ご利用企業インタビュー

WIP ジャパン株式会社

大阪オフィスと東京オフィスの2本柱

1995年に大阪で設立された、今年13年目を迎える翻訳会社です。設立当初は大阪オフィスのみでしたが、徐々に東京の顧客が増え、2003年に東京オフィスを開設しました。

大阪オフィスでは言語サービス(翻訳・通訳等)をメインで行っており、東京オフィスではそれに加えて情報サービス(海外調査・Web マーケティング等)を提供しています。情報サービスは、言語サービスの分野で世界中のあらゆる言語を扱うスタッフのネットワークを広げてきた結果生まれたサービスで、海外に限定したリサーチ業務を請け負っています。

また、この過程においても翻訳の仕事が発生することがあり、ここでも登録翻訳者が活躍しています。

翻訳の取扱分野はIT等のマニュアル関係を中心に、多岐にわたっています。法律・医薬・金融・製造・半導体・通信・化学・建築不動産等です。

翻訳メモリーシステムTRADOSの導入も早く、自社でオンラインネットワークに対応したTM サーバを持ち、納期短縮、クオリティの向上を実現しています。

最近は、システム関係を受け持つ協力会社との提携により、ローカライズを一括して請け負う体制も整いました。

今後も増やしたい“パートナーリレーション”

WIPの強みは、世界に広がるネットワークです。これまでに取り扱いのあった言語数は139言語。海外スタッフは世界210カ国に広がっており、これらの人材が翻訳や海外リサーチの仕事を支えています。

毎年、着実に受注案件数を伸ばしているWIPでは、現在“パートナーリレーション”の強化を行っています。つまり、社内の翻訳コーディネーターが積極的にフリーランス翻訳者の方と連絡を取り、さまざまな言語のリソース(= 翻訳者)を増やすよう心がけているというわけです。

英語やフランス語など、需要の多い言語については、会社ホームページやアメリアを通して登録翻訳者の募集を行っています。希少言語の翻訳者については、具体的に募集を行っていなくても、自分から経歴書を送るなどのアピールが重要のようです。「希少言語については、お仕事が発生した時点で、ご連絡いただいている翻訳者リストの中から適する方を選び、ご相談させていただく形になります。その言語について、どの程度の運用能力があるのか、また語学力以外にどんな知識や経歴をお持ちなのか、ぜひアピールしていただきたいと思います」(東京オフィス翻訳コーディネーター)

登録翻訳者さんの会社訪問、大歓迎!

翻訳の仕事は、メールや電話、ファックスがあれば問題なくこなせます。その一方で、翻訳コーディネーターが翻訳者と顔を合わせる機会が以前よりも多くなってきているそうです。というのも、守秘性の高い案件が増えてきており、クライアントから「面談をしたことのある翻訳者にお願いしてほしい」という要望を受けることが多くなったのだそうです。

そうなってくると困るのが、地方在住、海外在住の翻訳者です。「頻繁にお会いする必要はなく、一度顔を合わせて、お話しさせていただけばよいので、遠くにお住まいの翻訳者の方は、東京・大阪にいらっしゃる機会があるときに、ぜひお立ち寄りください。『忙しいだろうからご迷惑では』などと気を遣っていただく必要はありません。私たちも、翻訳者のみなさんとお会いしておきたいと考えておりますので」

お仕事のしやすい翻訳者さんは? と尋ねたところ、「レスポンスの速い方。特に、翻訳後、クライアントから質問が来ることがあるのですが、それに素速くていねいに答えてくださる方は助かります」とのお返事でした。メールや電話での対応のよい方も、仕事のパートナーとして安心できるのだそうです。

東京オフィス 第2言語事業部 楠山芙美さん

みなさん、こんにちは。入社6年目の翻訳コーディネーター、楠山です。私が入社したのは2002年。大学卒業後、2年間英国に留学し、日本に帰ってきて、何か英語力を生かした仕事に就きたいと、最初に面接に行ったのがWIPの大阪オフィスでした。2005年から東京オフィスに移り、今に至っています。

本当のことを言うと、翻訳という仕事を特に目指したわけではなかったのです。そう、たまたま最初に面接したのがこの会社で……。でも、いろいろな人と触れ合い、さまざまな分野の知識がつくこの仕事はとても魅力的で、今は大いに楽しんでいます。

翻訳コーディネーターとして、私が常に気を付けていること。それは、依頼される仕事の最終的な目的にまで気を配ることです。私たちが扱っているものは翻訳です。お客様には翻訳が必要になった背景が必ずあるはずです。つまり、お客様にとって翻訳は最終目的ではなく、その翻訳を使って何かをすることが最終目的なのです。そのことを常に頭に置いて、お客様の最終目的の助けとなるような仕事をしていきたいと考えています。


IP のスタッフが現在取り組んでいること。それは「スタッフ全員が何か専門分野を持つ」ということです。みなさん、英語を極めてきた方たちだけに、その他の専門分野というと、お持ちでない方も多かったのだとか。

「もちろん、全員がいろいろな分野を担当するのですが、その中でも自分の興味のある分野を選び、その知識を深めていくと同時に、その分野に強い翻訳者さんの発掘にも力を注いでいくということです」(楠山さん)。例えば、楠山さんの場合は、分野別では“医薬”、ドキュメント別では“プレスリリース”を強化しているところだそうです。

そしてWIP では、その分野に強く、翻訳もていねいで、期限を厳守する、そんな信頼のおける翻訳者の方を“スーパートランスレータ”と呼んでいます。翻訳コーディネータ同様、翻訳者も専門分野を深めていくことはとても大切なことですね。

「翻訳者さんは、英語力は常日頃から磨いている方が多いと思いますので、ぜひ専門知識についても、より知識を深めていっていただきたいと思います」(楠山さん)