ご利用企業インタビュー

株式会社フォルテ

株式会社フォルテ

左が代表取締役、右が翻訳部門担当者

論文の英文校正・翻訳で28年の実績

株式会社フォルテは、科学技術論文の翻訳・英文校正サービスを提供する会社として1987年に設立されました。得意とする分野は依頼案件の約8割を占める医薬系です。その他、物理、工学、地球科学、人文科学など幅広い専門分野をカバーしています。

「依頼される案件で最も多いのは、日本人研究者の方ご自身が英語でお書きになった論文の英文校正で、年間1万件以上のご依頼があります。また、研究者の方が日本語で書いた論文を英訳するご依頼も約3000件あります」(翻訳部門 アシスタントマネージャー)

翻訳に関しては、日英翻訳の依頼が全体の6〜8割(分野によって異なる)と多いのですが、研究の参考にするために英語の論文を日本語に訳してほしいといった英日翻訳の依頼もあるそうです。

同社には論文の英文校正・翻訳を担当する学術部門のほかに、企業からの翻訳依頼を受ける企業部門もあります。

「製薬・医療機器などを扱う企業様を中心に、医薬品開発に関する書類の翻訳、カタログやパンフレットの翻訳などを請け負っています。また、翻訳に加えてメディカルライティングサービス(日本語・英語)も始めました。資料をご提供いただき、論文の作成・編集、ポスターやプレゼンテーション資料などご希望の制作物に仕上げるサービスを行っています」(企業部門マネージャー)

働く環境や研修制度で社員のキャリアアップを後押し

現在、社員は40人(そのうち25%は外国人社員)で、女性が多く働いています。働き方はオンサイトに限らず、自宅などで仕事をするテレワークなども採り入れ、大切な人材である社員が働き続けられる環境を整えているといいます。

「業界における28年の実績により、お客様から厚い信頼をいただいております。最近は新しい会社が参入してきて競争が激化していますが、弊社には優秀な社員がいますので、会社の将来も安泰であると確信しています。会社にとって最も重要なのは社員、そして仕事の質・顧客サービスに対する社員のコミットメントだと考えていますので、成長を続けたいと望む社員が家族の転勤などさまざまな事情があっても働き続けられるように、多様な勤務形態を用意していきます」(代表取締役 ウィリアム D. ステンソンさん)

経験豊かな社員を大切にする一方で、新人の育成にも力を入れています。例えば社内チェッカーの場合、まず入社後少なくとも半年間はトレーナーが仕事の内容をすべてチェックして指導を行います。翻訳者についても同様に詳細なフィードバックを行っています。

「例えば、細かいミスを見逃しがちな人、丁寧だが時間の掛かる人など、人によって得手不得手がありますので、それに合わせて指導の仕方・期間を変えます。スタート時点で専門知識がなくても、仕事を通して知識は身についていきますので心配はいりません。本人に成長したいという強い気持ちがあることが何よりも重要です」(翻訳部門担当者)

フリーランス翻訳者・チェッカーともにやる気とポテンシャルを重視

フリーランスの方は、翻訳者・チェッカーを含めて約160人が稼働。新規の募集は、同社HPやアメリアの「JOB」などを通して行っています。

「書類選考のうえ、トライアルに進んでいただくかどうかを決めますが、書類選考・トライアル採点のどちらにおいても、一番注目しているのはその方のポテンシャルです。トライアル時点でのレベルももちろん重視しますが、それ以上に今はまだ少し合格点に足りないけれどもフィードバックを行うことで伸びそうだと判断した方にはご登録いただきます。これまでに何百人ものトライアルを採点してきたベテランの担当者が、経験に基づいて判断しています」(翻訳部門担当者)

