仕事としての翻訳者を目指すお勧めのベーシック勉強方法、二つのポイント | 【Amelia】在宅でできる英語などの翻訳の求人・仕事探しはアメリア

仕事としての翻訳者を目指すお勧めのベーシック勉強方法、二つのポイント

今回のコラムでは英語翻訳者を目指す人のための基本的な勉強方法について説明します。翻訳の勉強方法そのものはたくさんあります。通信あるいは学校やOJTで学ぶこともできますし、独学で学ぶことももちろん可能です。

そんな翻訳者としての勉強ですが、細かなテクニック的な部分以外で大切なのは、翻訳の方向性と心構えをしっかり習慣付けることでしょう。

その基本中の基本となるのが「良質な日本語のインプット」と「とにかく辞書をしっかり使う」この二点です。詳しく説明していきましょう。

質の高い日本語をインプットする努力は翻訳者としてのマスト

翻訳者として仕事をするには英語文法の知識はもちろん必須になってきます。ただ文法の知識があるだけでは正しい訳文は完成されません。

私たちはベースとなる英語の初期学習を中学生の頃に受けますが、そこで教えられるのは直訳的な英語です。それが原因となって自然な日本語表現からずれてしまったりすることもあります。

例えば中学校の英語授業で出てくるような英文ですが、

There are three pens on the table.

このような文章を学校では「テーブルの上には三本のペンがあります」と訳していると思います。一般的な表現では「ペンが三本あります」となります。

はじめての英語教育で感じることが多い「日本語表現に対する違和感」ですが、多くの方が感じられていたのではないでしょうか?

英日翻訳で必要な日本語能力を上げるには、この違和感に対する自分の感覚を磨くことがとても役立ちます。

例えば英日翻訳の中でも需要が高い実務翻訳ですが、その特性として求められる日本語の表現やテイスト(文体)はジャンルによって多岐に渡ります。

  • ・製品の取扱説明書
  • ・学術レポート
  • ・Web上の記事や広告etc

翻訳者はクライアントが求める質感の日本語をアウトプットできなくてはなりません。

そのために翻訳者は適切な日本語文体を書けるよう常に勉強をしておく必要があります。日常生活の中でもネットや新聞、雑誌などに活字に触れることで、多岐にわたる日本語の表現を学ぶことができます。

そこで学んだ日本語をベースとして翻訳者としての「日本語の引き出し」のバリエーションを増やすように育てていくことが大切です。

質の高い日本語文章に触れることで、「自然な」日本語の流れを学ぶことができるようになるでしょう。

辞書は大切な翻訳ツール!しっかり使いこなしましょう

翻訳者としての勉強を始められたばかりの初心者に多いのが「単語レベルでは理解できているので」自分が理解してる範囲で訳文を仕上げてしまう、そんな失敗例です。

原文で使われている内容は、単語レベルでは理解していれば、ある程度の訳文は書けるかもしれません。(翻訳者が馴染みのある分野の場合)

ただこのやり方には大きなリスクが伴いますので、特に初心者の翻訳者には注意して欲しいところです。ここで絶対に必要なのは英語文法の知識に基づく構文的な正しい解釈です。

翻訳対象となる英文を構文面から、きちんと説明できるかをまず自身で確認してみましょう。そこで出てくる疑問点を解決するのに必要なのは文法知識。

そのためには辞書を100%活用することが重要です。

必ずしも難しい文法書を全て読む必要はありませんが、(読んで勉強することはおススメします)学習用の辞書などでも文法事項は説明されています。常に辞書を使うことで、自分では大丈夫と思っていた単語の思わぬ使い方などを発見したりするものです。

ここまでの準備をした上で初めて翻訳に取り掛かるようにしましょう。常に辞書で確認することで致命的な誤訳を避けることは出来ます。決して手間を惜しまず辞書を使うことが総合的なスキルアップにも繋がります。

翻訳仕事に役立つオンライン辞書の活用

翻訳者として勉強する際にとても役立つツールがWeb辞書です。有名どころの英英辞書であるOxfordやLongmanもオンラインで利用することが可能です。

また串刺し検索などができるWeblioなども絶対に使いたいオンライン辞書。類語の検索も出来ますので、翻訳した日本語単語がしっくりこない場合などは、このツールで同じ意味を持つ他の日本語(類語)候補を探すなど、使い方一つで翻訳者の大きな味方になってくれます。

言語は生き物です。それと同じように辞書も時代に合わせてどんどん改定されて行きます。また技術も日々進歩していますので今後はさまざまな形態の辞書が登場してくるかもしれません。

どんな目的で、そしてどこで使うかによって翻訳者それぞれにとって最適な辞書は異なってくるでしょう。そのためにも日常ベースで辞書を使うことに慣れておくことが大切です。

今回は翻訳者として仕事するために知っておきたい勉強法についてお伝え致しました。自身の日本語のスキルアップやきちんと辞書を使うことなどは、誰にでもできるとってもベーシックなことです。

翻訳者としての仕事を目指しているのであれば、この二つのポイントを意識して習慣化することでクライアントから求められる翻訳の仕事ができるようになるでしょう。

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