英語翻訳者としてのデビュー方法と求められるスキル

好きな英語力を活かして翻訳の仕事をしたい!翻訳の仕事は在宅でできることもあり、専業主婦の方やフリーランスの方に人気の職業となっています。

それでも自分の周りに英語翻訳者がいなければ

  • ・具体的にどうやって仕事を見つけるのか?
  • ・どんなスキルが求められるのか?

こんな疑問をお持ちの方は少なくありません。

今回のコラムでは、英語翻訳者としてデビューを目指している方が今具体的にできること、そして英語力以外にも求められるスキルと能力について説明していきましょう。

英語翻訳者としてデビューするための方法

翻訳者として仕事をするにあたって必要とされる資格は特にありません。また必ずしも英語系の学校を卒業していなければいけないわけでもありません。

翻訳者デビューするには日々、英語の勉強を積み重ねる事が大切です。副業やフリーランスとして英語での翻訳の仕事を始めたいのであれば、大切なのは現在の仕事の能力を伸ばしながら英語の基礎能力を上げていくことです。

ここでは具体的に英語翻訳者としてデビューするためのいくつかの選択肢をご紹介しましょう。

翻訳会社のトライアルを受ける

どなたでも気軽に始められるのが翻訳会社のトライアル試験を受けることです。トライアルに合格すれば仕事を受注できる可能性が高くなりますのでメリットは少なくありません。これから翻訳者としてデビューを目指している方や、副業として始めたい方にはお勧めの方法です。

積極的に翻訳コンテストに応募する

新聞や英語系のサイトでは定期的に翻訳コンテストを行っています。そこに応募してみるのも翻訳者デビューへの近道となります。

この翻訳コンテストで直接翻訳の仕事を見つけることはできませんが、自分自身の実績づくりとして活用できることが大きなメリットです。

また、定期的に参加することで「自分自身の実力」を俯瞰的に知ることもできますので、翻訳者としてのスキルアップ目的も兼ねて参加してみてはいかがでしょうか?

翻訳コンテストの中には一部有料のものもありますが、結果次第ではそのコンテストが実際の仕事のオファーにつながることもあります。

アメリアでも「定例トライアル」や翻訳コンテストを始め、多くのコンテストイベントが行われていますのでぜひチェックしてみてください。

SNSの積極的な活用と人脈形成

最近では多くの方がSNSを利用して情報発信するようになってきました。自分で発信できるSNSやブログなどで専門知識や英語力をアピールするのも一つの方法かもしれません。

また実績を作って業界内での知名度が上がれば、人づてで仕事の依頼が来ることも少なくありません。特に専門性の高い医療系や技術系の分野などでは、人を介して仕事を紹介されることが活発に行われています。

英語翻訳者に求められる4つの能力とスキル

副業や在宅で翻訳者デビューを目指す方にとって日々英語の勉強を怠らないのは当たり前ですが、それ以外にも身につけておきたい能力があります。これから紹介することを意識すれば翻訳の仕事を見つけるのがより容易になるでしょう。

英語翻訳はリサーチが命!普段から調べ癖をつける

翻訳者としての仕事を経験した方ならお分かりかもしれませんが、翻訳作業で多くの時間を割くのはリサーチです。翻訳作業工程のうちの7割以上を占めると言っても過言ではありません。

例えば、訳文で使った言葉の意味がその業界の専門用語として正しいのか、他の本や媒体などではどのように書かれているのか、などを調べます。このリサーチの仕方にもいくつかの方法があります。

  • ・ネットで調べる
  • ・専門家に聞く
  • ・文献で調べる

どのような方法でリサーチするかは状況によって異なってきますので、無駄な作業を省くためにも都度正確なリサーチ方法を選択しなければなりません。作業を通して次第にリサーチ能力が養われていけば、それに比例して自ずと翻訳能力そのものも高くなってきます。

常に調べる癖をつけることは大切です。日常的なルーティンとしてリサーチを繰り返すことで調査スピードも上がってきますので、より効率の良い翻訳作業ができるようになります。

翻訳者としてのストロングポイントを作る

英語翻訳者を目指すのであれば英語ができるのは当たり前です。学生時代に外国語大学などで英語をみっちり勉強した人も少なくありません。

英検やTOEICの点数は翻訳者を目指す方にとっての資格や肩書きとはなりません。そこで必要になってくるのが「自分自身のストロングポイント」を見つけることです。

中でも大切なのは専門分野を選ぶ作業。翻訳業界では専門ジャンルを持たない翻訳者より、医療やITなど専門分野に特化した翻訳者であるほうが確実に有利になります。

クライアントの立場からしても、依頼する分野の知識が豊富な翻訳者に任せたいと考えます。従って翻訳者デビューを目指して英語をブラッシュアップするのはもちろんですが、現在仕事で使っている専門能力や学校で学んでいることなど、翻訳者としての専門分野に繋がるようなスキルを意識して伸ばしていくことが大切です。

PCスキルは必要不可欠

翻訳者として自分が目標とする収入を得るためには、大量の翻訳作業をこなさなければなりません。事前のリサーチも怠れませんので、翻訳者にとってパソコンのスキルは必須となります。

また置き換えや文書比較などでエディターを使いこなせるようになれば、短時間で効率良い作業ができるようになります。常日頃から意識してPCスキルを磨くようにしましょう。

「英語翻訳作業を楽しむ」ことも翻訳者に必要な能力

「英語が好きだから」それが翻訳者を目指すきっかけとなっている方は多いでしょう。翻訳者としての仕事を続けていく上で大切なことは、いかに仕事を楽しめるか、という点です。

プロの翻訳者としてデビューすれば長い時間パソコンと向き合って仕事をすることになります。その作業を苦痛に感じるような方は翻訳者には向いていないのかもしれません。また今は英語の勉強が楽しくても、何年間も翻訳作業を続けていると飽きてくるかもしれませんね。そこで大切なのが翻訳者としてのマインドセットです。新しい知識を手に入れるリサーチはマインドセットに最適な作業です。

文献を一つ調査するだけでも、そこから学べるものは数多くあります。

  • ・外国の文化を知る
  • ・考え方や生き方を学ぶ
  • ・技術やテクノロジーの知識を得る

調査のための文献を読むだけでも新しい発見があります。

調査という作業を通して「翻訳者として常に学んで成長している」とポジティブに捉えるだけで、翻訳という仕事に対する向き合い方は変わってくるはずです。

今回のコラムでは翻訳者としての具体的なデビュー方法や必要な能力、スキルについて説明してきました。

近年のグローバル化やネット環境の広がりもあり、英語翻訳の需要はますます増えると予想されています。

また、在宅でフリーランスや副業として翻訳者デビューを考えているのであれば、本業のバックグラウンドを活かせる「実務翻訳者」を目指すのが一番の近道かもしれません。

自身のスキルアップや情報のアップデートなど、常に努力が求められる翻訳業界ですが、大きなやりがいが得られる業種でもあります。そのためにも日々の積み重ねはとても大切になってきます。

アメリア会員の声

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