ご利用企業インタビュー

エヌ・エイ・アイ株式会社

エヌ・エイ・アイ株式会社

NAIway 翻訳サービスチームの皆さん。
後列左より、高田さん、荒井さん、中村さん、
前列左より、プラウドラーさん、当麻さん、林さん

論文サポートとNAIway翻訳サービスの二本柱

 エヌ・エイ・アイ株式会社は自然科学・医学論文の翻訳・英文校閲サービスを提供する会社として1995年に創業しました。当初、利用者の多くは全国の大学の研究者の方々でしたが、そのうち口コミで評判が広がり、企業の研究開発に携わる方々からも引き合いがくるなど、認知度が高まっていったということです。

 顧客が増えるにつれ、翻訳の依頼は論文にとどまらず、例えば、大学のアニュアルレポートや留学関連書類、企業の契約書やマニュアル、各種ビジネス文書など、広がっていきました。また言語も、英語だけでなく他の外国語の翻訳も打診されるようになっていったといいます。そこで2002年に論文サポートとは別にNAIway翻訳サービスという新しい事業部を立ち上げ、幅広いジャンルの翻訳を受注する体制を整えました。

 また数年前に、3本目の柱としてバイリンガルサポート事業部を新たに立ち上げました。

 「弊社の持つバイリンガル人材とお客様の潜在的なニーズを結びつけたいとの思いから新サービスを開発しました。例えば『外国語スライドムービー』はお客様の画像素材にバイリンガルがナレーションを付けて数分の多言語スライドショーに仕上げるサービスです。インバウンド、アウトバウンドの需要に見合うサービスに育てていきたいと考えています」(営業チーム課長中村知之さん)

実務からエンタメまで幅広い分野、多言語にも対応

 同社でアメリアの「JOB」を積極的に活用していただいているのは、NAIway翻訳サービス事業部(以下、NAIway)です。部内スタッフは、翻訳コーディネーターが10名、ネイティブチェッカー兼翻訳者が1名、営業が3名です。

 「論文のみに絞ってサービスを提供している論文サポート事業部に対して、それ以外のあらゆる分野の翻訳を請け負うのがわれわれNAIwayです。お客様のご要望に幅広く応えたいということで、登録していただいている翻訳者は世界中に数千名規模いらっしゃいます」(NAIway翻訳サービスチーム課長トータル・コーディネーター高田一行さん)

 実務翻訳にとどまらず、出版、映像字幕や訳詞などのエンターテイメント、漫画・アニメ翻訳なども数多く手がけているそうです。なかでも最近需要が多いのはどのような分野か、尋ねてみました。

 「メニューなど、インバウンド関係の需要が伸びています。製品や原材料の輸出入の際に必要となる安全データシートの翻訳依頼も多いですね」(高田さん)

 あらゆる言語の翻訳ニーズに対応しているとのことですが、最近、ニーズが高まっている言語は何でしょう。

 「以前から多かった英語・中国語・韓国語に加えて、最近はタイ、インドネシア、ベトナムなど東南アジア系が増えています。お客様に日本企業が多いため、日本語から外国語への翻訳のほうが若干多いです」(高田さん)

英語以外の語学力や得意分野をぜひアピールしてほしい

 幅広い分野・言語の翻訳を請け負うNAIwayでは、あらゆるニーズに対応できるよう常に翻訳者を募集しています。

 「翻訳者の方には、まず履歴書・経歴書を送っていただき、弊社でお願いする仕事がありそうな方にはトライアルを受けていただきます」(高田さん)

 学習を終えたばかりで、まだ実務は未経験という方でもチャンスはあるそうです。

 「弊社が必要としている分野の勉強をしてきた方、希少言語を習得している方、英語以外の言語もできる方を特に求めていますので、そういう方なら実務経験がなくてもトライアルに進んでいただく可能性は大いにあります。ご自身の得意分野や学習歴については詳しく書いていただきたいと思います」(高田さん)

