門性だけにとどまらず、スピーディーな翻訳速度が大切になってきます。

金融業界においては機関投資家に「タイムリーな」情報発信が求められます。したがって翻訳者はそれに対応できることが条件だと言っても過言ではありません。

この情報発信においては短納期の翻訳が求められることも多く、在宅などで作業時間が比較的自由に取れ柔軟に納品対応ができる翻訳者が重宝されるのは当然かもしれません。

また翻訳者はNDA(秘密保持契約)を毎年更新するのが一般的です。業界の性質上、情報漏洩などに関するセキュリティは厳しくなっているのは当然でしょう。これが産業翻訳で他の分野と異なる大きなポイントとなります。

このような背景もあり、金融翻訳や財務翻訳の求人に関しては金融バックグラウンドがある業界経験者が絶対的に有利となるのは当然かもしれません。(過去に銀行や保険会社などに勤務していた人やアナリストやFPなど金融系の資格を持っている人など)

ただし完全に未経験から始めて金融翻訳者として活躍している方も少なくありません。

  • ・金融翻訳や財務翻訳に興味がある
  • ・専門知識を学んぶ意欲はある

このようなモチベーションがある方であれば未経験でもプロの金融翻訳家に挑戦してみることは可能です。

今後も大きな求人需要が期待できる医療翻訳の世界

医療翻訳の特徴は常に翻訳ニーズが安定してあるというところです。その背景には製薬業界や医療機器業界のグローバル化が存在しています。

特に医療機器に関しては日本における数少ない成長マーケットでありますので、景気の影響を受けにくいのが特徴です。

その反面、このジャンルで翻訳者を目指すのであれば医学や薬学の幅広い専門知識は必須。

最新の医療情報や研究に関する翻訳の仕事なども多く、翻訳者として取り扱う文章レベルは非常に高度なものが多くなります。

幅広い専門性が求められる医療翻訳の仕事

医療翻訳の分野では常に専門的な翻訳者が不足しているのが現状。特に最新の医療情報や研究などの翻訳の仕事も多く、非常に高度な文書を取り扱うことになります。

医療全般だけではなく、時には生物や化学などの知識も求められるジャンルでもあります。そこで求められるものはもちろん高品質で高精度な翻訳の仕事です。

このように専門的なジャンルであることから、医療翻訳にプロとして参入するには大学時代に医学や薬学などを専攻していた方が当然有利となります。

医療翻訳のハードルをさらに高くしているのが、特殊な単語や言い回しなどが多いジャンルであることに起因しています。

業界未経験で医療翻訳者を目指すなら「医療機器」は比較的取り組みやすいジャンル?

「医療機器」の分野でも経験豊富な翻訳者が不足しています。

このジャンルの翻訳には医療に関する知識に限らず、技術やIT関連の知識も必要となりますので、理系技術系の翻訳者が担当することもある翻訳の仕事となります。

また一定の書式を覚えれば翻訳の仕事ができる治験関連の需要も少なくありませんので、新規参入も十分に可能なジャンルでしょう。

経験豊かな翻訳者が恒常的に不足している「医療翻訳」業界です。例え医療系のバックグラウンドがなかったとしても、医療系の会社で学びつつ翻訳者を目指すことも可能です。

そうすることで業界の知識を学びながら医療翻訳者を目指すことができるようになります。

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