科学技術という専門性の高い分野ですから、いきなり翻訳をするのは難しいだろうと思われる場合は、チェッカーで経験を積んで翻訳者に移行するという道もあると言います。

「翻訳チェックにもさまざまなレベルがありますが、弊社の場合はケアレスミスや誤訳を見つけることはもちろん、原文のニュアンスが伝わる表現になっているか、といった深いところまで見ていただきます。英訳・和訳両方とも担当していただくこともあります。扱うドキュメントは興味深く、英文のレベルも高いので、チェックをしていてとても勉強になります。現在フリーランスの翻訳者とチェッカーを募集していますので、フォルテと一緒に成長したい!と思われる方は、ぜひトライアルにご応募ください。」(翻訳部門担当者)

わが社のここが自慢! 社員とともに常に進化をしつづける会社

会社にとって「人」が何よりも大切であると明言する同社代表のステンソンさん。人が育つから会社も進化する。社員も外部スタッフも人として成長し、キャリアアップしていける環境をつくることが会社の役割のひとつだと話します。

「社員が成長する環境づくりのために、わが社ではさまざまな取り組みを行っています。そのひとつとして、社員全員が参加して会社の強みや弱みを見つけるSWOT分析を1年ほど前に実施しました。その結果、他部署とのコミュニケーションをもっと強化すべきだという課題が見つかり、以来、日ごろ仕事でやりとりのない社員たちと私が意見を交わす場としてプレジデント・ランチを始めました。分析によって他にも課題がいろいろと見つかりましたので、その一つ一つにいま取り組んでいます」(代表取締役)

同社ではこれまでにも、品質マネジメントシステム「ISO9001」の認証、個人情報保護体制を構築している企業に与えられる「Pマーク」の認証を受けており、現在は子育てサポート企業に厚生労働大臣が与える「くるみん認定」認証取得に向けて取り組んでいます。

「ISO9001の認証に当たっては徹底的に品質マネジメントの見直しを行いました。例えば、翻訳やチェックの仕事に対するフィードバックシステムを開発し、良い点、悪い点ともに外部スタッフにもしっかりと伝えて、フォルテのパートナーとしてより成長していただけるしくみを構築しました。また同様に、仕事の流れをスムーズにするための独自開発システムも使用しています。弊社のバイリンガルコーディネーターについても、フリーランス翻訳者の方から『仕事がしやすい』『コミュニケーションが取りやすい』との声を数多くいただいております」(代表取締役)

また一方で、会社はその専門性を生かして社会に貢献する役割があると代表のステンソンさんは言います。いわゆるプロボノ(pro bono public〈ラテン語で「公益のために」〉)活動を幅広く実施しており、例えば難病の患者さんが海外に最先端治療を受けに行く際、必要となる医療や渡航に関する書類の英訳を無料で行う、学生の皆さんが書いた論文の英文校正を割引料金で受けるといったことを行っているそうです。

「企業にとって営利活動はもちろん大切ですが、それだけではなく社会にいかに貢献するか、社員・外部スタッフとともにいかに成長していけるかが何よりも重要なのです」(代表取締役)

スタッフからひとこと!

一つ一つの仕事で成長することが大事

論文を扱うからには、チェッカーといえども非常に高い専門知識が求められる気がしますが、同社の社内チェッカー募集の応募条件には、翻訳実績も専門知識も問わないとあります。これは、どうしてなのでしょうか。

「翻訳者への応募の場合は、ある程度のバックグラウンドが必要ですが、弊社のチェッカーは専門知識や経験は必須ではありません。自分がやるべきことを確実に行っているうちに知識や自信は自然についていきます。現に、弊社のチェッカーは未経験者が多く、文系出身者も採用しています。何よりも大切なのは仕事に対する熱意、成長したいという思いです。全力でサポートしますので、仕事を通して成長し、経験や知識を身に付けて大きな戦力になっていただきたいと思います」(翻訳部門担当者)

「フリーランスの方につきましては、トライアルに合格したらそれがゴールではなく、常に一つ一つの仕事の結果を見ながら、熱意や成長の度合いを私たちは見守り続けています。また、トライアルに不合格になったとしても、ぜひ次もチャレンジしてください。成長したい人、キャリアアップしたい人にとってフォルテは最適なビジネスパートナーです」(代表取締役)