 トライアルでは、どのようなところに重点を置いて見ているのでしょうか。

 「課題はかなり難易度の高いものを用意しています。誤訳、スペルミス、訳抜けがないことはもちろん、原文の意味を深く読み込んで、内容を噛み砕いて翻訳できているかどうかを判断の基準にしています。また人名や商品名、社名などの固有名詞をきちんと調べて正規の表現にしているかもポイントですね。合格率でいうと、10%未満という狭き門になりますが、この先も翻訳者さんを増強したいと考えていますので、ぜひ多くの方にご応募いただきたいです」(高田さん)

わが社のここが自慢! 『とことん、きっちりお付き合い』を実直に守る

 「弊社は、21年前に論文サポート業務を請け負う会社をスタートさせました。論文は研究者の方が長年かけて研究してきた成果を世に発表するために書くものです。いわば自分の子どもを世に送り出すようなもの。われわれはそれをサポートする立場として、研究者の方とかなりの回数やり取りをして、その要望をくみ取りつつ、うまくコーディネートし、納得していただける最終形に仕上げていきます。仕事に対する理念『とことん、きっちりお付き合い』は、この姿勢を表したものです。社風として染みついておりますので、部署が違うとはいえ、この意識はNAIwayにも受け継がれています」(高田さん)

 実際にお客様とのやり取りの最前線に立つ営業チームの当麻汐美さんにもお話を伺いました。

 「お客様から『レスポンスが速い』『どんな小さな質問、疑問も逐一答えてくれる』といったお言葉をいただき、大変嬉しく思っています。翻訳というのは出来上がった商品を売るのとは違い、完成形が見えにくいサービスです。それだけに、お客様もいろいろと不安に思うことが多いはず。納品、そしてその後のアフターフォローは、どんなに細かいことでも素早く対応するよう、コーディネーター全員いつも心がけています」(当麻さん)

 「お客様への対応と同様に、翻訳者さんともきっちりお付き合いしています。翻訳者さんに不明点があったのでは、良い翻訳には仕上がりません。コミュニケーションを円滑にし、質問事項には素早く対応して、仕事のしやすい環境を整えるように気を配っています」(高田さん)

スタッフからひとこと!

お客様に納得いただける翻訳に仕上げるために

 お客様のニーズに合った、満足していただける翻訳を提供するために、ともに仕事をする翻訳者にはどのようなことを期待しているか伺いました。

 「最近、お客様の目が以前よりもかなり厳しくなってきているなと感じています。企業の担当者の方は、英語はもちろん最近では中国語が堪能な方なども少なくありません。そのぶん、厳しい目でチェックされることが多いのです。そんなとき、翻訳の質はもちろん重要なのですが、『原文とかなり違うが、なぜか』『ここをこう表現した理由は』といった問い合わせに明確に答えられることも大切だと感じています。弊社の場合、翻訳者の方にもチェッカーの方にも、気になった点があればコメントに残していただくようお願いしています。原文に何か問題があったのか、どういう解釈でこのように訳したのか、翻訳者の意図が伝わればお客様も『なるほど、こういうニュアンスなんだな』『確かに原文の整合性が取れていないな』と納得していただけることも多いのです。翻訳後の対応などは、翻訳者さんにとっては面倒なことかもしれませんが、そこも重要だと受け止めて対応してくださる方と、一緒に仕事をしていきたいですね」(高田さん)

 最後に、これからトライアルに挑戦しようと考えている方に、ひとことアドバイスをいただきました。

 「翻訳者さんがトライアルを受けるときは、自分のスタイルと合った翻訳会社を選んで受けることが大事だと思います。例えば、専門分野をお持ちでそれに絞って受注したい方なら、その専門分野に特化した翻訳会社がいいでしょう。NAIwayの場合は、分野を絞らず、どんな言語でもお客様のニーズに合わせて翻訳者さんをアサインすることを得意とする翻訳会社ですので、翻訳者さんにも自分の分野を限定するのではなく、ニーズがあれば、その周辺の分野にまで対応していこうという柔軟性のある方を求めています。スタイルが合えば仕事もお願いしやすくなると思いますので、そういうお考えの方に、ぜひご応募いただきたいです」(高田さん)