翻訳者を目指すなら学んでおきたい役立つ知識!翻訳の仕事の現状と将来

翻訳者を目指すためにはまずは日本語の勉強することが基本だと言われています。また日々変化する社会情勢を学ぶことも翻訳者としてのスキルアップにつながります。

今回のコラムでは、

  • ・ルーティンとして身につけたい翻訳者を目指すために役立つ知識

そして

  • ・翻訳業界の現状と将来性

について説明していきましょう。

翻訳者は本を読んで感受性や情緒など人の心を知る

翻訳者を目指すのであれば日常的な読書で学べることは数多くあります。特に小説や映像などの翻訳で必要になってくるのは、「心理的な側面を行間から読み取る」スキルです。

ネット情報があふれる現代社会は、情報過多とも言えるでしょう。そのような世界では、どうしても情緒や情感、あるいは感受性の部分が薄れがちになってしまいます。

ところがこのジャンルの翻訳の仕事で求められるのは、原語で書かれた文章の「人間の感情的な部分」を読者に伝わりやすい日本語に置き換える翻訳者の能力。

そのためにも日常的に書物を読んでおくことは翻訳者としてのスキルアップとともに、「行間を読む」と言う技術を身に付けることも可能になります。

読書を習慣的に行うことは翻訳者を目指すファーストステップともなります。

仕事としての翻訳者を目指すには社会情勢を知って情報をアップデートする

社会情勢に対して敏感であることも翻訳者に求められるスキルの一つです。そのために今翻訳の勉強をされている方が身につけるべき習慣が二つあります。

  • ・毎日、新聞を読む
  • ・ニュース番組を毎日見る

英字新聞や海外のニュース番組である必要はありません。社会で今起こっている情報を日々アップデートする習慣をつけることが重要です。

もちろん翻訳者を目指すのであれば、日常的な英語の勉強は必須となってきます。そんな場合には、スキマ時間を利用して食事をしながらニュースを聞くなど、自分に合った効率的な時間の使い方を目指しましょう。

また新聞をゆっくり読んでいる時間がない場合には「見出し」だけに目を通すだけでも構いません。もし興味がある内容であれば自然に記事を読むようになります。

関連記事なども読むことができますので、知的好奇心の範囲を無意識に広げることができます。これを繰り返すことで、自然に知らない漢字を覚えたり専門用語に対する知識も身に付いてくるでしょう。

このように「日本語」の勉強は翻訳者としての基本であると言えます。

次は翻訳業界の現状と翻訳仕事の将来性について見ていきましょう。

翻訳者の現状と将来期待できる業務

翻訳者を目指して日々勉強されている方にとって気になるのが翻訳業界の現状や将来性でしょう。世界情勢が日々変化しているのと同じく翻訳者を取り巻く環境も日々移り変わっています。

ネットを活用したクラウドソーシングサービスなどが普及してきたこともあり、翻訳業界に接点の無い方でもフリーランスとして参入しやすくなっているのが現状です。またグローバル化による翻訳のニーズそのものが、全体的に高まってきているとも言われています。

ITの進化により翻訳者になりやすい環境が整ってきている翻訳業界。そこにはどんな現状と将来性があるのでしょうか?

グローバル化によりメディア関係からの需要が高い翻訳の仕事

日々進化するネットの世界ですが、世界中の最新情報やユニークな話題に触れる機会が多くなってきました。

翻訳業界においても、グローバル化によってもたらされた、Webメディア関連などの翻訳の需要は日々高くなってきています。

また翻訳の分野やジャンルが広くなったことも、これから翻訳者を目指す方には大きなメリットとなっています。

個人事業主やフリーランスの翻訳者も多くなってきていますが、それだけ幅広い仕事の需要があるからだと言えます。

技術や専門知識を持った翻訳者の需要は常にありますので、安定した翻訳スキルさえ身につけることができれば、自分の好きな分野やジャンルで仕事を選ぶことも可能です。

翻訳者の将来は?求められるITリテラシー

では翻訳の仕事の将来性はどうでしょうか?

副業やフリーランスの翻訳者が増えてきていますが、専門分野に特化した翻訳分野のニーズが小さくなることは考えにくいと言えるでしょう。

ただ翻訳の仕事そのものがなくなることはありませんが、業務内容が変化していくことは十分予想されます。

現在の翻訳の求人の内容を見るとその変化の可能性が見えます。

例えば原語でも、英語以外に中国語や韓国語などの翻訳が増えてきています。またタガログ語などはニッチな言語ジャンルかもしれませんが、将来も確実に需要が期待できる言語の一つです。

もう一つ将来的に考えられるのは、翻訳そのものの業務ではなく、校正やチェック業務などの仕事が増えてくる可能性です。

現在翻訳をAIに代替させる企業が出始めています。今後AIの精度が上がっていけば「翻訳」そのものの需要は減るかもしれません。

その反面、翻訳者の仕事はAIに翻訳させた文面をチェックしたり校正したりという作業も増えてくるでしょう。

またその分野の業務では、翻訳力以外にも

  • ・AIのクセを理解する
  • ・間違いやすいところを重点的にチェック

このようなスキルも求められるようになってきます。

翻訳者が修正した部分をAIに情報反映させてより精度を高くする、このような作業も翻訳者の業務となってくる可能性もあります。

ITリテラシーは今後の翻訳者に求められる基本的なスキルとなってくるかもしれません。

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