ご利用企業インタビュー

株式会社キーワーズ・インターナショナル

株式会社キーワーズ・インターナショナル

お話を伺った皆さん。左からビンデュさん、稲葉さん、大江さん、金さん

ゲーム業界に特化した豊富な知識と経験でお客様のグローバル展開をサポートする

 キーワーズ・インターナショナルはアイルランドで 1998年に創業、ローカライズサービスをスタートさせました。当初はゲームを中心に、医療やマーケティング、契約書などのローカライズや翻訳も行っていましたが、2005年には業務をゲーム分野に絞ることを決定。分野を限定する一方で、デバッグ(コンピュータのプログラムのバグを手直しする)やテスティング、音声収録など、ゲームに関する翻訳以外のサービスを加え、クライアントであるゲーム関連企業の海外展開を幅広くサポートする体制を整えていきました。現在は、翻訳、テスティング、オーディオ、カスタマーサポート、アートプロダクション等のサービスラインを揃えています。

 日本法人はアジアの拠点として 2009年に設立されました。その後、拠点数を次々と増やし、現在アジアではシンガポール、中国、インド、フィリピン、台湾にスタジオがあります。拠点により請け負う業務が異なり、翻訳に関しては日本とシンガポールを中心に、インドのチームを加えて 24時間体制でお客様のニーズに応えています。

 2013年夏にはロンドン取引市場への上場を果たしました。競合会社の買収や拠点となるスタジオの増設を積極的に行い、ますます事業拡大を図っています。

アジアの拠点、東京オフィスは翻訳関連のサービスラインを多く受け持つ

 東京オフィスでは約80名の社員が働いています。

 「スタッフの国籍は15ヵ国と多彩です。会社としての公用語は英語ですが、各自ネイティブ言語の知識を生かしつつ、グローバル企業の一員として活躍しています」(ゼネラル マネージャー〈アジア〉クリストファー ・M・ ケネディ)

 東京オフィスのメイン業務は、ローカライゼーション、デバッグ、カスタマーサポートの3つです。ローカライゼーション部門には、テキストファイルの技術的処理を行うローカライゼーション・エンジニア、外部翻訳者の登録業務等を行うベンダーコーディネーター、英日と日英、英韓であわせて7名の社内翻訳者、そして12名のローカライゼーション・プロジェクト・マネージャー(PM)らが揃っています。

 PMの稲葉治彦さんに最近の受注案件の傾向を伺いました。

 「あらゆるゲームがネットワークにつながるようになり、不具合の修正はもちろん、ユーザーを飽きさせないための新コンテンツ追加など、ネット配信で日々アップデートされることが一般的になってきました。そのため、以前からの大型案件に加え、例えば、5年前にリリースされて以来、ほぼ毎日、30ワードほどを十数カ国語にローカライズするといった少量だけれども継続的な案件も増えています」(稲葉さん)

ゲームの本編だけでなくゲーム周辺にもさまざまな翻訳ニーズが

 社内翻訳者は全社トータルで約50名。登録翻訳者は約1200名です。納期が非常に短いものなどは社内で翻訳しますが、基本的に翻訳は登録翻訳者にお願いして、社内翻訳者は納品された翻訳のレビューを行い、最終的な品質の管理をしているそうです。

 登録翻訳者はキーワーズ・インターナショナル全体で一括管理しています。翻訳者の募集や採用、案件に合った翻訳者の選択、PMに人材に関するアドバイスを行うのがベンダーコーディネーターです。

 「翻訳者募集は弊社のHPや翻訳関係のサイトから行っています。応募者の方にはトライアルを受けていただきますが、例えば日英なら7、8種類のジャンルの違う課題を用意してあり、その中から自分ができる分野を選んで翻訳していただきます」(ベンダーコーディネーター バルマ・ビンデュさん)

 登録翻訳者が翻訳する内容は、メインはゲームの本編ですが、それ以外にもいろいろあるそうです。

 「例えば、ホームページに掲載する記事やゲーム開発者のブログの翻訳、開発者向けの開発ツールのローカライズや、ゲームの使用許諾書のような契約書の翻訳もあります。ゲームに詳しい方はもちろん歓迎ですが、IT翻訳をはじめ実務翻訳経験者にもご応募いただきたいですね」(ビンデュさん)

わが社のここが自慢! 最先端テクノロジーに触れる国際色豊かな職場

 創業からおよそ20年、その間にはいくつかの転機がありましたが、なかでも大きな変化となったのが2005年、専門とする分野を絞り込んだことです。

 「ゲーム市場のさらなる拡大を予想し、専門性をゲームに集約させていこうと経営陣が会社の方向性を決定しました」(ケネディさん)

 それから10年、ゲームに特化したことで、より豊富な経験と実績を積み、ゲーム業界の中で信頼を得てきました。

 「ゲーム開発は実はテクノロジーの最先端にあります。ゲームがなければパソコンもこれほどのスピードで進化してこなかったでしょうし、VR(VirtualReality仮想現実)や『ポケモンGO』のようなAR(AugmentedReality拡張現実)も今後ゲーム開発のなかでより身近なものになっていくでしょう。われわれはそんな最先端の開発の現場で翻訳を行っています。実際に最新ゲームに触れ、完成度の高い芸術作品を見ながら翻訳ができるというのは、ゲーム、翻訳、またテクノロジーに興味のある者にとっては非常にやりがいのあることだと思います」(ケネディさん)

 そしてもう1つ、インターナショナルな社風も自慢できる点だとケネディさんは強調します。

 「15ヵ国から集まった同僚との仕事はいろいろな意味でとても刺激的で、退屈な日は一日もありません(笑)。ネットワークを通じて世界各国のスタッフとチームを組んでプロジェクトを進めていくので、日本にいながらグローバルな体験ができます。仕事はほとんどチームで動くので、まわりの同僚に助けてもらえますし、日々刺激を受けながら成長していける職場だと思います」(ケネディさん)

スタッフからひとこと!

ゲームに少しでも興味があれば歓迎します!

 現在もアメリアで求人を行っていただいている同社。スタッフの皆さんに、どのような人材を求めているか伺いました。

 「ゲーム翻訳者というと、かなりコアなゲームファンでないとできないと思われるかもしれませんが、一概にそうとも言えません。確かにゲームをよく知っていなければ難しいジャンルもありますが、例えば最近はモバイルゲームの案件も多いので、スマホゲームを遊んだことあるよ、というくらいでも大丈夫。興味がある方は、ぜひトライアルに挑戦していただきたいですね」(稲葉さん)

 「映画の世界を再現したゲームソフトもありますし、最近は漫画をベースにしたゲームも増えているので、それらに興味がある方も歓迎です」(ビンデュさん)

 「トライアルではゲームの経験などは一切問わずに、訳文のみを見て判定しています。ジャンルもいろいろありますし、ゲーム本体以外の翻訳、例えばウェブサイトの翻訳などもありますので、多くの方にトライアルに挑戦していただきたいですね(社内翻訳者 大江昌道さん)」

 また欠員が出た際には社内翻訳者も募集しています。

 「私は10年間フリーランスで翻訳をした後に社内翻訳者になりましたが、社内には英語ネイティブの同僚もいて、お互いに教え合ったりでき、自分がさらに成長できる環境だと思います」(大江さん)

 「家庭の事情で日によっては在宅勤務などフレキシブルな働き方も可能です。社内を経験してからフリーランスになった方は仕事をよく理解していただいているので、その後も継続的にお仕事をお願いしています。社内の雰囲気はとてもいいですよ。ぜひ一緒に働きましょう」(人事・事務担当者 金敬雅さん)