ご利用企業インタビュー

カクタス・コミュニケーションズ株式会社(旧 カクタス・ジャパン株式会社)



カクタス・ジャパンは、インドはムンバイに本社をおくカクタス・コミュニケーションズの日本法人として、2007年7月に設立されました。

親会社であるカクタス・コミュニケーションズは日本と非常に縁の深い会社です。会社を設立したインド人のアビシェック・ゴエル氏は、大学生のころに日本に来る機会があり、そのとき面会した東大教授との会話がきっかけで、“日本人研究者は自分が英語で書いた論文を英文校正してほしい”というニーズがあることを知ったのです。そこで大学を卒業するとすぐ2002年4月にカクタス・コミュニケーションズを立ち上げ、日本向け英文校正の仕事を始めたのでした。

ムンバイにはクリスチャンも多く、英語で育ち、英語がネイティブという人も少なくありません。そのなかでも、金融や医薬などの専門知識を持ち、なおかつ英文ライティングを極めた70人の社内エディターが英文校正に当たっています。最近は日本以外にも市場が広がり、現在、日本からの受注が約7割、残りは韓国、台湾、中国などからの依頼で、なかには欧米からの依頼もあるそうです。「日本人といえども、誰もが美しい日本語の文章を書けるわけではありません。それは英語ネイティブでも同じこと。だからネイティブが英語で書いた文章の英文校正の依頼も増えてきています」(事業推進部部長 湯浅誠氏)

同社では、英文校正・英文校閲のほかに英語テープ起こしの業務も請け負っています。英語で行われた会議のテープなどを、英文に起こすわけですが、お客様からは、それを日本語にしてくれないかといった要望も少なくありませんでした。日本法人は、日本の大学や企業の国際化支援を主な業務内容としていますが、その過程においても翻訳は必要不可欠です。そこで、本格的に翻訳業務を開始することにしたのだそうです。

同社が受注する翻訳の案件は、国際化のためにホームページの英語版を作る、海外市場向けのパンフレットを作成するなど、その7、8割を日英翻訳が占めています。最近は徐々に英日翻訳も増えてきて、国際会議のテープを起こした英文を日本語に訳す、インド政府が日本に向けて作ったホームページの日本語版を作る、などの仕事を受注してきました。

「特に英日翻訳の案件では、アメリア会員の方にお手伝いいただいています。また、翻訳コーディネーターの募集も行わせていただき、弊社立ち上げに際してさまざまな重要な業務に携わっていただきました」(湯浅氏)

英日翻訳の翻訳者は100%日本人翻訳者ですが、日英翻訳の場合は日本人翻訳者と英語ネイティブ翻訳者の両方にお願いするケースがあるそうです。

「主に英語ネイティブの方にお願いしますが、日本の文化背景を知らなければ訳せないような案件の場合は日本人翻訳者にお願いして、弊社のエディターが英文校正を行います」(翻訳コーディネーター門田薫氏)

本社に数多くの英文校正のプロをかかえるメリットを生かし、英語ネイティブではない日本人が書いた英文であっても、最終的には質の高い英文に仕上げて納品するシステムができあがっているのが同社の強みです。

「メディカル関係の論文の日英翻訳でも日本人翻訳者の方にお願いすることがあります。登録スタッフの中にメディカルの知識を持った方がいらっしゃったからなのですが、専門知識の有無は非常に重要なポイントで、英語ネイティブ翻訳者であるか、日本人翻訳者であるかよりも優先事項だと考えています。それにも増して優先するのはクライアントからの希望ですね。日本事情に詳しい日本人翻訳者をと指定される場合もあれば、外国人の目線で英語にしてほしいので英語ネイティブ翻訳者をと言われることもあります」(門田氏)

翻訳をお願いしたいと思うのは、ひとことで言うと“仕事に対して正直な方”ですね。訳文の間違いは、致命的なものでなければ、納品までの間に見つけることができますから、それほど問題ではありません。それよりも、「これは調べたがわからなかった」「二通りの考え方があり私はこちらを選んだが、クライアントに確認してほしい」など、正直に言っていただけると、翻訳者の方を信頼できますし、その後の仕事の手間が省けるので、またお仕事をお願いしたくなります。

それから“マメな方“というのもキーワードだと思います。例えば、こちらが聞かなくても、聞きたいと思うことを先に伝えてくださる方は、仕事がやりやすいなと感じます。

クライアントの中には、見積もりをなるべく早くほしいとおっしゃられる方もいます。そんなときは、“翻訳は非常にうまいがメールの返事はいつも翌日”の方よりも、“翻訳はまあまあメールの返事は速攻”の方にご連絡を取ろう
と思います。

Based on our experience in editing and English education for Japanese,I have a suggestion for Amelia translators. While it is important to stay true to the document’s meaning in the source language, a successful translator is one who has managed to translate a document such that it reads naturally even in the target language and has the required style. A pure sentence-by-sentence translation is not good enough, especially in the case of documents that are meant as content for websites, brochures, etc. In such cases, it is more important to make the text clear and powerful in each language, which could require a different flow of sentences.

カクタス・コミュニケーションズでは、英文校正の結果をお客様に返すときに、どのようなミスをしているのか、ひとことアドバイスを書いて渡していたそうです。そのサービスは非常に好評で、次の依頼のときに、そのミスが直っていることも少なくありませんでした。

この結果を受けて、日本人にとって英文校正のアドバイスは非常に効果があるとわかり、英語を書く能力を伸ばすためのサイト「i-osmosis」を立ち上げたとのことです。

「日本法人立ち上げの際に、アメリアを通して翻訳スタッフを募りました。そのなかのある方と話していたとき、英語教育に興味があるということがわかり、このサイト立ち上げを全面的に担当していただくことになりました。アメリアには優秀な人材が揃っており、とても助けられています」(湯浅氏)

サイトでは課題にそって書いた英語をネイティブが添削して返してくれます。やりとりはすべて英語で行われ、英検一級対策、研究者向け、英文ビジネスメールなど、さまざななコースがあります。