英語翻訳者としてのキャリアアップ!オンサイトとフリーランスで異なる働き方

自分自身の英語スキルを発揮できるのが翻訳者の仕事です。グローバル化やIT技術が進歩するにつれ、英語翻訳者の働き方も変化してきています。

また翻訳業界における需要の高まりも期待できることから、副業として、あるいは本業として英語翻訳者を目指す方が多くなっています。そんな英語翻訳者としての働き方には大きく分けて二つあります。

  • ・企業に所属するオンサイト翻訳者
  • ・個人事業主として働くフリーランス翻訳者

そこで今回のコラムでは、オンサイト翻訳者とフリーランス翻訳者の違い、それぞれのキャリアアップのコツなどをご紹介しましょう。

自社案件がメインとなるオンサイトの英語翻訳者

オンサイト翻訳者は企業に雇用される社員として働きます。そのため社内で取り組む翻訳案件は主に自社案件が中心となります。フリーランスの英語翻訳者と比較すると、取り組む分野がある程度限られるという特徴があります。

また一般の会社員としての勤務になりますので、フリーランスと比較して収入は安定しています。

オンサイト翻訳者のキャリア形成

企業に所属するオンサイト翻訳者は社内でのキャリア形成が可能です。毎月決められた仕事をこなすことで給与を得ることができますが、社内でキャリアアップするためには語学のセンスを常日頃から研鑽し続けることが必須項目となります。

翻訳者の仕事は、異なる言語をしっかり理解して最適なニュアンスで表現することですので、その部分には当然高いスキルが求められます。そのためには、分かりやすく伝わりやすい日本語のライティング(アウトプット)能力が欠かせません。

オンサイト翻訳者として働く場合は、社内での業務経験だけでは得ることのできない「翻訳者スキル」が仕事として評価されることになります。

組織内で経験とキャリアを積み、その対価として年収がアップする。これがキャリアアップのモチベーションになります。

オンサイト翻訳者の「転職」というキャリアアップ

翻訳という仕事はキャリアアップ目的での転職が特に狙いやすい職種と言えます。

異業種への転職は、自分自身のスキルアップのため、あるいは将来フリーランスとして独立するために効果的でしょう。

例えば翻訳需要が高いIT分野や金融分野などで実績を積めば、翻訳者としての価値を高めることができます。またテクニカル系など「ちょっと固い分野の仕事は苦手」、あるいは「専門分野を持っていない」という方には、ゲームやアニメなどのエンターテイメント業界で翻訳経験を積むのもおすすめです。

オンサイト翻訳者として成功するコツは、たとえ自分にとって経験のない分野やジャンルであっても、プロの翻訳者として柔軟に対応していくことです。

オンサイト翻訳者の場合、さまざまな分野において翻訳の実務経験を積み重ねることが翻訳者としての継続したキャリアアップに繋がります。

フリーランス英語翻訳者としてのキャリアアップ

現在フリーランスの翻訳者として活躍されている方は、オンサイトとして経験を積んでから独立する方もいます。(もちろんオンサイトを経ずにフリーランスの翻訳者デビューを目指す方も少なくありません)

在宅での仕事がメインとなるフリーランスの場合でも、クライアントとの打ち合わせや契約など一定のビジネススキルは必要です。

またフリーランスの英語翻訳者としてキャリアアップするには、専門分野を持つことがとても大切なポイントとなります。詳しく見ていきましょう。

強みとセンスを売り込むフリーランス翻訳者

幅広くいろんなジャンルの仕事を浅く広くこなすのではなく、自分が得意とするジャンルを持ち、売り込むことがキャリアアップへの近道となります。

専門分野で自分自身の翻訳センスと合致するクライアントを見つけることができれば、継続的な仕事を得ることも可能です。

また専門分野に特化した翻訳業務をこなすことで、経験値を上げることができますし、自分自身の英語翻訳に対するストロングポイントを理解することもできます。自分の強みをしっかり理解すればクライアントへの売り込みが有利に行えます。

