ご利用企業インタビュー

株式会社ホンヤク社

株式会社ホンヤク社翻訳など語学サービスをワンストップで提供

株式会社ホンヤク社は1972年創業の翻訳会社です。43年の長きにわたり「お客様の語学のあらゆるニーズに対応するランゲージ・ソリューション・カンパニー」を掲げ、翻訳をベースに多様なサービスを提供してきました。

「メーカー系を中心にさまざまな業種のお客様の翻訳ニーズに応え、工業、機械、メディカル、リーガル、金融、特許、マーケティングなど幅広い分野の依頼に対応しています。また、別会社として人材派遣・通訳・語学研修のサービスを展開してまいりましたが、2013年にこれらのグループ会社がすべて統合され、『翻訳』『通訳・人材派遣』『語学研修』の3サービスを提供するホンヤク社として新たにスタートしました。お客様の語学に関するニーズにワンストップで応えられる体制を整えております」(RCセンター 課長 成田崇宏さん)

また新規事業として、スピード・リサーチ・トランスレーションを提供するSRT サービスも開始しました。

「近年、海外進出を検討する企業様が増えています。そこで、弊社の語学に長けた人材を活用して、現地語での情報収集をスピーディーに行うなどお手伝いをするのがSRTサービスです」(成田さん)

さらに、同じく2013年に米国法人HONYAKU USA INC をカリフォルニア州に設立。西海岸に数多く進出している日系企業の翻訳ニーズに応えています。

英語を中心に多言語マニュアル翻訳にも対応

現在、社員は43名。そのうち翻訳事業部は、大きく分けて営業チームと制作チームで構成されています。

「さまざまな分野の翻訳を手掛けていますが、なかでも力を入れているのは工作機械などのマニュアル翻訳です。日本語から英語に、さらに多言語に展開したいというニーズがますます増えています」(成田さん)

言語別に最も多いのは日英・英日で約8割を占めています。次に多いのが中国語、韓国語。その他、西欧州言語(仏、独、伊、西、葡)、東南アジア言語(タイ、ベトナム、インドネシア)などにも対応。最近はロシア語も増えているそうです。

フリーランス翻訳者の募集・採用などは、RCセンターが担当しています。
「RCセンターはリソース・コントロール・センターの略で、母体は8年前に設けられました。以前は制作チームが翻訳者採用の業務も行っていたのですが、締切に追われるとどうしても採用業務が後回しになってしまいます。しかし、営業チームが専門性の高い分野を攻めたり、お客様から新たなニーズが発生したりする中で、それに対応できる新たな翻訳者さんを見つけることは非常に重要です。そこで、会社の方針として制作から切り離した独立した部署でリクルーティングに力を入れようということになりました」(成田さん)

翻訳力プラス柔軟性や対応の良さも重視

ホンヤク社の登録翻訳者は現在約2000名です。新規の募集は、同社のWebサイトで常時行っているほか、アメリアWeb サイトの「JOB」なども活用しています。

「どのように募集すれば良い方に出会えるか常に模索していますが、同業他社との交流の中でアメリアを利用しているという声が多く聞かれ、弊社でも2年前に協力会社として登録しました。これまでに14回、『JOB』への求人掲載や『会員プロフィール検索』を利用し、採用させていただきました」(成田さん)

「英語以外の翻訳者募集、チェッカーの急募、コンテンツの要約をしてくださる方の募集など、特別な案件が持ち上がった際に利用することが多いのですが、たいてい良い方が見つかるので非常に助かっています」(RCセンター 本田朝子さん)

翻訳者採用の際には、過去の実績よりもトライアルの結果を重視しているそうです。

「ベテランの方の中にはご自身のスタイルを確立されていて、弊社が指示した仕様にはあまり気を配っていただけない方もいらっしゃいます。それでは実際の仕事で困ることになりますので、案件ごとに違う仕様にもフレキシブルに対応していただけるかどうかを重視しています」(本田さん)

「メールのお返事の迅速さ、納期を守るか、などもトライアルのやり取りの中で見ています。実際に長く続いている翻訳者さんはそういう点がしっかりしていますから」(成田さん)

翻訳者やクライアントとのコミュニケーションを大切に

ホンヤク社の経営理念のひとつで、いちばん最初に掲げるのが「Best Communication」です。

「弊社では大小合わせて年間5000件ほどの翻訳案件を受注しています。翻訳は一つ一つがすべてオーダーメイドです。受注してから仕様が決まっていきますので、コーディネーターから翻訳者にお仕事を依頼するときも、それぞれの案件ごとにしっかりとコミュニケーションを取れるかどうかが重要だと考えています」(成田さん)

制作チームのプロジェクト・マネージャーやコーディネーターが個々の案件についてこまめにコミュニケーションを取るよう努める一方で、RCセンターは日頃の仕事のやり取りでは表れてこない翻訳者やチェッカーの方々の意見、同社への要望をくみ上げるように努力しています。

「外部スタッフとの関係強化を目指してアンケートを実施しました。翻訳者さんが常日頃感じているけれども、一つ一つの仕事のやり取りの中では言えないこともあると思います。仕事の進め方とか、コミュニケーションの仕方とか、改善できるところは改善し、仕事をしやすく、結果として良いものが作れるようにしていきたいと思っています」(本田さん)

「実は以前は翻訳者やチェッカーの方々との懇親会を開いていましたが、忙しい方々が果たして望んでいるのか?と中止になっていました。しかし今回のアンケートで、懇親会や勉強会があれば参加したいという方が多いことがわかりました。さっそく懇親会の再開を計画しています」(成田さん)

コミュニケーションを大切にしているのは、翻訳会社と外部スタッフの間だけではありません。クライアント企業とのつながりも大事にしています。

「営業は企業ごとに担当がおり、依頼があってから動くだけではなく、弊社の抱える人材で何かお手伝いできることはないか、日頃からお客様とのコミュニケーションを大事にして、仕事の創出にも力を入れています。SRTサービスはそのような中から生まれました。翻訳者の皆さんにお願いする仕事の量と種類を増やすためにも、受注の創出は重要なことだと考えています」(成田さん)

スタッフからひとこと!

よい翻訳に仕上げるために、コミュニケーションを大事にしているという同社。付き合いの長い翻訳者はどのような方なのか伺いました。

「弊社で長く活躍している翻訳者の方に共通している点は、常に学ぶ姿勢を忘れないところだと思います。特殊な内容の翻訳をどなたに依頼するか困ったことがありましたが、いつも勉強熱心な方にお願いしたところ快く引き受けてくださってとても助かりました」(成田さん)

「長くお付き合いのある翻訳者さんは、皆さんコメントの付け方が上手ですね。例えば、原文に不備があったときに『原文はこうでしたが、文脈から判断して、こう訳しました』とコメントを付けてくださって、お客様にお伝えしたところ『助かりました』と感謝されました」(本田さん)

コミュニケーションでは、受けるだけではなく与えることも大切です。

「我々RC センターは、翻訳者さんが仕事をしやすいようにサポートする役割も担っています。昨年から弊社Webサイト上でアプリケーションの機能や操作ヒントを紹介するコラム『原文ファイルのトリセツ』の連載を始めました。MS Word からスタートし、他のアプリケーションも取り上げていく予定ですので、ぜひご活用ください」(成田さん)

原文ファイルのトリセツ:
http://www.translatejapan.com/translation/news/index3.php