映像翻訳者デビューを目指してトライアルをクリアし、活躍する方法

フリーランスで、あるいは在宅副業として翻訳者を目指す方は少なくありません。そんな方の中で特に人気の高いのが映像翻訳です。

  • ・海外ドラマや映画が好きだから
  • ・得意な英語を仕事で活かしたい

このような理由で映像翻訳者を目指す方が少なくありません。

今回のコラムでは、映像翻訳者としてデビュー・活躍するための具体的な方法について、

  • ・映像翻訳のトライアルを突破するためのチェックポイント
  • ・映像翻訳者として仕事を得るための具体的なアイデア

といった視点から解説していきましょう。

映像翻訳とは?

映像を多言語化する翻訳のことを映像翻訳と言います。またこのコラムに出てくる「映像」の意味は幅広く、動画内における音声や会話などの言語情報に限らず、スクリーンや画面上に映し出されるものの姿や形などの「非言語情報」も含んでいます。

このようなデジタルコンテンツは、様々なプラットフォームを通じて世界中に配信されていますので、動画における多言語対応の需要は急速に高まってきています。また映像翻訳者に求められる言語は英語だけではなく、中国語やヨーロッパ言語など幅広い言語が求められるようになってきました。

日々進化しているAI翻訳ですが、映像翻訳においては、人間にしかできない細かなニュアンスまで表現できる精度の高い翻訳が必要であるため、翻訳者の需要は今後も増え続けていくと考えられています。

映像翻訳のトライアルで合格を目指すために覚えておきたいこと

トライアルで不合格になってしまうと、モチベーションを保てなくなることがあります。その結果、次のトライアルに向けた方針を立てられなくなったり、不安な気持ちになったりしてしまいます。映像翻訳のトライアルに受からない理由には主に三つの要因があります。その要因について説明していきましょう。

プロ意識の欠如 翻訳者デビュー前でもプロとしての意識を持つ

一つ目はプロ意識が欠けていたからではないでしょうか。これまで業務として翻訳を行ったことがなくても、トライアルに対してはプロ意識を持って臨むことが重要です。そもそもトライアルは受験者が「プロの翻訳者になれる素質があるかどうかを判断するための試験」という側面があるからです。

プロの翻訳者としてトライアルを受けているという意識を持つだけでも、翻訳との向き合い方が変わりますので、結果として翻訳のクオリティが一段高くなるはずです。

イージーミスの繰り返し トライアルに合格しなかった場合に役立つ自己分析

二つ目は同じ過ちをくり返しているからではないでしょうか。トライアルに合格しなかった場合、大切なのはなぜ不合格だったのかその理由を分析することです。

不合格になる主な原因は、指示書に記載されているルールを守れていないなどのイージーミスです。ルールや期限を守るのは翻訳者であれば当たり前のことで、イージーミスで減点されるのは避けたいところです。文字数オーバーや指示書に記載されているルールを守れていないなどのイージーミスは注意してチェックすればすぐにでも改善できるポイントです。

指示書などはなれないうちは理解するのが難しいかもしれませんが、しっかりと完全に理解するまで目を通すことが大切です。イージーミスを減らすだけでもトライアルの減点ポイントを少なくすることができます。

基本的なスキル不足 英語解釈力を上げる

三つ目は基本的なスキルの不足です。プロの翻訳者として仕事をするのであれば絶対に避けて通れないのが、翻訳や英語解釈に関するスキルアップです。 そのためには自分自身のウィークポイントを明確にしておくことが大切です。

  • ・日本語のライティングスキル
  • ・文法理解力
  • ・リサーチスキル

これ以外にも翻訳者に求められるスキルはいろいろありますが、トライアルに合格するためには、翻訳者デビュー前だとしてもしっかりとスキルを身につけておく必要があります。

チェック方法を工夫してトライアル原稿のクオリティを上げる

仕事の需要が多い映像翻訳業界ですが、翻訳者デビューするためにはトライアルは避けて通れません。そのためにはトライアルでのミスはできる限り減らさなければなりません。

人間である限りチェック漏れは必ずありますが、原稿の精度を少しでも上げるためには、チェック方法を工夫してみることも大切です。例えば日本語のライティングスキルに不安がある方であれば、日本語に翻訳した原稿を音読してみてください。すると不自然な日本語に気づくことができます。

自分自身のウィークポイントをしっかりと把握し、その部分を補う手立てを講じた上でトライアルに臨むようにすることが、翻訳者デビューへの最短ルートになると言えるでしょう。

映像翻訳業界でも今後はより高いスキルが翻訳者に求められるようになってきます。フリーランスや副業として翻訳者を目指すのであれば、デビューまでのロードマップをしっかりと踏まえた上で勉強することが大切です。

映像翻訳の仕事を得るためにやるべきこと

映像翻訳者としてデビューしたばかりで特定の取引先がない方や、これから仕事を探そうとしている方が行うべきことについて説明しましょう。

定期的にトライアルを受ける

翻訳者を目指す方であればトライアルについては理解されていることと思います。積極的にトライアルを受けることはもちろん大切ですが、中には一度不合格になるとしばらく受けられないできないところもあります。従ってトライアルに関しては、まずは1社に絞って精度の高い原稿を仕上げるようにすることが大切です。

また映像翻訳のトライアルで何度か不合格が続いてしまうと不安になってしまうものですが、トライアルに受からない理由やトライアルを受ける前にチェックしておきたいポイントについてコラムの前半で詳しく記述していますので、トライアルを受ける際の参考にしてください。

翻訳を学んだスクールへ挨拶メールなどを送る

自分が翻訳を勉強したスクールなどに機会を見て挨拶に行くと仕事に結びつくことがあります。

在宅で仕事を始めたい、あるいは遠方に住んでいて訪問するのが難しい場合は、季節の節目などタイミングを見て挨拶メールを送るのもいいでしょう。

フリーランスや在宅で一人で働いていても、人とのつながりを絶ってはいけません。これまでのつながりは新しい仕事に確実につながってきます。

映像翻訳をしていることを知人や友人にアピールする

フリーランスとして仕事をする場合、営業活動も自分でしなければなりません。普段から自分の身の回りにいる人たちに映像翻訳を行っていることをアピールしておけば、何かのきっかけで仕事を依頼されるかもしれません。

スキルアップを兼ねて映像翻訳以外の分野でも活動する

映像翻訳以外の仕事を依頼されたら尻込みせずに受けてみましょう。ジャンルによっては別のスキルを求められることがありますが、対応できる分野であれば翻訳者としての仕事の幅が大きく広がります。例えば動画編集やリサーチャーの仕事を請けた際、「翻訳もできます」とアピールをすることで案件の横展開が期待でき、取引先が増える可能性があります。

最短距離で翻訳者デビューを目指すのであれば、

  • ・専門スクールに通って基本的な知識を身につけながら、「アメリア」等の翻訳者ネットワークに登録し情報収集や実務を経験する
  • ・独学で勉強してトライアルにチャレンジする

といったいくつかの方法がありますので、積極的に取り組むことをおすすめします。

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