『仕事も人生もうまくいく 最高の読書(術)』 | 翻訳者ネットワーク アメリア|40年以上の実績と翻訳の求人・スキルアップ支援

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企画の採用実績

『仕事も人生もうまくいく 最高の読書(術)』

『仕事も人生もうまくいく 最高の読書(術)』

  • 出版社:ガイアブックス
  • 企画者:柴田幸裕さん
  • 原題 :Read to Lead
  • 経緯 :[2025.9]企画検討開始
        [2025.11] 採用決定
        [2026.7] 出版!
  • 出版日:2026年7月
  • 備考 :企画者の方が翻訳者として採用されました

【企画者からのコメント】

 わたしが「出版持込ステーション」(以下「持込ステーション」)に初めて企画書を提出したのは2021年のことです。それ以来、ミステリ小説、歴史小説、回顧録、自己啓発本、ルポルタージュと、節操なく幅広いジャンルで30本以上の企画書を出してきました。最初に出版社から「検討したい」とお声がけいただいたのは、あるハリウッド映画の製作裏話を綴ったノンフィクションでした。ですが結果は、不採用。その後も、ウクライナを舞台にした小説、宇宙飛行士の家族による回想エッセイ、東西冷戦期の知られざる秘話――などの企画書に興味を持ってくださった出版社がありましたが、いずれも採用されませんでした。

 アメリア会員の皆さんがこれまで「持込ステーション」に出された企画で採用された件数を拝見すると、2005年から数えて21年間でわずか21件です。平均すれば1年に1件しか採用されていません。狭き門どころか、針の穴に象を通すような話です。

 それでもわたしが懲りずに企画書を出し続けたのは、企画書の書き方をご指導くださったフェロー・アカデミーの先生から「100本書いて1本通るか通らないか、くらいの気持ちで出し続けなさい」と言われていたからです。あと70本は書かねばならないのか……と気が遠くなりかけていた矢先、ガイアブックスさんに採用していただけたのですから、わたしの場合はもう幸運としか言いようがありません。

 今回採用された読書術の指南本の翻訳企画を思い立ったのは、悲しいほど縮小しつつある読書市場に、どうにか歯止めをかけられないかと考えていたからです。「読書をすれば、他人より早く出世できる……かもしれないよ」と挑発してくる『Read to Lead』をAmazonで偶然見つけて読み、これだ、と膝を打ちました。いつか自分がコンスタントに翻訳の仕事をいただける身になったときのために、今のうちに読書市場を広げておきたい――広げるのが無理でも、せめて現状維持くらいはしておきたい――と、なんとも実利的な下心から書いた企画書でした。

 思い返せば、わたし自身も大学に入るまでは、読書らしい読書とは無縁の人生を送っていました。それなのになぜ活字中毒になれたかといえば、上京後、〝時間はあってもカネはない〟学生のわたしに、親しい友人が大量の本を貸してくれたおかげです。『Read to Lead』には、かつてのわたしのように、本を買うカネもなければ読書経験もない、けれど本を貸してくれそうな友人だけはいる人間が、いかに読書量を増やしていくべきか、そのコツが事細かに書かれています。

 ガイアブックスのご担当者には、「わたしの企画書を見つけてくださって、ありがとうございます」としか言いようがありません。しかも、(当時)まだ訳書を1冊も出していなかったわたしに翻訳を任せてくださったのですから、その太っ腹ぶりにも感謝です。

 最後に、「持込ステーション」ご担当者にも、この場を借りてお礼を申し上げます。わたしが長年しつこく送り続けてきた冗長な企画書の一本一本に丹念に目を通し、必ずコメントを添え、時には不備をご指摘くださいました。その丁寧なご対応には、感謝してもしきれません。これからも新しい企画書を送り続けて、ご担当者さんのお手をわずらわせることになりますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

【編集者からのコメント】

 近年、読書離れや書店離れが進むなか、出版社として、改めて「本を読むことの価値」を読者の皆さまに伝えられる一冊を世に送り出したい、という思いがありました。そのような折に「出版持込ステーション」を通じて出会ったのが、本書『READ TO LEAD』と、翻訳者であり企画者でもある柴田さんでした。

 企画書を拝見したとき、「まさに探していたものに出会えた」「こういう本を世の中に届けたかった」という、うれしい気持ちになったことをよく覚えています。
 本書には、読書が私たちにもたらしてくれるさまざまな価値が詰まっています。企画を読み進めるうちに、日々の忙しさのなかで忘れかけていた「本を読む楽しさ」や「本から学ぶ喜び」を改めて思い起こすことができ、とても晴れやかな気持ちになりました。そして、この感覚をぜひ多くの読者にも味わっていただきたいと思ったことが、発刊を決める大きな動機となりました。

 本書はビジネス書でありながら、一般的なビジネス書とは少し趣を異にしています。数字や効率、成功のための方法論だけを追い求めるのではなく、「読むこと」「考えること」「学び続けること」の大切さを伝えている点に、大きな魅力があります。ビジネス書でありながら、どこかビジネス書らしくない。その独自性も、弊社が手掛けるタイトルとして非常にふさわしいと感じました。

 また、今回ご一緒させていただいた柴田さんのお仕事の丁寧さにも、たいへん感銘を受けました。企画から翻訳に至るまで細やかな心配りが行き届いており、その誠実なお仕事ぶりには、柴田さんのお人柄がそのまま表れているように感じます。
 翻訳についてもたいへん読みやすく、原書の内容を正確に伝えながら、自然な日本語として読ませる高い翻訳力をお持ちです。特に日本語の表現力の高さが印象的で、社内校正においても修正を加えた箇所はほんのわずかでした。優れた翻訳者の方とご一緒できたことで、編集作業も非常にスムーズに進めることができました。

 今回、弊社として初めて「出版持込ステーション」を通じて企画と出会い、一冊の本として発刊することができました。この経験を通して、出版社と新たな企画や才能を結びつける場としての魅力を実感し、今後もぜひ活用させていただきたいと考えております。
 このたびは、素晴らしい作品、そして素晴らしい翻訳者との出会いの機会をいただきましたことを、アメリアの皆さまと柴田さんに心より御礼申し上げます。ありがとうございました。