フリーランス翻訳者は納品のクオリティーが収入に直結

完全実力主義と言えるフリーランスの世界で、収入に直結するのは次の二つのポイントです。

  • ・納品物のクオリティー
  • ・クライアントとの信頼関係と評価

クライアントに提出する納品物の全てがクオリティーの評価対象になりますので、クライアントから翻訳の質が低いと判断されてしまうと、そのクライアントからは声がかからなくなってしまいます。

逆に、常に高い品質を保った翻訳を行い信頼を得ることができれば継続的な依頼が増えますので、オンサイトで働くより多くの収入を得られるようになるかもしれません。

完全実力主義な世界に身を置くフリーランス翻訳者に必要な専門分野

フリーランス翻訳者の評価基準はあくまで翻訳のクオリティーです。そのために必要なことは最初から専門分野を絞り込んで勉強することです。専門分野を持ったフリーランス翻訳者であれば、表現力や専門知識で高い評価を得ることができます。

翻訳業務は大きく分けて次の三つに分類できます。

  • ・金融や医療などさまざまな業種で使われる文章を翻訳する「実務翻訳」
  • ・小説やノンフィクションなどを翻訳する「出版翻訳」
  • ・映画やドラマなどを翻訳する「映像翻訳」

翻訳の質をキープするコツは、自分が得意で興味のある分野の翻訳をすることです。好きなジャンルの仕事であればモチベーションのキープも容易になるでしょう。

「自分が好きなことや得意にしているジャンル」を専門分野にすることが、フリーランスの翻訳者として働き続ける大きな要素になります。

英語翻訳者としてのキャリアアップ

フリーランス翻訳者として働く場合には、自分自身のセンスやスキルで仕事を取ってくる必要があります。一方オンサイトの場合は、会社員として翻訳という専門業務に集中することができます。

しかしどちらのケースでも、翻訳者は「全て実力で評価される」という点に変わりはありません。

在宅の翻訳者として仕事をする大きなメリットは、自分のタイムスケジュールに合わせて仕事ができることですが、時として収入が安定しないというデメリットが存在します。

フリーランスで働く場合、全てが自分次第ということになりますので、タイミングによっては安定的な収入を得られない時期があるかもしれません。また経験値を上げるために、低い単価の翻訳を請け負うこともあるかもしれません。

またフリーランスの場合は、何か問題が起きた時でも、近くに教えを請える人がいないデメリットもあります。そんな場合はネット経由でフリーランス仲間を探して相談したり、アメリアで翻訳の悩みを解決したりするなど、自分で全て対応しなければなりません。

他方、オンサイトの場合は安定した収入を得ることはできますが、組織の中で働くわけですからコミュニケーション能力が求められます。

翻訳はやりがいのある仕事です。そして英語翻訳の場合は常に高い需要があります。これから翻訳者を目指すのであれば、オンサイトとフリーランスそれぞれの働き方を比較して、自分自身に合った働き方とキャリアアップの方法を見つけてください。

アメリア会員の声

「アメリアサイトを知り合いの翻訳者にお勧めできますか?」

毎月様々な翻訳情報が得られる。定例トライアルが大変有益。

ためになるコラムが豊富に掲載されていて勉強になります。また、「一行翻訳」コーナーで気軽に他ユーザーの訳文を見ることができるのも楽しく、モチベーション維持に最適。

これから翻訳家を目指そうと思う人にピッタリな情報が得られるので。

翻訳未経験から仕事を得られる可能性がある。また、定例トライアルは、大変勉強になる。

定例トライアルが力試しになる。求人の動向をチェックするだけでも、業界の動きがわかるため価値がある。また私はアメリア事務局経由で出版社からリーディングを受注したので、経験が少なく業界のコネも乏しい私にとっては大変ありがたかった。

未経験者でも仕事を獲得するチャンスがあるため。

\ 翻訳初心者でも、簡単5分でご応募できます! /

会員ログインはこちら